北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

珠洲市議会でタブレット講習会

2017-07-05 | 珠洲市議会


最初にはっきりと書いておくが、珠洲市議会として導入を決めたわけではない。

行政・議会向けのアプリを開発している会社と某通信会社の担当者による講習会が今日、全議員(1名は所用で欠席)を対象に開催された。タブレットを導入するとこんなことができますよ、導入した議会ではこんなことをやってますよ、こんな効果がありますよといった説明から、操作はこんなふうにやりますよという具体的な使い方の説明まで、結構密度の濃い講習。



ペーパーレス化で分厚い議案書を持ち歩く必要がなくなる、連絡文書ももちろんメール、様々な行政文書も管理されて検索も容易。
災害時の活用も進んでいる。議会改革をけん引する自治体は次々と導入し、成果もあげている。



と言ってもコストの問題はもちろんのこと、導入するとなれば全員対象が大原則。
この議員はタブレット、この議員はペーパーで・・・なんてやってたら事務局の業務はなお煩雑になる。
「わしゃ絶対につかわんぞ(つかえんぞ!)」という議員がいたらアウトである。
県内でも議会改革全国ベスト4位に入る加賀市議会(16早稲田大学マニュフェスト研究所調査)や白山市議会(同135位)、内灘町議会などがすでに導入しているが、検討を重ねつつも、導入には二の足を踏んでいる議会もある。



個人的には、今日説明を受けたアプリは資料に手書きで書き込みができること、検索機能が充実していること、今もっている私のタブレットに機能を付け加える形で簡単に移行できることなど、思っていた以上に使い勝ってがいいように思う。



議員活動がいままで以上にやりやすくなることは間違いだろうし、議員間の情報の共有化も大きく前進する(はず)。
導入によって議会が様変わりするくらい活用範囲も広そうだ。



よその議会ではベテラン議員でも、例えば委員会審議の途中でパッとデータを確認して素早く質問につなげているといった話も聞くが、さて珠洲市議会は・・・
これまでは本会議場や委員会審議でもパソコン、タブレットの持ち込みは禁止。
パソコンやタブレットを使いこなしている議員もいれば、ほとんど使わない議員もいる。
今日の講習の受け止め方はかなり幅があるだろう。
一気にICT化が進むのか、どうせ導入してもネコに小判、やめとこという声が多数でボツとなるのか。
それとも予算提案権をもつ市長から、ホントに使いこなして成果を発揮できるんですかぁ(信じられないなぁ・・・無理でしょう・・・)?とストップがかかるのか。
仮に導入に向けた議論が進むとしても、予算の問題だけでなく導入に向けた諸々の準備も必要なようだから、実際の導入はもっと先となる。





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