11/27(水) 昨夜は早めに帰宅、規律正しい暮らしは体調がいい・・・そんな年頃になったのかと、実感する。昨夕はサラリーマン時代の最後に勤務した会社が、OB組織を起ち上げの発会式だった。案内状を貰い、OBの一員としての勤めかと参加した。
行ってみると、顔ぶれは元社長や副社長を始めに役員経験者ばかりだった。なんだか場違いな気もしたし、ノーネクタイは私以外は一人だけだった。されど、まあ~いいかと、挨拶を交わしビールと焼酎を飲みながら歓談した。結構顔は売れていたはずだが、十年近くも会ってない方からは?で見られたのであった。
十年ひと昔と云うが、この間、こっちは薄汚い口髭を蓄え、頭頂部はすっかり淋しくなり、ピンクのシャツだ。久しぶりにまみえた堅気のオジさんたちからすれば、見紛うのも無理からぬことか。前々の社長がいみじくも言うに、「額の中身は脳らしいから、額が広い人は頭がいいんだ」とか。脳がいくら大きくても、腐ってたり、スカスカじやしゃねえが・・・、と言いたかったね。
皆さんすっかり、大人の風格・悠々の体であった。現役の頃に何度か怒りを買った、元副社長も好々爺ぶりである。過分なお褒めの言葉を頂くとは、こっちが困ってしまった。この機会をもっけに、現副社長や取締役とも挨拶・、お願いごとまでした。そう云う意味からも、いい場となった。
最後まで残っていると、次の店へとなるは必定なので早々に引き揚げた。お蔭で、一昨夜から引きずった脳味噌の霞は引いたようだ。
そんなことで今朝は、体調充分。五時過ぎには爽やかな気分で目覚た。蒲団の中で暫し本を読み時間を潰す。弁当作りから足を洗ったので、時間を持て余してしまう。
ぼちぼちと読み返しているのは「開高 健」である。文字の魔術師、精妙で深海まで広がる言葉は、森羅万象を嘗め尽くし、何千回の咀嚼の上に胃の腑に治まった如くの文章。それを胃の腑から掬い取り読み解こうとするが、判らん。時間を掛け、かかりながらゆっくりと読み返すのだ。
時間となり蒲団から抜けて、台所に立つ。と、云うほどの大仰なことでもないが、久々の「スムージー」作りとなった。食材は「リンゴ・バナナ・トマトにブロッコリの茎と小松菜」にした。小松菜の緑が濃い、鮮やかな緑色で癖のない、美味いスムジーであった。これを噛むように咀嚼するが如くに飲んだ。
スムージーは良いよね!胃・腸には無論、体の細胞にも効果ありで、生き生きとするようだ。そんなに良いんだから毎朝飲めばいいのだが、それがそうはいかぬのが人生と云う処か。風邪を引くのも、膝を傷めるのも毛が減るのも、酒を飲み過ぎ飯を喰らい過ぎるのも、輪廻の中の一コマ。為るがままに生きるしかない、生きている限りは・・・。
昼に友人のO氏が来るので一緒にランチとなる。今夜は、サラリーマン時代の会社の県人会がある。この会は日本酒メインで、お猪口が飛び交う。ついついに酒を過ごしてしまうのだ。昼の飯といい、夜の酒精といい、今朝のスムージーぐらいではおっかない。暫くは、後遺症を引きずることとなるか?