27日は朝7:00発の常磐線の特急でいわき市に向かう。
列車内で放射線測定器のスイッチを入れる。
新松戸駅あたりで走行中の社内でも数値が0.25μSvを表示する(上野では0.9~1.5)。
いわき市に到着。
駅前の数値は上野あたりとほとんど変わらない。日曜の9時過ぎなので人通りは少ないが、一見、原発事故の影響を感じさせるものは何もない。
ところが街中を少し歩くと、市役所近くの公園内で0.42μSvを記録する場所も。近くには犬を連れて散歩する人もいるが・・・。
そんな中、マラソン大会開催の看板。安全・安心をアピールすることも狙いの一つだと思うが、大丈夫かと心配になる。
集会前の時間を利用して、さらに常磐線を北上。つい先月まで計画的避難区域に指定されていた広野町に向かう。30キロ圏内であるが、比較的放射線量が低いということで解除された。しかし、町の広報紙を見ると市内27箇所の測定地点の数値は0.3~0.9あたりの数値を記録しており、政府のいう20mSv/年には達しないが、一般公衆の年間被曝限度量の1mSvをはるかに上回る数値である。
JR常磐線広野駅。途中の列車内でも0.4μSvを超えることがあったのでどんな数値になるだろうかと思ったが、駅前の数値は0.26μSv。
折り返しの電車にすぐ乗らないと集会前までに帰れないので、駅前通りだけをみるが人の気配はほとんどない。広野小学校、広野中学校もいわき市内で開設されている。
今年は耕作されていないので、水田は荒れている。
ここから先、常磐線は地図では仙台につながるが、途中の富岡町の駅は津波で流出したとのこと。富岡駅の手前には福島第一原発、そして向こうには福島第二原発があり警戒区域である。ここから先、列車がいつ走れるか、誰もわからない。
午後からいわき市内で「福島原発震災 生存権を守ろう!福島と全国を結ぶ 自治体議員と市民の交流会」に参加。
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の佐藤幸子さん、「いわき放射能市民測定室」の鈴木薫さん、「志田名荻地区放射能汚染から復興を考える会」の酒井忠平さん(上写真)、そして9月の明治公園6万人集会で感動的スピーチをした「ハイロアクション福島40年実行委員会」の武藤類子さんから福島の現状や今後の課題などについて報告がある。
佐藤さんは、汚染の実態を調査しようとしない行政に対して市民が集まり放射線の測定や情報の普及、ホットスポットの除染、そして避難などに向けた活動を展開してきたことを報告。
鈴木さんは市民測定室たらちねを今月13日を立ち上げた(ここは集会後視察させてもらう)。行政が汚染情報を隠し続ける中、自分たちで知識、情報を持つことが大切と訴える。
酒井さんは、いわき市内でも汚染レベルが高い地域に住む。山を一つ越えれば警戒区域の川内村だが、行政区で区切られ、「安全宣言」の中で除染の対応など放置されている。
行政以上の詳細な汚染マップを作成し、実情を訴える。
武藤さんは、事実を隠し、事故を過小評価する国を厳しく批判。自分のできること、得意分野で活動することが大事と話し、先月、経産省前で3日間のべ2000人が参加した「原発いらない福島の女たち100人の会」の活動を報告。年末も、さらに事故から1年となる来年3月にも、さらにダイナミックな行動を計画中。
その後、全国から参加した自治体議員からの発言と参加者の意見交換。
女川原発現地の運動の先頭に立ってきた阿部宗悦さんとも久しぶりの再会。今月13日に投票された女川町議選では娘の阿部きみ子さんが当選され二人揃っての参加。津波で自宅を流され、避難所暮らしの中での選挙戦とのことであったが、女川原発廃炉への決意を力強く語っておられた。
集会後、市民測定室を視察。
ボランティアによる運営であるが、放射線測定器は「未来の福島こども基金」などからの貸与や寄贈。ベラルーシ製とドイツ製とのこと。ひっきりなしに測定依頼が続く。
内部被曝を測定するホールボディカウンターは今日(28日)から正式に開始。
佐藤和良いわき市議によれば、試験運用の中で、北陸に避難していた人からも意外と高い数値が検出されたとのこと。食品による内部被曝は日本中、どこにいても油断できないと指摘する。
列車内で放射線測定器のスイッチを入れる。
新松戸駅あたりで走行中の社内でも数値が0.25μSvを表示する(上野では0.9~1.5)。
いわき市に到着。
駅前の数値は上野あたりとほとんど変わらない。日曜の9時過ぎなので人通りは少ないが、一見、原発事故の影響を感じさせるものは何もない。
ところが街中を少し歩くと、市役所近くの公園内で0.42μSvを記録する場所も。近くには犬を連れて散歩する人もいるが・・・。
そんな中、マラソン大会開催の看板。安全・安心をアピールすることも狙いの一つだと思うが、大丈夫かと心配になる。
集会前の時間を利用して、さらに常磐線を北上。つい先月まで計画的避難区域に指定されていた広野町に向かう。30キロ圏内であるが、比較的放射線量が低いということで解除された。しかし、町の広報紙を見ると市内27箇所の測定地点の数値は0.3~0.9あたりの数値を記録しており、政府のいう20mSv/年には達しないが、一般公衆の年間被曝限度量の1mSvをはるかに上回る数値である。
JR常磐線広野駅。途中の列車内でも0.4μSvを超えることがあったのでどんな数値になるだろうかと思ったが、駅前の数値は0.26μSv。
折り返しの電車にすぐ乗らないと集会前までに帰れないので、駅前通りだけをみるが人の気配はほとんどない。広野小学校、広野中学校もいわき市内で開設されている。
今年は耕作されていないので、水田は荒れている。
ここから先、常磐線は地図では仙台につながるが、途中の富岡町の駅は津波で流出したとのこと。富岡駅の手前には福島第一原発、そして向こうには福島第二原発があり警戒区域である。ここから先、列車がいつ走れるか、誰もわからない。
午後からいわき市内で「福島原発震災 生存権を守ろう!福島と全国を結ぶ 自治体議員と市民の交流会」に参加。
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の佐藤幸子さん、「いわき放射能市民測定室」の鈴木薫さん、「志田名荻地区放射能汚染から復興を考える会」の酒井忠平さん(上写真)、そして9月の明治公園6万人集会で感動的スピーチをした「ハイロアクション福島40年実行委員会」の武藤類子さんから福島の現状や今後の課題などについて報告がある。
佐藤さんは、汚染の実態を調査しようとしない行政に対して市民が集まり放射線の測定や情報の普及、ホットスポットの除染、そして避難などに向けた活動を展開してきたことを報告。
鈴木さんは市民測定室たらちねを今月13日を立ち上げた(ここは集会後視察させてもらう)。行政が汚染情報を隠し続ける中、自分たちで知識、情報を持つことが大切と訴える。
酒井さんは、いわき市内でも汚染レベルが高い地域に住む。山を一つ越えれば警戒区域の川内村だが、行政区で区切られ、「安全宣言」の中で除染の対応など放置されている。
行政以上の詳細な汚染マップを作成し、実情を訴える。
武藤さんは、事実を隠し、事故を過小評価する国を厳しく批判。自分のできること、得意分野で活動することが大事と話し、先月、経産省前で3日間のべ2000人が参加した「原発いらない福島の女たち100人の会」の活動を報告。年末も、さらに事故から1年となる来年3月にも、さらにダイナミックな行動を計画中。
その後、全国から参加した自治体議員からの発言と参加者の意見交換。
女川原発現地の運動の先頭に立ってきた阿部宗悦さんとも久しぶりの再会。今月13日に投票された女川町議選では娘の阿部きみ子さんが当選され二人揃っての参加。津波で自宅を流され、避難所暮らしの中での選挙戦とのことであったが、女川原発廃炉への決意を力強く語っておられた。
集会後、市民測定室を視察。
ボランティアによる運営であるが、放射線測定器は「未来の福島こども基金」などからの貸与や寄贈。ベラルーシ製とドイツ製とのこと。ひっきりなしに測定依頼が続く。
内部被曝を測定するホールボディカウンターは今日(28日)から正式に開始。
佐藤和良いわき市議によれば、試験運用の中で、北陸に避難していた人からも意外と高い数値が検出されたとのこと。食品による内部被曝は日本中、どこにいても油断できないと指摘する。
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