先月25日の阿蘇視察報告以降1か月近く、珠洲市議会の動きを全く報告しないままきてしまった。
まずは12月議会の日程はこちら。
そして昨日、今日と会議や委員会が続いたので少し報告を。
昨日は議員全員協議会。昨年から議員間の情報の共有化を進めるとともに議員間の協議をより頻繁に行うため、全員協議会を原則として毎月開催することになったが、諸々の事情から今年度に入り開催の先送りが続いていた。
昨日の全協は各常任員会の行政視察の報告はじめ議会関係の様々な取り組みの報告があった。
教育民生常任委員会からは7月の豊後高田市の教育行政と昭和のまちづくり、福岡市の70歳現役応援センターの視察報告。そして今月13日には市内の保育所のうち6か所を視察した報告があった。たまたま昨日のNHKニュースでは視察先であった豊後高田市の小中一貫教育が紹介されていた。
産業建設常任委員会からは10月の会津若松市の観光と米沢市の畜産振興の取り組みの視察、そして8月から閉鎖されている鉢ヶ崎の勝東庵の視察と今後の活用策を考える勉強会の開催の報告があった。
その他、議長会の知事要望や奥能登広域圏事務組合議会の台湾視察、さらに珠洲市病院運営協議会や国民保健運営協議会など、市議会から委員を出している協議会の会議内容などの報告がなされる。
さらに昨日の午後は行革特別委員会、今日の午前中は防災特別委員会、午後は地域振興特別委員会の開催と続く。
私は防災特別委員会にしか所属していないが、今日の午後の地域振興特別委員会も傍聴させてもらう。
この委員会、「地域振興」というばっくんとした名称だが、実は目的ははっきりしている。
いまからさかのぼること10年前、関電・中電・北電の3電力が珠洲原発計画の「凍結」、事実上の撤退を表明した。この時、市民に長年迷惑をかけたというお詫びの意味というか、私から見れば「手切れ金」だが、各社それぞれから珠洲市に9億円の寄付があり、さらに市からの1億円を加えた28億円からなる「地域振興基金」なる基金が珠洲市に設けられた。使い道が全く自由なお金である。自治体にとってこんなありがたい財源はないが、ときの市長の人気取りのためのバラマキ予算にしてはいけないし、原発立地による莫大な財源が夢と消えた中、無駄遣いは許されない。ということから市民からなる地域振興策検討会や基金充当の是非を判断する市外有識者からなる地域振興基金運用審議会が設置された。さらに議会としても運用のチェックにかかわっていこうということで作られたのがこの特別委員会である。
各特別委員会はそれぞれ今年度に入って初めての開催。
会議の持ち方も、特別委員会だからこその各課横断的な審議や、この課題がまさに緊急を要するといった絞り込みに乏しく、特別委員会の在り方については疑問を投げかける内容だったが、12月議会を前にして争点を浮かび上がらせるという意味ではいいタイミングだったかも。
さて来月3日からの12月議会。一番の注目は来年6月に任期満了を迎える泉谷満寿裕市長の3期目の出馬表明である。市長は意欲満々。常識的には自民党議員を中心とした政友会を代表して会派代表の新谷栄作議員から出馬の意思を問う質問があるのかと思う。
ところがここにきて政友会の中にも公然と市長批判の発言を繰り返す議員が登場したり、7年前の初当選時以来、市長を支持してきた市内の有力支持者が相次いで市長と距離を置きはじめたりと、なにやら不穏な動きも。
ということで12月議会もぜひ注目を。
まずは12月議会の日程はこちら。
そして昨日、今日と会議や委員会が続いたので少し報告を。
昨日は議員全員協議会。昨年から議員間の情報の共有化を進めるとともに議員間の協議をより頻繁に行うため、全員協議会を原則として毎月開催することになったが、諸々の事情から今年度に入り開催の先送りが続いていた。
昨日の全協は各常任員会の行政視察の報告はじめ議会関係の様々な取り組みの報告があった。
教育民生常任委員会からは7月の豊後高田市の教育行政と昭和のまちづくり、福岡市の70歳現役応援センターの視察報告。そして今月13日には市内の保育所のうち6か所を視察した報告があった。たまたま昨日のNHKニュースでは視察先であった豊後高田市の小中一貫教育が紹介されていた。
産業建設常任委員会からは10月の会津若松市の観光と米沢市の畜産振興の取り組みの視察、そして8月から閉鎖されている鉢ヶ崎の勝東庵の視察と今後の活用策を考える勉強会の開催の報告があった。
その他、議長会の知事要望や奥能登広域圏事務組合議会の台湾視察、さらに珠洲市病院運営協議会や国民保健運営協議会など、市議会から委員を出している協議会の会議内容などの報告がなされる。
さらに昨日の午後は行革特別委員会、今日の午前中は防災特別委員会、午後は地域振興特別委員会の開催と続く。
私は防災特別委員会にしか所属していないが、今日の午後の地域振興特別委員会も傍聴させてもらう。
この委員会、「地域振興」というばっくんとした名称だが、実は目的ははっきりしている。
いまからさかのぼること10年前、関電・中電・北電の3電力が珠洲原発計画の「凍結」、事実上の撤退を表明した。この時、市民に長年迷惑をかけたというお詫びの意味というか、私から見れば「手切れ金」だが、各社それぞれから珠洲市に9億円の寄付があり、さらに市からの1億円を加えた28億円からなる「地域振興基金」なる基金が珠洲市に設けられた。使い道が全く自由なお金である。自治体にとってこんなありがたい財源はないが、ときの市長の人気取りのためのバラマキ予算にしてはいけないし、原発立地による莫大な財源が夢と消えた中、無駄遣いは許されない。ということから市民からなる地域振興策検討会や基金充当の是非を判断する市外有識者からなる地域振興基金運用審議会が設置された。さらに議会としても運用のチェックにかかわっていこうということで作られたのがこの特別委員会である。
各特別委員会はそれぞれ今年度に入って初めての開催。
会議の持ち方も、特別委員会だからこその各課横断的な審議や、この課題がまさに緊急を要するといった絞り込みに乏しく、特別委員会の在り方については疑問を投げかける内容だったが、12月議会を前にして争点を浮かび上がらせるという意味ではいいタイミングだったかも。
さて来月3日からの12月議会。一番の注目は来年6月に任期満了を迎える泉谷満寿裕市長の3期目の出馬表明である。市長は意欲満々。常識的には自民党議員を中心とした政友会を代表して会派代表の新谷栄作議員から出馬の意思を問う質問があるのかと思う。
ところがここにきて政友会の中にも公然と市長批判の発言を繰り返す議員が登場したり、7年前の初当選時以来、市長を支持してきた市内の有力支持者が相次いで市長と距離を置きはじめたりと、なにやら不穏な動きも。
ということで12月議会もぜひ注目を。
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