ところが、この世で罪を憎むこともなく、真心から悔い改めて罪を捨てる経験がなくて、その人の心にも行為にも罪が残っているのに、天でその人の罪の記録を消すなら、それは詐欺です。欺きです。偽りなのです。そこで、この地に住む人々の真の悔い改めと罪から分離される経験が、必ずなければならないのです。今、その経験にあずかりからなければなりません。
「これはあなたがたの永久に守るべき定めであって、イスラエルの人々のもろもろの罪のために、年に一度あがないをするものである」。彼は主がモーセに命じられたとおりにおこなった。』(レビ16:34)
今この時間、大きなテーマを扱っています。この短い時間で説明するのが非常に困難な主題について話をしています。できるだけ簡単に説明しますので、よく聞いてください。
皆さん、小さな角、獣の勢力が中世にありました。その勢力は5000万から1億人の殉教者を生み出したと言われています。その勢力は真理を地に投げて踏みつけ、天の聖所を打ちこわしたのです。それによって、真心からの悔い改めをもたらす大贖罪日の意味や、審判を通過する必要があることを伝える重要な真理を教会に教えず、偽りの教えを持ち込んだため、人々がその真理を理解できずに長い時間が経ちました。最近の教会が、これらの真理を正しく教えない理由を、ここから知ることができます。
「そこで、もし彼が地上におられたなら、律法にしたがって供え物をささげる祭司たちが、現にいるのだから、彼は祭司ではあり得なかったであろう。彼らは、天にある聖所のひな型と影とに仕えている者にすぎない。それについては、モーセが幕屋を建てようとしたとき、御告げを受け、「山で示された型どおりに、注意してそのいっさいを作りなさい」と言われたのである。ところがキリストは、はるかにすぐれた務を得られたのである。それは、さらにまさった約束に基いて立てられた、さらにまさった契約の仲保者となられたことによる」(ヘブル8:4-6)