ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

古紙を拾う女子高校生

2017-01-20 09:10:14 | エッセイ
今朝の福島民報「あぶくま抄」に、道路に散乱していた十キロにも及ぶ古紙を一人で回収した女子高校生が埼玉県にいた。

このニュースは地元紙で紹介されていた。現場を一度は通り過ぎたが、見て見ぬふりするのが辛くなり、戻って拾い始めた。乗っていた自転車の籠には収まり切れず、ゴミ袋買ってきて回収し続けた。

大量のごみをどうやって持ち帰ろうかと途方にくれていると、「道路で荷物を拾っている高校生がいる。危ないからは透けてほしい」と通報を受けた警察官が到着すると、高校生は安心のあまり涙を流したという。

福島にも、先月の末の夜、JR福島駅のエスカレーターで動けない酒酔い男性を二人の若者が、電車に乗せ、手前で降りにもかかわらず二本松の駅まで送り、さらに、自分たちの戻る電車がなくなっても介抱を続けた。

また、10才の中島芭旺くんが、見て、知って、深く思考していることを大人顔負けの言葉で本に、今話題が沸騰している。

これらの善行は、好きで、人の為、社会の為にやっているが、すべて自分に戻ってくる。見て見ぬふりできない強さはどこから出るのであろうか。考えさせられる。