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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

ハルマゲドンの戦いとは 第33回

2015年11月01日 | 日記

3)龍、獣、偽預言者の正体とその結末

 

ハルマゲドンの戦いは、全世界を舞台として、神様の民とサタンの民との間に起こる戦争です。悪人は、世界的に連合して、神様に対抗して戦いを挑みます。しかし戦いの終わりの時期には、バビロンの勢力を支持していた人々が、その支持をやめて、淫婦を燃やして殺すと聖書は述べています。「あなたの見た十の角と獣とは、この淫婦を憎み、みじめな者にし、裸にし、彼女の肉を食い、火で焼き尽すであろう」(黙示録系17:16)。

 

ハルマゲドン戦争で悪人を煽動する3つの汚れた霊は、龍の口と獣の口と偽預言者の口から出ると言われています。龍は、黙示録12章9節で、「この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された」と説明されています。また獣は黙示録13章1-10節で、42ヶ月の間、神様対抗して聖徒たちを殺し迫害する勢力だと述べられています。≪42ヶ月は、3年6ヶ月であり、これは1260日であるため、1日=1年原則に基づいて42ヶ月という預言的な期間は、1260年を意味する≫。このように千年以上にわたる長い期間聖徒たちを迫害してきた宗教的な力は、歴史の中でローマ法王教以外に、他の勢力を上げることは出来ません。ダニエル書7章に描かれた小さな角の勢力が、まさにこの力のことです。

従って、宗教改革者たちは一様にこの獣の力を、法王の勢力であると確定し、教えてきたのです。ところが、現代ではプロテスタントたちの心が急に変化したように見えるのはどうしてでしょうか?現代のクリスチャンが、過去の宗教改革者や先祖よりも信仰が増し、賢くなったということでしょうか?

預言の解釈から言えば、「偽預言者」とは、ローマ教皇の力に膝をついて妥協する、堕落したプロテスタント教会を象徴するものです。本来、プロテスタントという意味は、「抗議する者」という意味で、ローマ法王制に抵抗するという意味で呼ばれるようになったものです。しかし、現在のエキュメニカル(教会連合)運動の背後にある目的と動機を調べてみると、もはや多くのプロテスタント教会は、ローマ教会に抗議することはなくなりました。ローマ教会側は、宗教改革当時と何ら変わっていないのに、なぜかプロテスタント教会が、愛や一致を掛け声にして、ローマ教会と手を結ぼうとしています。プロテスタント教会の変質と堕落は、考えられないほどのものではないでしょうか。

    

黙示録19章20節には、「しかし、獣は捕えられ、また、この獣の前でしるしを行って、獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も・・・生きながら、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれた」と言われています。これは、獣と偽預言者が一緒に滅びる様子です。ここで聖書は、偽預言者の姿を、人々に獣の刻印を受けさせ、奇跡を通して獣の像を礼拝するように惑わした者としています。