北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

ストレステスト

2011-07-06 | 脱原発
 国会再開、いきなり飛び出したのが九州電力のやらせメールとストレステスト。

 やらせメールは九電の体質というより全電力会社や原子力ムラに共通の体質。つまり自らが置かれた社会的立場が全くわかってないということ。
 原発の再稼動の是非が立地自治体だけでなく周辺自治体、さらには都市部の市民も含め全国民的な課題として議論されているときに、やらせメールとは開いた口がふさがらない。
 さすが共産党の情報収集力で久々のヒットだが、情報提供者はこのまま玄海を動かしたら危ないとわかっている関係者の告発か。
 九電社長のインタビューも見事。「指示はしてない」ということは、知ってたと白状したようなもの。社長辞任は当然。
 経産省のやらせ説明会とあわせて1本。玄海の再稼動要請は撤回すべきである。

 菅総理のストレステスト実施も驚きである。最低最悪の事態を想定した原発の健全性審査のこと。欧州では3.11以降各国で取り組んでいるようで結果が出るまで10ヶ月はかかるという話もある。
 もっとも、菅内閣の延命策の一つとして出てきた思いつきテストか、玄海以外の原発の再稼動も視野に入れてのアリバイ検査なのか、その意図するところや国会答弁の背景もわからないので、どんな検査になることやら。
 この間、玄海原発再稼動容認に動いた玄海町長や佐賀県知事を決して支持はしないし評価もしない。しかしさすがにこのタイミング。小バカにされたよう、という玄海町長の惨めそうなコメントを聞き、私もさすがに同情してしまう。

 松本復興担当大臣の暴言辞任に続く内閣の迷走、暴走。
 ストレステストというのは菅内閣に対する国民のストレス調査かと思ったのはおそらく私だけではないだろう。
 


コメントを投稿