SOS.TV.JAPAN

ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

改革者たち 第10回

2015年11月08日 | 日記

シモンズは25年間、妻と子供を連れて旅を続け、大きな困難と欠乏に耐えながら伝道活動をしました。ずっと耐えて苦難を受けて、もう本当に命をかけて福音を伝えていったわけです。その結果オランダは宗教改革の最も重要な場所となりました。ピューリタンたちがアメリカに向かう前にオランダへ来て、そこでシモンズたちの教えを聞いてからからアメリカに行った人々がいたんです。

 

ドイツでの話ですけれど、カール5世の時に、宗教改革者たちは最も恐ろしい迫害を受けました。信者たちを滅ぼすために、聖書を読めば牢に送られ、祈ったり詩篇を歌ったりする、そういうことは禁止されたんです。もう考えられないような宗教迫害が行われたんです。

またオランダでは、ある家族がミサに参加しないで家で礼拝していたという理由で、家族全員が捕まって宗教裁判にかけられたのです。その時裁判官の前に一番下の子供が、「私たちは家でひざまずいて神様が私たちの心を照らし、私の罪を赦して下さるようにと祈ります。私たちは王様のために祈り、王様の時代が平安と幸福であふれるように祈ります。私たちは神様の前に政府を保護して下さるように祈ります」と答えたんですね。そうすると裁判官の中には深い感動を受けて、裁判官の服を置いて、これ以上裁判が出来ないといって何人か去って行くほどでした。

私たちにもこれから、このようなことが起こるのです。現代にも宗教改革者たちが起こらなければ、改革者が立ち上がらなければなりません。私たちも本当の真理と教理を伝えて、間違っていることを、どこが間違っているのか悟ってもらう必要があります。そのためにインターネットやDVDなどを通して、私たちはこのような礼拝の時を持っているのです。

 

皆さん、昔ワルデンセスの住んでいたアルプス山脈、フランスのピエモンテの山々の中、そこに行って見ると、どれほど感動的か分からないですね。そこに洞窟があるんです。洞窟の中へ入ってくとホールのようになっていて、何十人と入れる場所があります。そこでワルデンセスの人たちが礼拝していましたが、その時、異端を撲滅しようとする軍隊に攻撃されました。その軍隊は、洞窟の入り口で火を焚いたのですね。火の煙は穴の奥まで入って行って、人びとはその中で命を落としたり、苦しくて外へ出てきた人も殺されてしまいました。そのように残酷に殺されていきました。アルプスの白い雪の山に、多くの人の赤い血が流されました。真理のために生きることによって迫害を受けて命を落としたのですね。

現代のクリスチャンはどうでしょうか。現代は、本当に弱い、弱い信仰ではないでしょうか。本当に自分のことしか考えなかったり、自分の評判と人気しか考えないような人がたくさんいます。そのような中から、果たして真の改革者が起こるのでしょうか。