ブログ仙岩

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常磐線5年4か月ぶりで小高駅へ

2016-07-14 08:41:06 | エッセイ
原発事故で避難、広野、川内、田村、楢葉と解除が進む中で、南相馬の原ノ町の一部と小高区で10,800人が12日解除され、常磐線原ノ町駅から7:15一番列車が出発、小高駅に5年4か月ぶりで到着した。降りた乗客にはそれぞれの思いの笑顔が見えた。

また、一番列車の折り返しに、前日から小高の実家に泊まり、通学のため乗り込む高校生もいたと。3月から宿泊準備しており、小高商工会の女性メンバーの作った夏野菜カレーを住民に振る舞った。

南相馬市は、北から鹿島町、原ノ町市、小高町の合併で、小高のほとんどの方は、鹿島にお店を開いたりの市内への避難で、帰還はたやすいが、インフラ整備、食堂ができても、特に生鮮食品のお店がなく、道路や農地の除染が進行中で、若い方の帰還が今一という。

そんな中で、13日、鹿島の真野川漁港から出発、500メートル沖、水深7メートルの海に、ヒラメの稚魚5万匹がバケツで放流された。この真野川漁港付近で以前ボーイスカウト・シニア大会に参加しており、右田浜や鳥崎ではお世話になった。

また、鹿島には真野古墳群や古城跡があり、鹿島中のグランは4面の野球ができる県内一番広い校庭と思う。

解除になった小高は小高神社境内へ裸馬を追い込む25日野馬懸け、24日神旗争奪戦の原ノ町雲雀ケ原、相馬中村神社から出陣と野馬追いがもうすぐ23日から開催される。帰還者も増えることを祈るばかりである。