ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

蕗の煮もの

2018-05-17 08:13:30 | グルメ
昨日今年初物蕗の煮ものを頂きました。4月の下旬に蕗の葉柄を撮影しており、まだ早いので、と待っていると腰痛になり、ようやく頂いた遅い蕗の煮ものです。

蕗はキク科の多年草、雌雄異株、日本各地に自生、茎は地中にあり、腎臓型の葉で葉柄の元が赤い水蕗です。道端にでる葉柄に白い綿のようなものがついている綿蕗とは違います。大きな秋田蕗などもあり、園芸品種も多い。

煮ものは、まず蕗の皮を剥き、水に浸しあくを抜きます。十分茹でてから、昆布と鰹節だしの醤油、酒、少しの砂糖、オリーブオイル少しと油揚げ1枚絡ませた煮つけです。今回は初めて、煮干しを少し入れてみたのですが、思ったほど香りには影響しなかったです。旨い!


大石邦子「出会いの春」

2018-05-16 07:49:26 | エッセイ
エッセイスト大石邦子の出会いから若者たちへのメッセージである。

いよいよ春の到来である。空は明るく、残雪の下から覗く大地は黒く濡れている。春は出会い別れのときでもあり、卒業、入学、就職、退職と悲喜こもごもである。

限りない可能性を秘めた若い人たちには、勉強も仕事も大切だけれども、新たな出会いを大切に、生涯を支え合っていける友ができると思うから。友達がなかったら生きられなかったであろうと思う私からの門出への祈りである。

今年の冬、体調を崩し、雪の為病院にも行けず熱と咳が続いた。咳込みが酷く眠れないある夜、家の前で何か物音がする。午前3時半である。亡母の綿入れ半纏を被り、カーテンの隙間から外を覗いた。交差点の明かりで降る雪がオレンジ色に見える。外套の帽子を深く被った、まさかののりちゃんだった。

彼女は高校の同級生で、姑と夫を見取り一人暮らしで、頑健な体でない彼女が、こんなに早くから除雪していることをはじめは知らなかった。気遣いからか「絶対大丈夫、今が一番幸せ」と言って聞かなかった。

彼女は早起きで、3時には朝食、その後自分の家と私たちの家の除雪をしており、他に老夫婦の家も回っていた。この友に私は何ができるだろうと。友の有難さをしみじみと訴えている。

ヤマゴボウの若葉入り柏餅

2018-05-15 08:55:38 | 問題
一昨日10時過ぎ、久之浜のB店春先は蓬で、ハマエンドウの今は山ゴボウの若葉で柏餅を販売、久しぶりで来た、水戸の姉が買ってきて頂いた。人気商品で午前中で売れきれてしまうという大変美味しい。

普通柏餅は、白米を粉にして水で練り、蒸して搗いた物で餡を包み柏の葉に包んで販売してるが、B店のものはもち米であり、昔阿武隈山系の我が家では山ゴボウの若葉を茹でうるち米ともち米の蒸したものと混ぜて餅を搗き、また柏の葉に包んで蒸して頂いていた。懐かしい風味豊かな草餅の味である。

ハマエンドウ

2018-05-14 07:56:43 | 旅行
12日福島民報に久之浜の震災後防潮堤工事などで回復が3割のハマエンドウの写真が載っていたので、晴れた午後から行って撮影してきた。

日本各地の海岸に分布する海浜植物。日当たりの良い砂地や岩場などによく見られる。

全体に粉白色を帯びており、草丈は地表面に沿って茎を伸ばし這い広がるので高くなく、 葉は偶数羽状複葉、先端には巻きひげがあり、樹木や柵などがあれば、絡み付いて立ち上がる。

花期は4-7月。濃紫色の花を咲かせる。エンドウ豆のような花でスイートピーに似ており、若いものは芽と共に食用にできると聞くが食べたことはない。