オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

ご逝去

2009-02-05 | Weblog
 小澤常敏先生が、1月10日、逝去されたとの葉書が奥様より届いた。

小澤先生は、富士市に或る臨済宗の寺「東光寺」のご住職をされていた。

尤も、私がお会いした時は、山梨県身延町下山の「南松院」の住職、その傍ら地元の学校の先生をされていた。(どちらが傍らとは云いがたいが)

20代の半ばでお会いして以来、三十余年が経つ。

当時、私は前に勤めた会社の剣道部のリーダであった。監督兼主将と云うべきか。

夏の合宿場所を探していたところ、地元出身の部員M嬢が、下山の南松院に道場があると云う事で、下見をさせてもらい、此処で合宿をさせて貰うこととなった。

南松院は、国道から田圃道を山懐に10分ほど入った処にあった。
山門を入った右手に庫裏、庭を経て左手にまだ新しい道場が建っていた。

小澤先生が建てられた道場で、地元の方々が10名ほど稽古に通っていた。

我々40名弱は、近所の民宿やお店の部屋を借り、二泊三日の合宿を2年続けた。

勤め人のことでもあり短い期間の合宿だったが、先生のご一家や地元の方たちからご厚情を頂いた。
小澤先生は、当時六段だったはず。夏休みの期間でもあり、我々と一緒に稽古をされた。

二度の合宿でのお付き合いで、その後は年賀状だけのやり取りが続いていた。
2~3年経ち、結婚した旨の手紙を出すと、合宿に同行していた妻のこともよく覚えていて、丁重な便りを頂戴した。

先生は、その後、ご実家の寺「東光寺」を継がれ、南松院との兼務が暫く続いていた。
毎年、賀状には富士川から程近いという寺に遊びに来なさいとのお誘いが書かれていた。

昨年、「辻政信と七人の青年僧」と云う本をお送り頂いた。

この本で知ったが、先生は学徒動員で南方前線に送られ、バンコクで終戦を迎えている。
終戦後、残置諜報員として僧の姿となり活動する辻参謀をサポートする為に、僧籍がある青年七人が集められた。
メンバーの一人としてバンコクの僧院で一緒に暮らし、その後、抑留生活。
辻参謀を中心に七人の青年の逃避行のノンフィクション物語であった。


35年渡り年賀状だけのお付き合いが続いたが、小澤先生は河岸へと旅立たれた。

何時か、東光寺に墓参が叶うであろうかと思いつつ、是までのご厚情に感謝し、ご冥福を祈念します。




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サンドイッチ

2009-02-05 | Weblog
2/5(木)夜中に目覚める、本を読んで時間を潰し、明け方に少し眠る。

そんな訳で、今朝は爽やかとは云い難い。
弁当はサンドイッチにする。パンを焼いて、何時ものアメリカンクラブハウスサンド。

具材は、娘が好きなツナと生ハム。これにジャガイモとレタス・胡瓜の野菜サンド。
おまけは、ソセージを挟んだホットドッグ風を一つ。

私は今日も、昼に人と会う約束があり弁当は不要。淋しいものである・・・。

四人分が完成。費用は、パン代を含めて600円か。

一人前、150円!
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盛り沢山

2009-02-04 | Weblog
2/4(水)6時より弁当作り開始。

今日は、一時滞在中の長女が、日勤・夜勤と続くとのことで夜食のオニギリまでを頼まれる。必殺!弁当人としては受けざるを得ない。

鶏肉の煮付け、大根・人参・牛蒡に蒟蒻と残っていたエノキを入れて煮付ける。
これに、佐賀の酵素豚肉の生姜焼き、昨夜妻が煮込んだチャシューをつける。野菜はキャベツを刻む。

以上の他、紅鮭と明太子を焼き、オニギリをK君用、息子、長女用で都合7個で完成。
僕の分は、今日も昼にお客さんに会う為、不要。(これが一番残念だ)

今日の御代は?概ね一人前250円か?

昨日の産経新聞の記事によると、弁当派の一食あたりのコストは361円とか、これに比べると僕の作る弁当の平均単金は、概ね250円前後だろう。

私の経済感覚も、なかなか大したものではないか。

とは云え、たまには霜降りのロース牛当たりですき焼き弁当でもつくりたいな~。
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リクエスト

2009-02-03 | Weblog
2/3(火) 昨夜帰宅すると、家の前にバイクがある。昨年結婚した長女が来ている。
2~3日泊まっていくと言う。それに、弁当もお願いとのこと。

今日の弁当メニューを話題にする。
メインは、ホタテのバター焼き。それに鶏肉を使うが調理方法をどうするか?

長女は、照り焼きと言い、帰宅した次女はバター焼きが良いとか。唐揚だ、焼き鳥風だと好みを云い煩い。私は煮付けのつもりだったが。
議論が紛糾し、取り敢えずお任せにしてもらう。

後は、卵焼きを付けろとのご宣託。

今朝は、6時から準備に入る。
鶏肉は、照り焼き風に仕上、エノキを添える。ホタテのバター焼きにはセロリを添えた。
いづれも、弁当用の濃い目の味付け。

これに、スナックえんどう豆と人参の茹でたものをサラダとして付ける。

定番、卵焼きが少々焦げめとなってしまう。

今日は、自分用の弁当は不要。昼にお客さんと会う予定がありランチを共にする。

処で、今日の費用は・・・3人分で815円と見積もったが?
一人当り、272円で如何か。

明日は、5人分を用意か・・・・。
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弁当

2009-02-02 | Weblog
2/2(月)
先月からの減量大作戦は遅々として進まず。目標の-3Kgに対し、2Kgしか減っていない。気合が足りない・・・。

今日のお弁当は、エビの天麩羅、冷凍のチキンカツ・カレー風味、大根・蓮根・小松菜と油揚げの炊き合せ。これに、おまけでピーマンと蓮根も天麩羅にする。ご飯の上に明太子を彩りと味付けで載せる。

K君のオニギリ2個を用意する。

以上、四人前とオニギリが完成。

今日のコストは、〆て1200円か?

一人前、300円。久々に高額弁当だが、味はどうか。(明太子がコストを押し上げた)

こんなことをのんびりとやっていたら、今朝の会社の全体会議に遅刻!
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事業家

2009-02-01 | Weblog

1月30日の午後、ANAにて熊本に向かう。

天候が悪く、羽田を発つ時に「福岡または羽田へ戻る事もある」とアナウンスされた。何とか、熊本空港に予定どおり着陸できた。 今回の訪問は、熊本で事業をしている友人のTからの招請による。

 

来春に開校を控えた、彼が理事長を務める医療学校・福祉施設の視察が主目的。

 

Tとは、40年前の学生アルバイト先、「三越デパートの雛人形売り場」で一緒になった。訳も分からず、雛人形の販売員をやった仲。

それ以来、何故か気が会い長い付き合いとなった。地元、熊本に帰ったTは、県会議員の秘書となったが、その事務所を30歳で決別。未知の分野で事業を立ち上げた。防水関係の建設業だった。

しゃにむに働いたことだろう、幾度かの建設不況もものとせず、事業業は順調に発展した。熊本に留まらず、九州全域に渡り仕事を広げた。

 

云うに言えん苦労もあったろうが、持ち前のバイタリティと事業意欲で乗り越えている。

Tの台詞は「事業は赤字にするようでは駄目だ」だ。こっちは、頷くのが精一杯だ。

周りの話では、社内では相当に厳しいそうだ。そうでなければ、創業以来、黒字・業績拡大はできないだろう。

 

そのTが、7年ほど前、不況で就職先がない学生を見兼ねて始めたのが、医療系の専門学校の創立であった。これからの時代と働き先を考えて始めたものだった。

許認可や、資金、教職員の確保に苦労をしたそうだが、今や、卒業生は100%の就職率を誇ると言う。

 

そのTが、今度は二校目となる学校を熊本駅前に開校する。「熊本駅前リハビリテーションカレッジ」と命名され、これから学生の募集がスタートするようだ。

元スパーの跡地を応札したもので、学校の他、社会福祉施設と商業施設も入る規模になると云う。

Tはすっかり、事業家になっていた。

 

Tの事業意欲、先見の明、実行力に今更ながら敬服し、施設を見学。旧交を温た。

 

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