北野進の活動日記

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TPP交渉 「最強チーム」でも国益は守れない!

2013-07-19 | 選挙情報
 以下は6月28日付け日経新聞の記事。

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TPP交渉、110人体制で 首席交渉官代理に大江氏

 政府は28日午前の環太平洋経済連携協定(TPP)に関する関係閣僚会議で、7月下旬から日本が加わる交渉参加国による会合に臨む体制について、現在の約70人から約110人に増やす方針を決めた。鶴岡公二首席交渉官を補佐する首席交渉官代理に、前パキスタン大使の大江博氏を起用。関税や投資などの21分野ごとの交渉を担当する19人の交渉官を配置する。

 閣僚会議にはTPPを担当する甘利明経済財政・再生相や菅義偉官房長官、茂木敏充経済産業相らが出席。7月のマレーシアでの会合を控え、現在の交渉状況や今後の情報提供のあり方などを確認した。交渉や情報収集を取り仕切る鶴岡氏を7月22日付で政府代表に任命する。全体の陣容は当初予定の100人規模から約1割増やした。

 経財相は記者会見で「オールジャパンの最強の交渉チームで国益の実現のために全力を尽くしたい」と強調。各国による交渉の進展状況に関しては「日本が決定的に後れを取っている場面はない。日本の関心事項はまだ終結しておらず、交渉の余地がある」と述べた。

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 今月15日からマレーシアで開かれているTPPの第18回交渉会合だが、日本は米議会の参加承認手続きの関係で23日午後からはじめて参加する見通しとなっている。今回の交渉会合は25日までなので、わずか2日余りの「短期決戦」となる。
 
 甘利大臣は国益実現のため、交渉開始に向けて最強の交渉チームを組んだとのことだが、いきなり安倍首相自ら「最強チーム」を否定している。

 今月10日、金沢に入り山田候補の応援演説でマイクを握った安倍首相は、山田候補を持ち上げ、次のように述べた。
「TPPで国益を守るため海外ときっちり交渉できる人材が必要だ」

 昨日(18日)は安倍首相の実弟の岸信夫自民党衆議院議員も山田候補の応援で羽咋市に入ってマイクを握り、TPP交渉に関し、
「元農水審議官の山田氏さんの力が必要だ。国を守るために山田さんの力を使わせてほしい」と支援を呼びかけたとのこと。(北國新聞7月19日)

 選挙だから、あちこち行って候補者をヨイショ!ヨイショ!するのはわかるが、語るに落ちるとはこのことか。
 


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