オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

北陸路

2015-10-18 | Weblog

10/18(日) 15日(木)の早朝に小松空港に飛び、昨日の午後まで北陸路の旅であった。旅と云っても仕事なので、観光らしきことは・・・・?であるはずだが。其処は、転んでもただでは起きぬ私。

15日は小松空港から、福井市を経由して勝山市に入る予定であった。処が、取材先のご主人が急病。急遽取材中止となった。そんなことで、先ずは金沢に入り、そこでクライアントと合流することになった。早い便で発ったので、クライアントととの待ち合わせまで余裕があった。「近江町市場」を覗いて時間を潰すことにした。

金沢駅から近江町市場までは徒歩で十五分もみれば十分だ、ぶらぶらと歩いて向かう。未だ十時前なので、観光客の姿も少ない。観光客と云えば、今回のホテルの部屋を確保するのに苦労した。北陸新幹線開通の効果は大であろうが、日本中どこに行っても部屋を取るのに苦労する。

余談ながら、先々週の京都行きでも一苦労だったとか。自分で取らなかったので聞いた話だが・・・。秋の京都らしく、観光客それもアジア系の外国人が雲霞の如くであった。ホテルの部屋が中々な取れない、値段が暴騰しているらしい。

久しぶりにおとずれた「近江町市場」は、前よりも広がり綺麗になっていた。めぼしいものがあれば自宅に送ろうかと思って見たが・・・・・・。相変わらず欲しいと思う魚は見当たらなかった。それでも一番の中をぶらぶらとし、スマホの充電をしたかったので早いランチをと、市場内の寿司屋に入った。これが酷いもんさ、ネタと味は下、値段だけは一人前だった。

                       

びっくりしたのは、我が故郷の「四方竹」が売られていたことだ。ここで出あうとは・・・、今度のベッタラ市では「四方竹煮」を、スタッフの賄い飯で作るのだ。店の兄さんに『これの産地は何処ですか?」と訊くと、知らなかった。オバサンが面倒臭そうに「四国」だと兄さんに教えた・・・・・・。が、四国も些か広うござんすよ!と、云いたかったね。

                          

昼近くなった市場は、何時の間にや観光客で溢れるぐらいになっていた。そんな姿を横目に駅に戻り、クライアントと合流。今夜の宿泊地、富山に入るには早すぎると、名勝「兼六園」をぶらついてから富山に向かったのである。富山泊にしたが、目的地は翌日に向かう糸魚川市である。取材は、翌日の午後からなので、富山に一泊してから向かうことにしたのだ。

                           

金沢泊まりだと宿が取りづらいと思い、富山泊まりにしたのだが、これが大変だった。漸く取れた宿は、駅から車で15~20分も要する処だったのだ。クライアントの宿と同じ処を取ったのだが・・・・。タクシーの運転手に訊くと「民政委員の全国大会があり、宿はどこも満杯」とのこと。タイミングが悪いことこの上なしだが全国の民生委員が使用する「民生委員のPRカード」と云うのがあり、このポケットに入る小さなカードの販売受託をしている。これも何かのご縁かと、文句の言葉は出さなかった。

然し、晩飯を喰いに出るのもタクシーだぜ!『鯰温泉』の宿は、ビジネスにはしんどい。が、その名のとおり風呂は温泉。鉄分の入ったぬるぬるした湯だが、温泉宿と思えば、これもまたよしか・・・・。

翌日、のたりのたりと普通電車で越中海岸や越後親不知の海を見ながら糸魚川に入った次第。目的地の「能生」は、糸魚川駅で乗り換えとなる。この35分の乗り換え時間に名物だという「黒焼きそば」を食した。どうってことのない味だったが、イカスミの焼きソバで口の中や歯が黒くなる。カウンターに手鏡が置いてあり、食後はこれで口元や歯を見るのだ。口の中は綺麗になっても、腹の中は真っ黒なままだぜ!

                            

午後からの取材は、能生地区にある「藤崎観音堂」で、NAKAMURAさんと云う民話を紙芝居で語る活動をされている方の話を聴き、その後インタビューをすると云うもの。海を望む傾斜地に建つ観音堂の座敷で話を聴いた。能生地区に伝わる「おしょろ婆さん」の紙芝居や、上越地区に伝わる幾つかの民話を、紙芝居を見ながら聴くことができた。

「藤崎観音堂」は、毎年二月だったか。年男を、フンドシ姿の男衆が胴上げをする「裸胴上げ祭り」で知られているとのことだ。天候に恵まれ、蒼い海と空が殊のほか印象的であった。

                     

                             「おしょろ婆さんの象」

 

取材後、東京に戻るクライアントやスタッフと別れ、一人で富山に戻った私は、友人のMURAI氏と会った。立山町の生家で、九十四歳の母親と二人暮しの処に泊めて貰うのだ。好意に甘えてのことだが、M氏の暮らしを見たいのもあるし、すぐ近所だと云う学生時代からの友人HOSOKAWA君の空き家となっていると云う生家も見たかった。

富山県中新川郡立山町・・・、妙に気になっていた土地なのだ。我が土佐とは大違いで、沃野が広がる豊かな大地、と云うのが翌朝になってよく分かった。M氏の案内で昼過ぎの飛行機の便までの時間、「称名滝」(しょうみょうたき)と云う、日本一の高さ(350m)を誇る滝を見物、更に魚津市まで美味いと云う鱒ずしを求めて足を延ばした。

                    

                    早や紅葉が!               称名滝

更に、魚屋さんがやっている、一日限定三十食の「魚丼」まで馳走になった。たしかに、この店の魚は旨かった!すっかり、お世話になってしまったのである。

今日は、明日から始まる「ベッタラ市」の仕込みで出社。買い出しに行き、猪汁と猪鍋の準備を整え、明日の屋台の設営用の備品や消耗品を整えるはスタッフのオヤジ軍団。さあ~明日から、祭りだ!ベッタラ市だ!

 

 

 

 

 

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