オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

赤目とトンカツ

2009-02-06 | Weblog
2/6(金)またしても明け方、4時に目覚める。寝汗を掻いている。少し風邪気味の様子だが、本を読み始める、

今、読んでいるのは、佐伯泰英「酔いどれ小藤次留書」のシリーズ。
これと、車谷長吉「贋世捨人」。

佐伯泰英は、時代物で何本かのシリーズを出しており、売れに売れている。が、少し荒唐無稽。その中では「酔いどれ・・・」は、風景や心理描写が丁寧で読み物として厭きがこない、主人公が爺侍というのも良い。池波正太郎の時代物に通じる気がする。
こうした読み物は、文字の中に自然とその情景が浮んでこなくてはいけない。「酔いどれ・・・」にはそれがある。

車谷は、平成10年「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞を取った、遅咲きの作家だ。
実は、この本しか読んでいないが、この一冊で好きな作家となった。昨夜から、読み始めた本で二冊目。(当時、赤目・・・・を読み、随分と廻りに進めた)

読み始めた本の中に、若き日の主人公が京都・妙心寺(臨済宗)を訪ね、学僧の暮らしを聞くところがある。
奇しくも、過日逝去された富士・東光寺の小澤常敏先生が修行をされた本山である。若き小澤先生の修行姿と重なった。


そう云えば、小藤次の姓名は「赤目小藤次」、そして「赤目四十八瀧・・・」。私は、飲むと赤目になる。今日のキワードは「赤目」か?


さて、今日の弁当であるが、メインは「トンカツ」。そして米三合を炊く。

佐賀の酵素豚(この豚肉は全く臭みがない上物)、このヒレ肉をフライにする。付き合せに玉葱とポテト、エンド豆を揚げる。

これに、キャベツとブロッコリを付ける。
一口味見、上々の出来上がりだ。オニギリを四個、梅・高菜・刻みトンカツが具。

さて、今日の費用は、〆て1150円と想定した。
一人前、280円也。
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