ブログ仙岩

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会津桐の下駄

2017-07-28 08:23:45 | エッセイ
夏祭りや花火大会には、浴衣姿に下駄ばきの音が聞こえる。下駄の鳴り響く音は夏の風物詩の一つでもあるが、私は主に正月三が日着物姿で下駄をはくことが多い。旅館では外出用に玄関に揃えておくこともある。

下駄は2枚歯の台木に鼻緒の三つ穴写真の一木作りの連歯(写真は私のもの)と2本の差し歯の背の高い足駄、1本歯、3本歯がある。

弥生遺跡から田下駄が見つかり古くから利用されていたことが分かる。、中世の絵巻には高貴な方の履物、しかし、庶民の履物となったのは江戸時代からで、古くは木履(ぼくり)と呼ばれ、下駄は中世以降で、低い足駄から下駄となった。

その下駄は桐の産地で有名な会津三島の下駄(9,800円)もあり、軽いことで大変履きやすい。

下駄と焼味噌(外形が似て実質の全く相違なるたとえ)

下駄も仏も同じ木のきれ(尊卑の別はあるがその本は同じ)

下駄を預ける(すべて相手にその処理を任せる)、

下駄をはかせる(物事を実際より良く見せる)、下駄をはく(高利を得たりまたは勝負は下駄をはくまでわからない)など