今日の午後は金沢で「柚木光さん 感謝の集い」に参加する。柚木さんは今年の3月まで石川県教組執行委員長を務め、平和運動センター代表や連合石川副会長、「志賀原発を廃炉に!」訴訟原告団事務局長などの要職も歴任してきた。まさに県内の民主教育、平和運動、脱原発のたたかいを牽引してきた柚木光さんと所縁の深い人が集まって、長年の活躍に感謝する集いである。
私もたくさんの思い出があるが、その中の一つとして平和運動センター代表就任後初めての「新春の集い」でのあいさつがある。
父親が満蒙開拓団だったことに触れ、私にとっては全く聞いたことのなかった満蒙開拓団の研究者や生存者の名前をあげ、その研究成果を紹介しながら、満蒙開拓団とは何だったのか、私たちはもっと学ぶべきではないかと語った。私にとってはこのあいさつが先日の長野視察での満蒙開拓平和記念館訪問につながっていった。
新春のあいさつにしてはちょっと異色のあいさつだったが、どんな大きな問題でも自分に引きつけ、自分でしか語れない言葉で伝えていく。
毎年新春の集いに来賓として参加する谷本知事も「ちょっと長いが・・・」と苦笑しながらも毎年柚木さんのあいさつは楽しみにしているとのことだった。
今日の最後のあいさつでも内灘闘争に始まり、パリコンミューン、一向一揆、教育基本法改悪阻止のたたかいなど、歴史の教訓から現場のたたかいまで縦横無尽に織り交ぜての語りは久々の柚木節だった。
「いちご白書をもう一度」の世界ではないが、北陸労金石川県本部長に就任し、トレードマークのひげを剃り落し、連日スーツ姿となり、こぶしを振り上げる機会もない。ややストレスのたまる日々かと思うが、自らの課題に挑む姿勢は変わらない。
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