ブログ仙岩

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今年は十二支の酉年

2017-01-06 09:02:17 | エッセイ
今年の賀状には必ずと言っていいほど、酉の文字や鶏の絵が印刷されている。

とりは漢字で鳥と書く。酉は十二支の漢字で、その由来は学校で、農家の人に作物の種から収穫の実までを分かりやすく教えたと。しかし、肝心の十二支の由来には触れていない。五行、六曜、十干などと合わせた陰陽道との結びつきからであろうと、どなたも触れている。が、その起源には触れていない。

十二支の起源は仏教の教えに由来し、須弥山(しゅみせん)の南方には諸物が現れて法楽を授けるという州閻浮提(えんぶだい)。
ここは4つの島に囲まれていて、それぞれの島には3匹の獣が住んでおり、計12匹の獣が交互に閻浮提に来ては衆生(しゅうじょう)を救った獣は、東方・・獅子 兎竜、南方・・毒蛇、馬、羊、西方・・猿、鶏、犬、北方・・猪、鼠、牛であるという説もある。

では、鶏が酉にどうしてなったのであろう。鶏は庭の鳥でニワトリ、野に居る鳥は野つ鳥でヤチョウである。が、何の根拠にもならない。

MyHPから、日の記述の暦のもう1つの性格は天象の予言や占いです。暦本に記載された暦注には天象の他に七曜、干支、朔望、潮汐、二十四節気、雑節、二十八宿、九星、六曜(先勝友引先負仏滅大安赤口)、中段の十二直、下段の吉凶などです。

◆ 十干は甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸
◆ 十二支は子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥

干は数の順序数に対応し、支は作物の12の生育過程と農作業の順序の言葉を十二支の動物に対応させたものですが、これと天象、歴に対応させたことが一番無難であろうと思っております。