久しぶりに遠くの山に出かけてきました。
歩きはじめから1500mをこえているだけありまして、樹木が高尾山や丹沢とは全く違うんですね〜。
林相も素敵な高原みたいだし!
ではではあの尾根を目指して歩いてみましょうかっ。
はじめはラクチンなカラマツの木立を楽しめますが、、、
どんどん傾斜がきつくなり、歩くひとらが皆々寡黙になってきた頃、
振り返れば、こんなに高いところまで来ていました!
さすが、2000m的なパノラマ感です。
やれやれ、やっと稜線に着きました。
そして、着いたところは雷岩というらしい。
意味ありげな積み石がいかにも高い山らしいですね。
山頂はそこからまもなく。
雪、、、あるんですね。確かに今日も寒いです。。。。
山頂は見晴らしの効かない代わりに、見上げた冬の空がひときわキレイ❄️❄️
凍てつく風にハラハラと霧氷が舞い降りてきました。
大菩薩峠への尾根には、いろんなかたちの石や岩が散らばって見られます。
そんな岩の塊をまるで障害物競争みたいに上手に越えていく人ら。
見ていて、ちょっと楽しくなりました。
広い鞍部に来ました。
ここは、意味深にも賽の河原と書かれていますが、一瞬、大菩薩峠と勘違い、、、いやいや、実はここが、かつての青梅街道の峠だったところなんですね〜納得っ。
いまでも、ここから甲府側への旧道がのこっていました。
そして、目指す峠が見えてきた! と、張り切るKくん。
大菩薩峠に着くと、幸運にも薄日が射してきて、暖かくなってきました。
前回は、ここであまりの強風と寒気に撤退したため、今回は達成感あります。。。
今日は終始雲がかかって、遠望がききませんでしたが、いつもよりも遥かに高い場所に立つと、ニンゲン誇らしさを感じます。
下山の途中見つけたロッジの廃屋。
ひと昔前は、ここにも沢山の人らが、きっと来ていたはず。
なんだか、平成も終わりに近づくと、余計にこういった昭和の懐かしい行楽の跡が、物悲しく感じるぞ、、、、、って、Kくんは、そんな私の後ろで「見てみて〜キバシリが枝をあるいてますよー!」とうるさく騒いでいましたっけ。
さてさて、今日の稜線は、山梨側と東京を分ける分水嶺でもあるのです。
水資源の豊かな山岳を挟んで、西と東の人々を繋ぐ公道が存在したのは遥か昔のことでしょうが、そんな些細なことを考えながら歩くのも、けっこう悪くはないものです。