ブログ仙岩

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早苗の水田をみて小川江筋を思う

2016-06-08 09:05:29 | 問題
荒野を潤す疎水で有名な安積疎水、しかし草野の沢村神社に祀られている平藩「沢村勘兵衛」が1650年代磐城地方が大干ばつに見舞われ、その状況の視察、泉崎の住職と相談して小川江筋の着工となった。

現在、磐城小川江筋からの疏水により田植えができているが、その小川江筋の言葉さえ知らない人が多い。

いわき市の中心部である平、小川、四倉を包含し、農業用水ばかりでなく水道水にも一部利用され、地域経済に不可欠な施設となっている。

江筋の延長は現在28kmであるが、江筋の用水で約900haの水田が耕作され、農業が地域の基幹産業の一つとなっている。が夏井川の小川地区にある取り水である堰は誰でも知っている。

しかし、始点の小川、平窪、片寄、絹谷、四倉名木を通って、仁井田川の戸田が終点出水口の案内はない。また、戸田地区の農家で畑で作業している方に聞いても。江筋の言葉すら知らない。ようやく年配のYという方に巡り合い大体の説明を受けて、上仁井田の近く岸の人から案内を受けて、その延長も知ることができた。写真は仁井田川戸田の小川江筋の終点。