ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

スズラン

2016-05-18 13:31:22 | エッセイ
スズランが今満開に咲いているというより、鈴をつけているようにかわいい白の吊り鐘状に花をつけている。

ユリ科の多年草で、北海道や高地の山野に多くみられる。写真で説明はいらないと思いますが、白色の6弁の筒状の小花を総状に着けます。芳香があり、秋にはマルイ赤の実をつけます。

有毒であり、全草が強心剤や利尿剤に、また、香水の原料でもあります。栽培されているものは普通、ドイツスズランが多い。キミカゲソウの別名を持っています。毎年、我が家のプラムの木の下に、200株ぐらいのスズランの花に癒されています。

フキ(蕗)

2016-05-16 08:13:58 | エッセイ
一昨日蕗の煮つけ初物を恵方南南東を向いて頂きました。苦みがなんとも言えないですね。3年は長生きします。

裏山のモミの木下の線量値は、3.4μS/hで、杉林など水蕗の生えるところは2.5前後で、猪の肉が食べれないように、山の中の自生の山菜は食べれません。

この蕗は、ミズブキと言って、我が家の畑で採れたもの、主に路傍に生える綿毛の多いワタブキとは違い大変おいしいものです。写真から、地下茎から出たところが赤みをおびています。

キク科の多年草でアジア東部の温帯、日本各地の山地や路傍に生えます。葉柄の先に大型の腎円形の葉の裏側は白い薄い綿毛があります。フキの煮つけはこの葉柄で、早春のフキノトウ(黄色の雄花、白色の雌花)は大変苦みがあり、今年は3回も頂きました。が、鎮咳剤としても知られております。

また、アキタフキと言って、秋田や北海道には、葉柄の長さが2mにもなり食用に栽培されております。若いものだけを頂くツワブキも我が家には生えています。


親父から受け継いだ芸ともう一つのこと

2016-05-15 08:06:35 | エッセイ
H26年に放送した「親父から受け継いだ芸ともう一つのこと」4代目江戸屋猫八さんの再放送5/12,13日に聞いて、載せようと思っていましたが、記憶が薄れてきたので載せます。

1回目は、三代目の父はお笑い三人組で話芸が得意、文筆家でもあり、動物の声帯模写で広島の近くで軍隊で声帯模写などしていたが、原爆投下で、上官からの命令で、広島へ行くと惨状が語れないもので、医務から聞いていた助からない人には水筒の水を与えると、うまいと言って亡くなったと。

終戦後の父は残留被ばくで、病院では検査のため採血、嫌で通院をやめ食事療法に切り替えたが、髪は抜け落ち、出演の合間に、壁に寄りかかったりの体調管理に勤しんだと。

4代目の自分は、動物の声帯模写で、父と自分と二代目子猫の息子の共演で父の笑顔が忘れられないと。しかし、息子の子猫は、私のやらない、笑いが受けないであろう客も聞いたことのない動物の物まねを動物園や外国の島やインドネシアなどへ出かけて、生の鳴き声を聞いてものまねをしている。

自然に生きている姿から、環境の悪化で動物も少なくなり、私たちも自然の中で生かされていることに気づいたと。動物の鳴き声の物まねで、社会環境を破壊しない国にしていきたいと。


山藤

2016-05-14 09:20:26 | 問題
新緑の野山にちょっと目をやると、淡い緑の房の花がかたまって見える。

今花が見ごろである山藤は、ノフジとも呼び、マメ科のつる性の落葉低木で本州に分布し、山林では他の木に左まきに巻き付き灰白色しており途中から枝が分かれて伸びる。

葉は互生し、奇数羽状複葉で小葉は長楕円形、両面に短褐色毛をつける。小葉の数は4~6対でフジ(ノダフジ)より少ない。

いわき地方では今が、長さ20㎝ほどの総状花序(ふさのように垂れ下がる花)をつけている。蕚は短い筒状で殆ど一気に花を開くので見ごろは短く、フジのように元から順次に咲くことはないので、山藤は区別しやすい。

蔓は物を縛ったり、葉は葉をそいで茎を小魚を吊るしたり、フゴなど造るアケビのつるほどでないが皮は多方面での利用が多い。