北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

県内図書館視察

2012-11-30 | 活動報告
 29、30日と同僚議員3人とともに県内の6つの図書館を視察。
 衆議院選挙を目の前に控え、輪島のがれき問題も風雲急を告げる中、厳しい日程ではあるが、衆議院解散前にすでに決めていた日程であり、私が呼びかけた議会内の勉強グループの初めての視察ということもあり、予定通りの実施となった。

 視察のテーマを図書館にしたのはいうまでもなく1974年に建設された珠洲市の図書館をどうするかが市政の重要な課題のひとつとなっているからである。新図書館建設の是非、あるいは建設しようがしまいが図書館機能の充実は当然ながら必要であり、そういう思いからの視察である。

 まずは能美市立根上図書館へ。
 
 学習センターと合わせた施設全体の総事業費は23億円。
 ユニバーサルデザインを採用した施設はどのコーナーをみても利用者の立場に立ったきめ細かい配慮がなされている。




 2番目は白山市立松任図書館と、その中にある学校図書館支援センター。私は今年7月の教育総研の視察に続いて2回目の訪問である。

 学校図書館支援センターは文字通り学校図書館を支援する組織であるが、学校図書館が弱いから支援するのではなく、全く逆である。白山市は市内全小中学校に司書が配置され学校図書館は県内1充実している。活発に機能しているからこそ、必要となるのが支援センターである。

 各学校から依頼された資料が毎週配送されていく。


 施設内のこども図書館も充実している。 

 3番目は今年4月1日に会館した、県内で最も新しい図書館であるかほく市立中央図書館。
自治体合併による3図書館の統合である。

 
ホームページでみた豪華なイメージは建物正面2階までの総ガラス張りの設計と内装がきれいな白を基調にしていたからか。施設全体はいかに建設予算を削減するかにかなり心が砕かれている。


 施設は質素だが、「読書のまちづくり】の運動が展開されている。写真は市民の読書日記。

 続いてスケジュールに若干余裕ができたので予定に入れていなかった七尾市立図書館を短時間だが視察し、5番目の中能登町立鹿島図書館へ。
 
 図書管理のICタグを県内の公立図書館では最もはやく導入したということで視察先に組み込んだが、ICタグだけでなく館内の様々な工夫、そして家読(うちどく)運動の推進という活発な図書館活動など学ぶこと大。
 
 ICタグによる自動貸し出し機。


 図書館司書の果たす役割は大きい。

 最後は穴水町立図書館。

 震災復興で穴水駅前に児童館などとの併設施設「さわやか交流館プルート」の中につくられた。
 新施設建設で利用者、貸出数いずれも1.5倍に伸びたとのこと。


 財政豊かな自治体は床暖房というところもあるが、そこまでできなくてもこういう心配りはうれしい。

 以上、6カ所の視察。選挙が終わり、年明けになるかもしれないが4人で報告書を作成する予定である。


コメントを投稿