北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

9月議会開会

2014-09-02 | 珠洲市議会
珠洲市議会9月定例会開会。

7億3845万円の一般会計補正予算案など議案11件、H25年度の歳入歳出決算と公営企業会計決算の認定2件が提案された。
補正予算の主たるものは国民宿舎能登路荘の大規模改修で約4億5千万円。
最近業績好調、評判上々の能登路荘の北陸新幹線金沢開業に向けてのリニューアルである。
耐震化やバリアフリー、客室の改修などで、財源の多くは地域振興基金を使う。
この他、健民体育館の耐震化に1億1800万円など。

本会議前の議員全員協議会ではH25年度の普通会計決算状況の概要や財政健全化法に基づく健全化判断比率等について報告がある。
実質公債費比率は15.5%→14.3%へ。
将来負担比率は82.3%→48.6%へと大幅改善(早期健全化基準は350%)。
実質収支は2億1500万円余の黒字。
地方債残高は前年度比1.5%減。
経常収支比率は0.1ポイント減の89.7%。
こんな風に軒並み改善。
が、もちろん、市税収入が14.3%、地方交付税には47.9%を依存し、脆弱な財政基盤には変わりはない。

将来負担比率(将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率、0%に近い方がいい)が低いのは過疎債や辺地債など有利な起債のフル活用に負うところが大きく、そこに繰り上げ償還や職員構成の若返り(退職金積算額の低下)、基金積み立ての増加などが加わり、数値は大幅な改善となった。
当面、このあたりの数値は維持できそうとのこと。
明るい話だが、最大の不安要因は今後危惧される安倍政権の過疎地切り捨て政策。
あす発足する「まち・ひと・しごと創生本部」の動きを注視していかなければならない。

ところで、今日の一番明るい話。

   
   北國新聞(9月2日)

 なんと珠洲市の人口が前月比2人増加で、県全体の16人増加に大きく貢献!!






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