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*165*の日々です

観劇心得

2010-07-19 11:10:46 | 学・楽・感
娘が一度見てみたいと言っていた『タカラヅカ』
生協でチケットを申し込み、抽選もクリア!行って参りました。

娘の観劇趣味は、
男ばかりの『テニミュ』に始まり、
その関連の俳優の出演する演劇に範囲を広げ、
今回、女の園『タカラヅカ』にまで及びました。
さて、この先は?

大阪に住む私たちにとっては、
「宝塚」なんて、ぴゅいっと行ける距離です。
しかし、『タカラヅカ』初心者の私たちが、
いきなり本拠地に乗り込むのは畏れ多いと遠慮しました。
近所の梅田芸術劇場での公演を選び、
演目も、誰もが知ってる『ロミオ と ジュリエット』
何組とか、トップが誰とか、知識無くも楽しめるものです。

タカラヅカは初めてながら、
さすが、観劇慣れした娘は、
劇場に入る前に、どこのトイレに行ったほうがよいだの、
座席に座れば、携帯は電源ごと切っとけだの、
師匠と呼べる存在で、
劇中の拍手ポイントも躊躇無く堂々とした振る舞いでした。

歌劇というものはどこか、見ていても恥ずかしいものがあります。
今回のように、お話をよく知っているものだから余計、
「そこ歌わんでも・・・」ついつい、突っ込んでいましたが、
徐々に、それが必要な構成なのがわかってきました。

この劇団は、ほとんど一線からスタートして、
一様の教育を受けた人たちの集まりで、
個人技を披露する場ではないのだろうと考えていましたが、
歌の上手な人、バレエの美しい人と色々で、
バトントワリングまで登場したのには驚きました。
また、私が注目したのは、やや年配の役を演じる人たちでした。
その、磨かれた歌声、細やかな仕草はとても魅力的でした。
カーテンコールに応えて手を振る笑顔で、初めて見せた女性の表情が、
逆に劇中の男の身のこなしを際立たせました。


また、職業柄、衣装にも目が。
舞踏会のシーンでは、
膝丈のドレスで踊る娘役がなんとも可愛らしく、
この時代のイメージとは随分違うもので、新鮮でした。
遠目ではわかりませんでしたが、
パンフレットで見ると、男役の衣装は、
素材感、ディティールともかなり凝ったデザインでした。

常連、誰々ファンのマダム有り、
やけに背筋正しい少女有り、
そして、こんな初心者も・・・

『お楽しみいただけましたか』
凛々しい問いかけには、大きな拍手で応えた3時間でした。



コメント
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