ブログ仙岩

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感情ではなく、態度をコントロールする

2016-07-16 09:19:48 | エッセイ
アランの幸福論、19「感情ではなく、態度をコントロールする」で、数珠は素晴らしい発明である。数珠を操ることで手元も頭も一心不乱になるからだ。意志で自分の感情をどうすることもできないが、態度は直ちにコントロールできる。

バイオリンでも手にとって弾きはじめるほうが、頭で感情を追い払おうとするよりもずっと簡単。これが賢人の知恵である。

感情から抜け出るには思考ではなく行動であり、心配不安で悩むときは、ラジオ体操をする行動に出ることである。


人には思い出したくない過去の一つや二つは誰にでもあろう。心優しき人ほど、悲しいこと、悔しいことを引きずるものだが、辛いことばかりため込んでは人生がもったいない。

チャンスはピンチの顔してやってくる。辛いを幸いにする知恵の参考本が手を差し伸べてくれる。口では簡単にマイナス思考をプラス思考に変えようと世間ではいうが、感情ではできないと前記した。

心の古傷を前向きに一歩踏み出すには、ムヒカ前大統領のように奉仕であり、生きるために働くのでなく、死ぬために生きるのであり、現在の今が大事である。くよくよした時には、机の配置を変えたりする「おかげさまで」の言葉と行動で幸せになれる。