10/6(月) 台風が近づき、明け方から雨が強くなっていた。その雨が、天窓を打つ音を聴きながら弁当を作る。雨音を聴きながら包丁を握っている時間が、妙に落ち着き豊かなひと時だと感じながら。
こう云う朝だ、弁当もシンプルにしたいと「炒飯」になった。昨夜の残り飯が多かった所為もあるが。菜の方は、揚げ物ばかりになった。出来合の冷凍ホタテフライ、豚三枚肉や野菜(茄子・ピーマン・ズッキーニ)を揚げる。豚肉は片栗粉をまぶして、野菜は素揚げして「てまいら酢で味付け。
そして小松菜のお浸し胡麻和え、定番の卵焼きである。今朝は、台風の影響で電車が混み合う。早めに出勤しようと、弁当作りも早目の手仕舞いであった。
先週の木曜日、八丈島へ発つ朝は「オムライス」弁当を作ってから空港に向かった。弁当作りだけは、忘れないOYAJIなのだ。台風が来ようが、槍が降ろうが、何が有っても弁当だ!
-八丈島編-
先週・木曜日、昼過ぎに八丈島空港に降り立った一行は五名。今回の対談取材の相手役、IWAMOTOさんには我孫子市から来てもらった。上々天気で、八丈富士は美しく映えていた。対談相手の八丈町在住のASANUMAさんの迎えを受ける。
機窓からの八丈富士 空港からの八丈富士
レンタカーで、先ずは島の中心とも云える三根地区にある「あそこ寿し」へ。そこで、地魚の握り寿司を頂きながら、今日明日の取材スケジュールを図り、島内事情などをヒヤリングした。寿司は、マグロ中落ち巻、目ダイ・芭蕉イカ・尾長タイ・キハダマグロ・ヒラマサで、島に上がる魚である。島の磯海苔とムロアジのツミレが入った吸い物が、これまた美味い。
翌日の天候が心配であぅた。天気予報では雨マークが付いていた。島の漁師でもあるASANUMAさんによると「明日の夕方まで持つでしょう}とのご宣託だったが・・・。
この日はロケハンだけの予定でいたが、可能な限り撮影をすることにした。先ず島の遠望が可能な場所へと、八丈富士(854m)の6・7合目辺りの「ふれあい牧場」の展望台へと向かった。ここからは向かいの三原山、眼下に先ほどまで居た三根地区や底土港、右手の先には無人となって久しい「八丈小島」が遠望できる。
此処から、関ヶ原の戦で敗れて流され、この島で五〇年余りを過ごして逝った「宇喜多秀の家」のお墓へ。そして、流人たちが海岸から運んだ丸石で築いた「玉石垣」の陣屋跡周辺、古民家が保存されている「ふるさと村」と廻り、撮影をした。この日、撮影を済ませてよかったと翌日になって・・・・。
最後の撮りは、南原千畳岩海岸へ。ここは八丈小島を臨む溶岩が固まって出来た海岸で、釣魚メジナが釣れるポイントのひ一つだそうな。夕暮れも迫りくる時間ながら、お二人に竿を出して貰っての撮影である。
夕暮れの千畳岩から故小島を I&Aさんの仕掛け準備
撮影後、ホテルにチェックインもそこそこに「おおわき」という、宇喜多秀家のお墓の直ぐそばに或る居酒屋で対談と食事となった。お奨めの「島タコ」や「明日葉天麩羅」などを頂き、焼酎「情け島」を飲りながらのインタビューである。これは楽しいひと時であるのは云うまでもない。
明日は、本格的な釣りシーンの動画とスチール撮影である。
と云うことで、つづきは改めて・・・。