三上智恵監督の映画第三弾「標的の島 風(かじ)かたか」の県内縦断自主上映会のトップを切って今晩6時からラポルトすずで珠洲地区上映会が開催された。
「標的の村」「戦場ぬ止(とぅどぅ)み」に続く今回の作品は、辺野古や高江のたたかいに加え、石垣島や宮古島で計画される自衛隊基地建設反対のたたかいも取り上げ、沖縄の現代史を鋭く描く。
が、それは決して「沖縄は大変やね」で済ますことのできない、まさに私たちに迫る危機であることを見る者に突き付けていく。
沖縄の皆さんに大きな基地負担をかけながらも、それで日本の平和は守られていると感じている日本人は結構多いかもしれない。
ところがアメリカはそんな次元で動いているわけではなかった。
辺野古、高江のたたかいに続く石垣島、宮古島のたたかいによって、「標的の島」は実は沖縄ではなく「日本列島」なんだということが明らかになっていく。
日本列島全体を「標的の島」とすることによって自国の平和を守る、これがアメリカの軍事戦略だ。
「風かたか」は風よけの意。
沖縄を風よけ、弾除けにして、日本本土の平和な暮らしがこれからも続くと思うのはとんでもない錯覚。
日本列島自体が米国の風よけ、弾除けにされていることに気づかず暮らす私たちの意識に対する強烈なブラックジョークである。
私たちに迫る危機はこれにとどまらない。
2つ目の危機は、民主主義の危機。
3つ目の危機は平和憲法の危機。
沖縄のたたかいは、日本の危機、日本に暮らす私たちみんなの危機をあぶり出していく。
今日の上映に先立ち、珠洲地区実行委員会を代表してのあいさつは沖縄での3年間の暮らしを終え、帰ってきたばかりの坂本菜の花さん。
北陸中日新聞で連載の「菜の花日記」でもおなじみだ。
まずは知ること、そして人間関係をつくっていくことを通じて、基地問題、沖縄問題も自分の課題として見えてくると、沖縄での経験を踏まえて語る。
閉会のあいさつは砂山信一先生。かつての珠洲原発反対運動の経験も踏まえながら、国策とは何かを問う。
準備が遅れ、PRも不十分なままの開催で参加者が心配されたが、幅広い年代(高校生以下が3人)からの参加者で、男女比もほぼ半々。上映後には参加者が互いに感想を語り合う時間も設ける。
映画の感想にとどまらず、小さくても自分でできることは何か、想いを語り合う時間となった。
「標的の村」「戦場ぬ止(とぅどぅ)み」に続く今回の作品は、辺野古や高江のたたかいに加え、石垣島や宮古島で計画される自衛隊基地建設反対のたたかいも取り上げ、沖縄の現代史を鋭く描く。
が、それは決して「沖縄は大変やね」で済ますことのできない、まさに私たちに迫る危機であることを見る者に突き付けていく。
沖縄の皆さんに大きな基地負担をかけながらも、それで日本の平和は守られていると感じている日本人は結構多いかもしれない。
ところがアメリカはそんな次元で動いているわけではなかった。
辺野古、高江のたたかいに続く石垣島、宮古島のたたかいによって、「標的の島」は実は沖縄ではなく「日本列島」なんだということが明らかになっていく。
日本列島全体を「標的の島」とすることによって自国の平和を守る、これがアメリカの軍事戦略だ。
「風かたか」は風よけの意。
沖縄を風よけ、弾除けにして、日本本土の平和な暮らしがこれからも続くと思うのはとんでもない錯覚。
日本列島自体が米国の風よけ、弾除けにされていることに気づかず暮らす私たちの意識に対する強烈なブラックジョークである。
私たちに迫る危機はこれにとどまらない。
2つ目の危機は、民主主義の危機。
3つ目の危機は平和憲法の危機。
沖縄のたたかいは、日本の危機、日本に暮らす私たちみんなの危機をあぶり出していく。
今日の上映に先立ち、珠洲地区実行委員会を代表してのあいさつは沖縄での3年間の暮らしを終え、帰ってきたばかりの坂本菜の花さん。
北陸中日新聞で連載の「菜の花日記」でもおなじみだ。
まずは知ること、そして人間関係をつくっていくことを通じて、基地問題、沖縄問題も自分の課題として見えてくると、沖縄での経験を踏まえて語る。
閉会のあいさつは砂山信一先生。かつての珠洲原発反対運動の経験も踏まえながら、国策とは何かを問う。
準備が遅れ、PRも不十分なままの開催で参加者が心配されたが、幅広い年代(高校生以下が3人)からの参加者で、男女比もほぼ半々。上映後には参加者が互いに感想を語り合う時間も設ける。
映画の感想にとどまらず、小さくても自分でできることは何か、想いを語り合う時間となった。
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