きっかけは、以前山歩きの大先輩と町田市の大泉寺周辺の谷戸を回った道すがら、このずっと先に鶴見川の源流がありますよ、、と話していたのを先日ふと思い出したから。
近頃は都会の暗渠での源流探しが続いていたし、、町田の森ならサルはいるかもだけど、クマは流石にいないだろうし。。🤔
というわけで、今回は少し足を伸ばしたフィールドワークに出てみることにしたのです。

まずは、鶴見川源流周辺の地理院地図でコースを確認👀
場所は東京都町田市上小山田町に当たるようですが、なんだか蜘蛛の巣🕸️のように入り組んだ等高線をみるだけで、ちょっと心配になってきますよね💧
で、改めて今回の源流域を大雑把に捉えると、楓🍁のカタチのような2つの谷を端にした流れ(青矢印と水色矢印)と、その間を貫く尾根はどうやら分水界の役割を果たしているようですね。
そこで便宜上、この複雑に入り組んだ2つの谷を、野中谷戸群と田中谷戸群と呼ぶことにして、まずは野中谷戸から入り、源流を辿ってみたいと思います。

スタートまでのアクセスは、京王堀之内駅から見附橋循環バスに乗り、別所小学校を下車。
しばらくは多摩のニュータウンらしい、誰もいない💧立派な都道155号線を下っていきます。

そして、10分ほど歩いた都道155号線がこれ👆
ツッコミどころ満載のこの道路に敢えて心を無にして笑、小さな案内標に従って、まずは多摩丘陵の尾根沿いの散策路(よこやまの道)へと入って、これから目指す谷戸を上から眺めてみることにします。

どうやら、この先に谷戸を見下ろすビューポイントがあるらしい。。(地図①)

ここが鶴見川源流に広がる谷戸の森。。
人影どころか音もない、深い緑のなか、これから無事に辿れるのでしょうか❓

再び都道に戻ります笑

楽しい❗️都道の景色を満喫した先に、いかにも谷戸らしい「この先行き止まり」の看板が右手に見えてきました。
ここで都道とお別れすれば、いよいよ鶴見川源流探しの始まりになりますっ🐾(地図 START )

径路沿いのお宅の庭先に佇む、大きな道祖神が谷戸の景色にとても似合っていますね❗️
どうやら、都道155号線は遥か昔からの往還の上に作られていて、このあたりの集落もすでに江戸時代にはあったようです。

この野中谷戸がとっても明るく広く見えるのは、日々、人の手が入っているからでしょう。。

径路沿いを流れる清水の行く先は、40キロ彼方の東京湾。。。🛳️

実は谷戸って、こんな風にじめじめとした沼地そのもの。
そこに人の手が入ってはじめて、小川や沼が出来て、田んぼや畑のある風景になるのです。
だから、谷戸は人が手を差し伸べないとただの荒地へといつでも還ってしまうんですねー。

使われていないトイレを分岐に、ここでは左折。(地図②)
ちなみにまっすぐに町田市の回遊路の標識に沿って進むと、先程のよこやまの道の尾根へと続いているようです。

谷戸の径路はちゃんとある👀

小さな流れに合わせた小さな橋もありました❗️

水生植物や生き物の観察も暖かくなったら楽しめそうですね。。

頭上に聳える木はどうやらクヌギのようです。
径路を少し外れた場所には、地元の小学生らが植えたクヌギの苗木もありましたが、クヌギってホントにデリケートな木なので、ちょっとした山でも最近は枯れ木が目立つ。
だから、山の健康を測るバロメーターだったりするんですよね。

これはホウノキの実、、かな❓
ホウノキは陽の当たる谷沿いの山で見かけますが、標高の低い谷戸でも高い木はしっかり育つんですねっ。

たまに出てくる標識 (地図③)は経験からあまりあてにしないほうが良かったりも、、❓

んなこと言ってるそばから、標識にあった唐木田の給水塔まで、どうやら尾根を上り詰めてしまったようです💧

せっかくなので、よこやまの道の展望台(地図④)から、野中谷戸を見下ろして小休止をすることに。。🍵

すぐ先の山王塚の説明標柱では、この場所が鶴見川流域最高度168m三角点だということを知りました。
ここが川の源頭だということならば、ルートミスもあながち間違いではなかったようです。
お次は、源頭を下った先の分水界を越えて、お隣の田中谷戸へと鶴見川の源流探しは続きます。。。🐌