ブログ仙岩

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いわむらかずお絵本原画展

2017-07-25 05:46:58 | エッセイ
2017年いわき市蛙の詩人草野心平記念文学館で、夏の企画展「いわむらかずお絵本原画展」が9/24まで開かれている。
岩村和朗さんの代表作「14ひきのシリーズ」をはじめ、魅力あふれる作品の原画を間近で鑑賞することができる。
1939年東京都生まれ。6人兄弟で、5歳のころ秋田県に兄と2人で祖父母の家に疎開。戦後東京で8畳一間の家で8人暮らした。
東京藝術大学工芸科卒。1975年36歳のときに栃木県芳賀郡益子町に移り住み、畑を耕しながら創作活動を続ける。1983年に出版された『14ひきのひっこし』・『14ひきのあさごはん』で、14匹のねずみの3世代家族が、豊かな自然を背景に、引越しや食料調達・料理に力を合わせて楽しく暮らす様子を、大きな見開き紙面いっぱいに描いた。「ひっこし」は2008年までに累計92万冊、「あさごはん」は同じく101万冊を売り上げ、後続のシリーズを含めロングセラーとなった。
子どものための哲学入門を絵本で作った「かんがえるカエルくん」など、擬人化した動物を主人公として描く作品が多く、特に、アザミの繊細な描写と動物など目を見張るものが多い。
栃木県那珂川町に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開設し、館長を務める。