昨日、金沢で講演をおこなった福島原発告訴団・団長の武藤類子さんの本を紹介したい。
武藤類子さんの名は福島県内で反原発運動に関わってきた人なら誰もが知っていたかもしれない。
だけど、全国の多くの人が「福島の武藤類子さん」を知ったのは昨年9月19日、明治公園で行われた「9.19さようなら原発5万人集会」(6万人が集まった)の会場だ。私もその一人だ。
彼女は福島からの参加者を代表して「福島からのアピール」をおこなった。
会場は静まり返り、全参加者が彼女のアピールに視線と耳を集中させた。
事故から半年が経過し、マスコミを通じて連日原発事故情報が流れない日はないし、インターネットの世界でもフクシマ情報は溢れるほど飛び交っていたが、そんな中で聞いた彼女のアピールは一言一言に実に大きな力があり、深い意味があり、すべての参加者の心を大きく揺さぶった。
彼女のアピールは当日からインターネット上に動画投稿され、さらに数日のうちに英語、中国語、フランス語、ドイツ語などに翻訳され世界に広がっていった。
この本は、この時の彼女のアピールを全文掲載し、さらに武藤さん本人による3.11当時の状況や原発への思い、これまでの生き方、暮らし方などを綴った「福島からあなたへ」というメッセージ、武藤さんの友人の安積遊歩からの言葉と、この本の掲載されている写真を撮ったフォトジャーナリスト森住卓さんからの言葉、そしてアピールの英訳版が掲載されている。
昨日の講演で彼女は、人の罪を問うことは自分の責任も問われることを意味すると語っていたが、まさに彼女はその責任に耐えうる生き方をしてきたし、だからこそあのアピールができたんだと納得させられる一冊である。
森住さんの写真も素晴らしい。
原発問題に興味のある人、あまり関心のない人、原発情報はもういいやという人、すべての人におすすめの本である。
武藤類子さんの名は福島県内で反原発運動に関わってきた人なら誰もが知っていたかもしれない。
だけど、全国の多くの人が「福島の武藤類子さん」を知ったのは昨年9月19日、明治公園で行われた「9.19さようなら原発5万人集会」(6万人が集まった)の会場だ。私もその一人だ。
彼女は福島からの参加者を代表して「福島からのアピール」をおこなった。
会場は静まり返り、全参加者が彼女のアピールに視線と耳を集中させた。
事故から半年が経過し、マスコミを通じて連日原発事故情報が流れない日はないし、インターネットの世界でもフクシマ情報は溢れるほど飛び交っていたが、そんな中で聞いた彼女のアピールは一言一言に実に大きな力があり、深い意味があり、すべての参加者の心を大きく揺さぶった。
彼女のアピールは当日からインターネット上に動画投稿され、さらに数日のうちに英語、中国語、フランス語、ドイツ語などに翻訳され世界に広がっていった。
この本は、この時の彼女のアピールを全文掲載し、さらに武藤さん本人による3.11当時の状況や原発への思い、これまでの生き方、暮らし方などを綴った「福島からあなたへ」というメッセージ、武藤さんの友人の安積遊歩からの言葉と、この本の掲載されている写真を撮ったフォトジャーナリスト森住卓さんからの言葉、そしてアピールの英訳版が掲載されている。
昨日の講演で彼女は、人の罪を問うことは自分の責任も問われることを意味すると語っていたが、まさに彼女はその責任に耐えうる生き方をしてきたし、だからこそあのアピールができたんだと納得させられる一冊である。
森住さんの写真も素晴らしい。
原発問題に興味のある人、あまり関心のない人、原発情報はもういいやという人、すべての人におすすめの本である。
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