ブログ仙岩

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ブラタモリ秩父を探る

2017-07-19 07:47:37 | 問題
昨夜は荒川にかかる秩父公園大橋からスタートしたブラタモリ「秩父はずーっと日本を盛り上げた?」を録画で見た。

埼玉県の秩父は東京都心から電車でおよそ1時間半。春の「シバザクラ」に冬の「夜祭」で知られる、年間900万の観光客がやってくる自然豊かな観光地。しかし、秩父と言えば秩父セメントで有名誰もが知っている。

やはり、秩父のシンボル・武甲山で産出された全国一位の採掘量石灰岩がセメントの原料、現在にいたるまで日本を支え続けている。まず、タモリさん、麓のサンゴから生まれた65mの石灰岩の切り立った自然の崖を見て、石龍山橋立堂の裏山で、かって2億年前海底だったところが火山が造った石灰岩の下に玄武岩であることが分かった。

武甲山の裏山の断層が現れる洞窟で直接手で触る黒光りするチャート「放散虫」の壁面に触れ、懐中電灯で何時までも確かめていた。案内者も、見れるのは日本でここしかないと語っていた。

さらに秩父の町なかへ、江戸時代秩父34か所観音霊場めぐりは1か月に4万5千人の一大ブームに、19番札所龍谷寺は1600万年前断層の動きで崖崩れからチャートや小石砂と混じった地形の岩の上にできており神聖なものと。32番法性寺、31番観音寺、28番橋立寺など写真で、当時の人出年間で、四国八十八か所2万人、西国三十三か所3万人であった。

また、河岸段丘の土地では田んぼにむかず、桑の栽培から秩父銘仙が生まれ、まず縦糸を染める体験をして、両面が同じ柄に染まる技術から、秩父は大正時代、安くて、おしゃれでリバーシブル(両面利用)な絹織物で日本を盛り上げたことを、反物を手で触れて確かめていた。