北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

だんだん見えてきた衆議院選挙の構図

2012-11-22 | 選挙情報
 「第3極」騒ぎがようやく落ち着いてきて、今度は「第3極」の中の「最右翼」争いである。
 この「最右翼」とは「もっとも有力な候補者」という意味ではなく、文字通り最も右翼的な威勢のいい主張争いという意味である。

 これら第1、第2、第3に対する「第4極」とはいいたくないが・・・とは社民・福島党首も言っていたが、大きな1、2、3極に政策的に対抗するのは反新自由主義、脱原発、護憲・平和勢力という構図である。

 さて、なぜ右翼的発言が選挙に向けて幅を利かせるのか。
 今日の朝日新聞は「天敵いなくなった右」というテーマで、新右翼団体「一水会」顧問の鈴木邦男さんのインタビュー記事を掲載している。
 
 朝日の鈴木邦男さんのインタビュー記事では9月19日の「愛国」をめぐる話も非常興味深かったが、今回もいまの政治状況を考えるうえで示唆に富む発言が数多くある。

・右翼というのは社会の少数派として存在するから意味があるのであって、全体がそうなってしまうのはまずい。

・国家が思想をもつとロクなことにならないですよ。必ず押し付けが始まりますから。

・いま右翼的な発言をしている人は、天敵がいなくなった動物みたいなものですよ。このままでは生態系が破壊されてしまうのではないかと心配です。

・左翼は大きな理想を語り続けるべきで、現実に迎合したらおしまいです。その結果、世の中がどんどん右寄りになって・・・

・政治が(右翼の)街宣車と同じレベルで困ります。

・自由のない自主憲法よりは自由のある占領憲法の方がまだいいし、アメリカから押し付けられた憲法を変えようと頑張った結果、よりアメリカに従属するなんて笑えない冗談です。

 ・・・などなど。

 ぜひ全文の一読をおすすめしたい。


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