オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

久々に弁当

2015-09-25 | Weblog

9/25(金) 昨日の昼前に羽田に着き、そのまま会社へと向かつた。一週間、長いようで短い休日を郷里で過ごした。会社のスタッフ、特にWEBチームのメンバーは、納品が間際に迫ったサイトの制作で休日返上での仕事がつづいた。こっちは田舎で呑気にしているというのに、申し訳ない限り・・・。

田舎での話はひとまず置いて、今朝は久々の弁当作りだが・・・・。三ヶ月も居候をしていた次女は、昨日自宅に引き上げた。長女は、週半ばから我が郷里に一家で遊びに来、未だ高知の西部を旅している。そんな次第で、今朝は家人の弁当を一つ作るのみだ。

とは言っても、一つ分の弁当の菜では半端なこと甚だしい。何時もどおりに多めに作った。菜の方は「鶏肉と根菜の煮物(牛蒡・人参・大根・蒟蒻・薄揚げ)」と「豚小間と野菜の炒め物」、タラコ焼き、炒り卵であった。

            

今朝の目覚めは四時半であった。台所に立ったのは五時半、手慣れた菜はあっと云うまに出来上がった。それにしても肌寒い、薄く開けた窓から入る風が寒い。一週間の田舎暮らしですっかり薄くなった、髪じゃねぇ財布のような寒さであった。

                        

一つだけの弁当と云うのは、淋しいねぇ~。

 

帰省中の朝晩は、飯作りだ。飯は食わねど、好物の果物や甘味をばくばく喰らい「ご飯が食べたくない、食べれない」と、分けの判らんことを言う、半ボケの老母を相手に、菜だけは山のように作るのだ。挙句は自分で喰って、腹が出るということの繰り返し。

 

テーブルに載った菜は、ハンバーグ・トンカツ・サバ味噌煮・大根と魚粗煮・リュウキュウと茗荷の酢物・などなど八品程並べている。ご飯は、採れたての栗を使った「栗ご飯」だ。栗はちょっと早いかと思っていたが、帰る前日の畑で30個程採ることができた。今年の栗は、ちょっと小粒かな。

             

          満艦飾のテーブル      未だ青い栗イガ      茗荷の花

帰省中の台所では、鮎焼き・鮎の開き・鮎すし、南瓜煮・茄子と茗荷の味噌炒め・大根煮・胡瓜の酢物・茄子煮などの地産品を並べ、刺身も地物を買ってくる。味噌汁も畑で採れた物がメインとなる。

丁度「秋茗荷」が、畑の石垣の下で芽を出して最盛期を迎えていた。味噌汁・煮物・酢物に、鮎寿司の具としても刻み入れる。秋たけなわ、と言える季節かな・・・。明け方は肌寒いし、鮎は子を持ち始めている。田圃では、一週間ほど遅い稲刈りが始まった。

               

               この川で獲れた、獲れたての鮎、跳ねている鮎も。無情にも開きに、子持ちに・・・。

隣の稲刈りを眺めながら、私は焚火をしながら栗の木の葉陰で煙草を吹かす。彼岸花が咲き誇り、稲穂が黄金色に輝やく。こんな時間を過ごしていると、浮世のことなんぞは消えちまうのだ。これ以上の、この僅かな時間ほどの安らぎはない・・・・・。

                  

今回の帰省では、畑の草刈の他に庭の植栽の手入れ(?)と云うほどのことでもないが、刈込をした。狭い庭ながらもこれが結構草臥れる。挙句に、小屋の横板に足を引っ掛け、転倒。脛を嫌というほど打ち七転八倒、出血大サービスであった。耄碌したね~。

 

郷里で、一昨夜から降り始めた雨は、帰京の朝には本降り。と云うよりはドシャ降り。ごめん奈半利線の安田駅から列車(一両だけだが)にて空港近くの駅まで向かう。無人の小さな駅の短いホームを、雨が激しく打ち、飛沫をあげていた。安田川の上流へと連なる山々も雨に霞んで見えない。7:49分、定刻通りに発車。いざ帰りなん、東京へ・・・・、となった。

                            

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする