マイmy巷話

マイMy巷話(かんわ)は「私にはそう見える!」ものを儘に書いているだけの話です。

異形の甲斐駒ヶ岳を満喫してみる

2019-07-30 | 山(その他)

ここしばらくは高尾山ばかり歩いていましたが、今回は現実逃避も兼ねて、ちょっと遠くの山へと行ってきたのです🐾

オコジョも見れてラッキーでした😆




バスを降りて、出発はここから。
奥の高〜い山を見ただけで分かる方は流石の山好きですな。。




でも、私は今回あの高〜いところには行きませ〜ん。

下を流れる沢は台風明けで水かさが増えてますねっ💦




その先は高尾山には絶対ないような、ロックなガーデンをどんどん行きます👀




そして、シャクナゲが満開のガレ場が出現しました👀

ガレ、、、というより、まるで辺り一面がジュラシックワールドみたいな世界ですねっ。




おまけにたくさんの巨大ケルンも出てくると、知らない国の神祭の場のような雰囲気も。。💧




とうとう、今回目指す山がやっと見えてきました😳

ボーっとして分かりにくいですか?



では、こちら❗️
まるで雪渓のように白い石がむき出しの姿がこの山の特徴なんですね。


そう。今回私は南アルプスの巨峰、3000mの甲斐駒ケ岳までやってきたのでしたっ😆



反対側に目を向けると、昨夜の荒れた天気から一転の朝陽に照らされる早川尾根と鳳凰三山が優雅な姿を見せています。。ここもステキ。。😌




まっ、今回は何はともあれ、甲斐駒ケ岳❗️

にしても、見ればみるほど恐竜🦕が1匹くらいはいそうな異形な山だ…💧

手前を登る人がまるでアリンコのように見えてますっ笑




北岳や仙丈ケ岳とは全く絵が違いすぎる。。。

コース自体が、花崗岩の巨岩を踏みしめ、すり抜け、よじ登りながら前へ前へとジュラシックな世界を進んでいかなくてはなりません。




途中、道があるのか?ないのかわかりにくい登山ルートを進んでいきます。
真ん中にいる人がやっぱりアリンコみたいに小さいわ〜笑




で、その先はいきなり開けて、ガレからザレへと出てきました。

いよいよクライマックス❗️
高い山ならではの、雲湧く嶺に突入ですねっ。



とにかく目指すは、あのてっぺん❗️
…と、自分を鼓舞する朝の9時っ😆




雷鳥の親子ともご対面しました😌

この母鳥には、仙丈ケ岳で以前出会った子らと違い、保全の足環が付いていませんでした。




最後の急登を1列に登る人らが、あんなにも遠い、、💦

森林限界を超えた先は、あまりにも眺望が効くため、そのスケール感にいちいちびっくりしています。


摩利支天へのルートはスルーしました。
あのてっぺんにもちっちゃい人が立ってますねー。


まっ、そんなこんなのダラダラ歩きを4時間強、、、⏰




その果てにやっと頂上が現れました‼️



やれやれ、、💧
と周りを見渡す前に、ふと足元を見ると、花崗岩にすごーく大きなてんとう虫が休んでいるのを見つけました👀

ここは、地上から3000m。。。
こんなところで一匹でのんびり日向ぼっこをしてるのは、やっぱり只者じゃないですよね。。

で、あとから調べるとカメノコテントウという、日本最大のてんとう虫のようでして、この虫も遥々ここまで来ないと見れないレアものだったんですねー❗️




各地に数ある駒ケ岳信仰の山の中で最高峰が、この甲斐駒ケ岳。。

この山の花崗岩を神聖な白馬に見たててむかしのひとが命名したなのかな…?
確かに、他の山々から眺めると、一度は行ってみたくなるだけの姿がこの甲斐駒ケ岳にはありますよね、、、。

今回も無事に辿り着けてよかった❗️よかった❗️



おまけ🐌


今回、山の頂上付近でお花はあまり見つけられませんでした。
ミヤマダイコンソウや、この華奢なイワツメクサ。。



そして、以前北岳で一面満開に咲いていた、ハクサンイチゲが特に印象に残っています。



北沢峠あたりは、相変わらずふかふかのコケに包まれています。

そのなかをよく見ると、、👀


ギンリョウソウがひっそりと咲いています。



そして、ゴゼンタチバナはシャクナゲとともに、今がピークとばかりにあちらこちらで咲いていました。

鳥やケモノは、沢沿いでウソのつがいやコマドリ、キビタキ、メボソムシクイ、頂上ではイワツバメが飛来していたのに携帯カメラでうまく撮れずに残念でした。
まっ、雷鳥だけは相変わらず警戒心なく呑気に歩く姿が撮れましたけど😆


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三頭山に行ってみる

2019-05-07 | 山(その他)
 
 
GW最期の日。
奥多摩奥地の三頭山へと出かけてきました。このコースはウッドチップを踏みしめながらの、ステキなスタートなんですね!
やはり、未知な山はいつでも楽しいぞっ。
 
 
 
 
 
 
 
なんでも、このあたりで一番の巨木がこのトチノキだとか。奥多摩の木はやっぱすごいな、、
しかも、駐車場から僅か先のビジターセンター(森林館)前面斜面に、いきなりこんなデカイ木が佇んでいるのも、ちょっと驚きなのです。
きっと、このトチノキあっての、プランニングだったんじゃないかな、、
 
 
 
 
ちなみに、これが2番めに大きなカツラの木。
ここには、多少山を登らなくては、お目にはかかれませんよ〜。
 
 
 
 
3番めは、同じく沢沿いのコースに立っているシオジの木。
 
カメラ嫌いのくせに、ついつい、巨木を相手だとスケール感を出したくなっちゃうので、本人出演なのですm(_ _)m
 
 
 
 
 
 
毎度の相棒 Kくんにも、お願いしてもらいました。
クリの木がデカーっ、、、と本人は言っています。
 
 
 
 
やはり、奥多摩は木がすごいから、山もすごいんだな。
 
 
 
 
 
 
そして、癒しのウッドチップの道から大滝に到着しました。
 
この季節はまだまだ水量が足りない感じでしたが、
あたりは、夏らしいミソサザイやオオルリの歌声が響いています。
そうっ、いきなり縄張り争いをはじめたオオルリのオス同士を目の当たりにしたのは、ここでしたっ。
ちょっと、感激。
 
 
 
 
 
偶然見つけたこの光景も夏を感じましたねー。
大滝のすぐそばの岩場で羽化をしたばかりのヤブヤンマ 、、かな。
 
 
 
そんな一方で、三頭山ではまだまだ初春を感じるものもたくさん見かけました。
 
 
 
 
高尾山あたりでは、とっくに落ちてしまった、キブシの花。
正直、私はこの花がとても好き!
 
 
 
 
 
スミレなんかも、まだまだあちこちにしっかりと咲いています。
タチツボスミレでしょうかね〜これは。
 
 
 
 
あまり見かけないこの花は、ヒガネワチガイソウっていうらしい。Kくんいわく。
 
 
 
ネコノメソウは割と見ますが、コガネネコノメソウは、花のつき方が個々に違っているために、見ていて全く飽きません。
特にこれなんて、レゴブロックみたいな配置で咲いています。
 
 
 
 
そんな風に、奥多摩の奥まで来ると、ちょっと歩けば、何だ?これは??、みたいなものの連続ばかりで、ちっとも前に進みません。
 
 
 
 
 
やっと、ムシカリ峠から先、ブナ林相の尾根に上がったのは、駐車場から2時間後。。。
 
 
 
 
 
そうして、辿り着いた三頭山西峰は、5度あるかどうかの冷たい風が吹く寒さのなか。
ひとも疎らな寂しい山頂なのでした。
正面には鷹ノ巣山が見えますな。確かあそこには、雪のなか登ったことがあるような、、
 
 
 
 
 
下りはとっとと、降りていきました。寒いし!
 
 
 
奥多摩は、多摩の奥。
果てしない資源とともに万物の命の源が、遙か昔から宿っては私らのところへと流れてくるのが、ここに来るたびにわかる気がする、、そんな不思議な山なのです。
だからやっぱ、たま〜には行かなきゃね。遠いけどっ。
 
 
 
 
 
 
 
帰りがけに、都民の森駐車場手前の木材センターで檜材の木工製作なんかをやってみた、、、つか、まな板の角をヤスリでただ丸くしただけでしたっ。10分よ(≧∇≦)
 
 
 
 
 
 
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再びの太鼓曲輪尾根へ

2019-05-05 | 山(その他)
GWピークの日、ふと思い立って出かけた尾根は誰にも会わないマイナー路となりました。
ただし、高尾駅までの電車やバスは相当賑わっていましたけど💧



まずは6年ぶりにやって来たここから👀

国分寺跡、、、みたいな風景ですが、こちらは、戦国時代のお殿様の居館、八王子城址の御主殿跡地なのです。
 
前回は修復工事のため、敷地は作業シートに覆われて殺風景だったものの、今はどんな建物がどんな風にどのあたりに建っていて、、と詳細な説明書きがあり、それを読んでいるとかなり時間がたってしまいました。。🐌
 
ここからは以前、城山頂上へとつながるお殿様の秘密の抜け道「殿の道」を歩いたことがあったので、その取っ付きの藪を覗くと、史跡保存のためこの先の通行は遠慮してほしい、、といった旨の看板が立っていました。

 また、タケノコ採りを禁じるためにロープが幾つか張られた箇所があったりと、広い山ならではの所有者同士の様々な事情があるようでして、6年も経つと、山歩きもいろいろなコンプライアンスが生じてくるようですね。
 
 
お殿様のお宅、御主殿から大手門へと繋がる道に架かる立派な橋を渡ってみる🐾
 
 
看板に古道と書いてある大手道もぶらぶらしてみる🐾
 

そのあとは、まわりをぶらぶらぶらぶら、、🐾🐾🐾

はるか400年以上も昔に埋もれてしまったお城が、裏も表もなくなったように明るくキレイな公園に新生してしまうと、一体私は山登りに来たのか、史蹟見学がしたかったのか❓
それとも自然のなかの公園を散策したかったのか❓❓と、なんだかこのまま帰ってもいいような気分になってきます。

そこで、再び大きな橋の方に戻っていくことに。。
 
 
看板の古地図を何気に読む👀

そこにはお殿様の御主殿から橋を渡って、左に行けば大手門が。右手を登り詰めると八王子城の外郭に当たる太鼓曲輪尾根が描かれています。

そうか太鼓曲輪、、、💡
 
 
 行く先は決まりました❗️

大手道に並行する太鼓曲輪尾根も、かれこれ6年前に尾根の取り付きから登って以来なので、ずいぶん変わっているのでしょうか。。

以前は大手門からアクセスが可能だったはずですが、いまはその経路も見当たらないため、尾根下の小さな橋の際から、それらしき小路を見つけて、尾根に乗ってみることにしました。

 
 
あちらこちらにテープの案内があるため、わかりやすい経絡です。
 
 
しばらく登ると尾根に乗りました。
 
 
ここまでくると自然がいっぱい👏
結構、正解だったかもっ‼️
 
 
最近は来る人が多いのかな。。
前よりもかなりテープが増えていますね👀
 
 
まもなく、第2堀切が現れました。
6年ぶりのせいか、薬研堀の底が埋もれて底上げしているような気がします。
 
 
その先の第三堀切にも到着。
たしかこの堀切直下が御主殿だったはずですね。。
 
 
 
見下ろすと、さっきまで当てなくぶらぶらしていた御主殿の門が、木の合間から明るく見えています。
 
 
ここ第3堀切は、おそらく10メートル以上の深さがあるため、携帯カメラに収まらず、、💧
堀切の西側面だけを、とりあえず撮ってみることにしました。
 
 この堀切が太鼓曲輪尾根上で最大なのは、直下の御主殿を守り固める意図からだと思いますが、切り出された石を堀切の石塁としてばかりでなく、御主殿の造営資材として、谷側からすぐさま運び下ろせるという利便性があったのかもしれません。
 
 
次の第4堀切も昨今の台風の影響なのか、ますます荒れていますね。。
 

 
まぁ、どの堀切も底はとにかく歩きにくい💧

そのわけは、折れた枝木とともに、中世の人らの手で割られた様々なかたちの石材が、至るところに転がっているからなんですね❗️

そう考えるとここすごいな。。。🤔
 

堀切の急な斜面を上がった場所にも、みごとな直角に割られた石が残っています。
仕事が出来る現場監督がお殿様の時代にはいたんでしょうね。。
 
 
幅広くかなり歩きやすい第5堀切は、尾根で一番に標高が高いところに造られています👀
 
で今回、ここで気づいたことがありました。
 
それは、第2、第3、第4堀切は、J字型に西側面(尾根の登坂を遮るように)が敵の襲来に備えて、高く造営されているのに対して、この第5は逆なんですね〜。
つまり、東側がかなり高い。

てことは、、この最後の第5堀切に限って言えば、敵の襲来を山側からと想定していたからなのかな。。と。
 
 
歩き深めて、いろんなことが考えられる太鼓曲輪尾根はやはり奥が深いですね。。

なかなか身体も使うが、アタマも同じくらいに使うような尾根はないと思います🤔
 

 
帰りの電車では、いきなりヒョウが降ってきて、電車に激しく当たっていました💦
山で遭わずによかった。。
 

 
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大菩薩嶺に行く

2018-12-03 | 山(その他)

久しぶりに遠くの山に出かけてきました。





歩きはじめから1500mをこえているだけありまして、樹木が高尾山や丹沢とは全く違うんですね〜。







林相も素敵な高原みたいだし!
ではではあの尾根を目指して歩いてみましょうかっ。








はじめはラクチンなカラマツの木立を楽しめますが、、、







どんどん傾斜がきつくなり、歩くひとらが皆々寡黙になってきた頃、








振り返れば、こんなに高いところまで来ていました!
さすが、2000m的なパノラマ感です。








やれやれ、やっと稜線に着きました。








そして、着いたところは雷岩というらしい。
意味ありげな積み石がいかにも高い山らしいですね。








山頂はそこからまもなく。
雪、、、あるんですね。確かに今日も寒いです。。。。








山頂は見晴らしの効かない代わりに、見上げた冬の空がひときわキレイ❄️❄️
凍てつく風にハラハラと霧氷が舞い降りてきました。







大菩薩峠への尾根には、いろんなかたちの石や岩が散らばって見られます。








そんな岩の塊をまるで障害物競争みたいに上手に越えていく人ら。
見ていて、ちょっと楽しくなりました。










広い鞍部に来ました。
ここは、意味深にも賽の河原と書かれていますが、一瞬、大菩薩峠と勘違い、、、いやいや、実はここが、かつての青梅街道の峠だったところなんですね〜納得っ。
いまでも、ここから甲府側への旧道がのこっていました。









そして、目指す峠が見えてきた! と、張り切るKくん。









大菩薩峠に着くと、幸運にも薄日が射してきて、暖かくなってきました。
前回は、ここであまりの強風と寒気に撤退したため、今回は達成感あります。。。








今日は終始雲がかかって、遠望がききませんでしたが、いつもよりも遥かに高い場所に立つと、ニンゲン誇らしさを感じます。









下山の途中見つけたロッジの廃屋。







ひと昔前は、ここにも沢山の人らが、きっと来ていたはず。
なんだか、平成も終わりに近づくと、余計にこういった昭和の懐かしい行楽の跡が、物悲しく感じるぞ、、、、、って、Kくんは、そんな私の後ろで「見てみて〜キバシリが枝をあるいてますよー!」とうるさく騒いでいましたっけ。








さてさて、今日の稜線は、山梨側と東京を分ける分水嶺でもあるのです。
水資源の豊かな山岳を挟んで、西と東の人々を繋ぐ公道が存在したのは遥か昔のことでしょうが、そんな些細なことを考えながら歩くのも、けっこう悪くはないものです。








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春霞の高尾山

2018-05-08 | 山(その他)

スミレの季節は過ぎましたが、早起きをして先日高尾山を歩いてきました。



前回はこんな感じに大雪あとの1月の終わり頃に来たっけな、、、




それが暫しの間ですっかり、山は春の装いに☘️




麓から続く沢沿いの道では、夏鳥の声がしきりに聞こえてきます。
どうやらこの大きなモミの樹上ではオオルリが鳴き続けています。

でも冬と違って、鳥たちは下にはめったに降りてこないため、野鳥の姿を見るのは一苦労の季節なんですね。残念っ。




参道は人も疎らです。




霧雨も降ってきて、まるで深山のような雰囲気の高尾の山です。




薬王院では、一般の人は抜けられない門を潜って、ちょうど、お坊さんが雨の中をお勤めに上がってきました。



この薬王院のあたりでは、すでに200年は経っていそうなブナの木を見ることが出来ます。
標高が500メートル代の低山で、なんだかとても不思議な光景ですね。




珍しい花や貴重な鳥に昆虫探しと楽しさいっぱいの森に護られた立派な寺院。
季節と場所と見方次第で、高尾は何倍にも楽しめるところなんですね〜。



次行くときは、初夏の霧雨のなかを沢沿いルートで辿ってみようかな、、、。




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雪の小下沢林道と景信山へ

2018-02-05 | 山(その他)

裏高尾 小下沢林道へのアプローチは、旧甲州街道沿いの明治後期に造られたきれいなアーチ型の中央本線高架橋を抜けると、すぐ右に見えてくる。







煉瓦造りの高架橋の際で、グヮーグヮーとカエルのように鳴くガビチョウを発見する。

外来種、、、おまけにいろんな鳥の鳴きマネが得意ときた。
人家あたりでオオルリやクロツグミの鳴き声を聞いたら、間違いなくコイツだな( ̄ー ̄)







林道には、雪がいっぱいだ。







そんななか、目の前を横切る二羽の小鳥がいる。
お~!かわいいジョウビタキの女の子じゃありませんかぁ(o^-^o)






静かな木立のなかをわざとザクザクと足音をたてながら、川をたどっていきました。

雪はだいたい20センチ。
とは言え、車輪のあとや、踏みあともあるため、とても歩きやすいんですよ。






あ~ひさしぶりにこのミラーに来ましたね~。
んで、またもや記念のパチリ。

今日はアイゼンの代わりに、これまたひさしぶりのゴム長靴で参上なのです(・ω・)







林道歩きもここまで。
あっという間に、景信山への分岐に来たようです。






この先、木橋を渡って登りがはじまる、、、






実はここ、普段でも途中からかなり傾斜がキツくなるのを知っているのだ!
今日は大丈夫かな~(>_<)






沢を離れて、こっちを上がると景信山ですよ~ってな案内が見えていません。







あとはジグザグとキツい山の斜面を上がっていけば良いのですが、人がつけたトレースをあんまり鵜呑みにしちゃ、ダメですよ~(>_<)


案の定、二ヶ所ほどだれかが間違えて斜面につけた紛らわしいトレースを見つけました。
おまけに、途中のトラバース道が、かなり雪で狭くなっているため、谷に落ちそうで危ない箇所もありましたしね。

高尾山とは言え、雪山を侮るべからず。。。







そんなこんなで、おおきな東尾根に合流しました。
後ろの道標が指していないバリエーション道に、踏みあとがありました。






右が自然林、左が植林。
木の姿がはっきり見てとれる東尾根。

そういや、前回来たときは、此処ヒグラシだらけで、凄まじかったことを思い出しました…







ときどき、雪が深くなります。






どんどん上がると、まわりの山が見えはじめました。
あの奥は、北高尾山陵だ、、、ここより標高が低いとは言え、おそらく今日あたりはここよりかなりキツい雪中行だと思います…( ̄ー ̄)






景信山のてっぺんが目前になりました。丹沢の山々もきれいに並んでいます。







まだまだ雪が残るベンチの屋根には、小さな氷柱も付いていますね。







大室山と富士山を敢えて並べて撮ってみました。
雪の大室山に立ったのは、いつだったかな~。。。







丹沢を見ていると、なんだかセンチな気分になりました。。。
んで、とっとと、泥だらけの景信山に別れを告げて、小仏峠から小仏バス停へと再び旧甲州街道へ入ります。

ふと見た看板に、道路を傷つけるな、と書いてある。

そ~か~。

どっから見ても、ただの山道にしか見えない小仏峠からの道って、東京都の道路「都道516号線」だったことを思い出しました。







そんな東京都の道路で、クロジがこっちに気付くことなく、しきりに何かをつついています。







雪もなくなり、道路もいよいよアスファルトに代わった先で、冬の枯木にルリビタキの女の子が止まっていました。
なかなか、男子には会えません…残念。






そんな最後。小仏バス停前のキジバトが、何故か逃げずにポーズをとっています。



仕方なしに撮ってあげましたが、今日一番によく撮れていましたね…( ̄ー ̄)
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富士山に行く

2016-09-11 | 山(その他)


シーズン最終日の富士山に登ってきました。





山小屋は、冬支度の最中です。





富士山初登頂のAちゃんも、最後まで元気でした。





てっぺんの方まで、よく見えています。





影富士も幸運にも見ることができました。
なんだか、影富士の上に逆さ富士まで見えてます!面白い~~






生き物のような雲と並んで歩くことは、3000mを越えないとできません。







これで4回めの富士山です。
ホントにこれが最後かな、、、





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棚田で田植えの線引きをする

2015-06-03 | 山(その他)


ここは、新潟 十日町。
山肌に沿って、広がる棚田はここでは当たり前の風景なんですね。。。






そんな田んぼの一角で、今回はワタシ、棚田の里親のみなさんとともに、田植えを経験してきました!






2~3本の苗を、4列ほどみんなで植えていく~( ̄Д ̄)ノ





で、右端4列がワタシの植えた苗ね。
こりゃ、稲穂の季節、どんなかんじに実っているかが楽しみだっ。



昨秋は、稲刈りを。そして、今回田植え、、、考えてみりゃ、行程的に逆だってっ!?
でも、山登りよりもとっても過酷だった、あの稲刈りに比べて、
今回は、意外にもなんだか易しかったような…。
なまいき言えば、ちびっと分かったことなのですが、田んぼとの付き合いって、
泥とバランスよく、いかに上手くつきあうか?なんですよね~~。。。





∧( 'Θ' )∧



∧( 'Θ' )∧






その翌朝は雨だよ。




田んぼはこの通り、ただの池だしっ!?






とはいえ、雨でも決行!
ワタシとTさん、そしてKくんは朝からこんな道具を使って、
この日は貴重な田植え作業を体験しちゃいましたっ。






まずは、田んぼふちの中央から対岸に向けて、一直線に糸を伸ばして、棒で固定します。







この糸を中心に、このコロコロを転がしていくと、田んぼに線が描けるのだっ!






そうっ。
昨日のように初心者のワタシらでも、おおよそまっすぐに苗を植えることができるのは、
あらかじめに引いた、この線引きがあるからなんですね~!すごい~(=゜ω゜)ノ

んで、今回のイベント主催者でもある、ワタシのご近所友だちAちゃんのお兄さんが、
早速お手本を見せてくれました。
その姿を拳を握りながら、じっと見入るTさん……(⌒-⌒; )
ホントこのひと、収穫に纏わることへの情熱が半端ない…。







そして、変形したプールのような田んぼの真ん中を、真っ先に線引きをするTさん。






お次は頭上の野鳥が気になって仕方がないKくん。






一方、いかにブレずにキレイに仕事をこなすか?のTさん。



そんな、Tさんの美しい田んぼの線を、続くワタシら2人が見事にブレながら、
両端からブチ壊していくのであった ( ̄(工) ̄)


だって、あのコロコロって泥が纏わりつくとやたら重いしっ! しまいにゃ、壊しちゃったしっ!

そんななか、腰も痛くて、ひとりブツブツ言うワタシに向かって、
「さっきから、いったい誰と喋ってんのっ!?」
と、Kくんからツッコミを入れられる始末…。








3時間後。。。
その日の線引きをすべて終えて、泥まみれのまま帰っていくのであった~( ̄Д ̄)ノ





ワタシらは、そのまま帰ったのですが、
午後から稲を植えたAちゃんたち曰く、とってもきれいに線引きしてあり、
みんな感謝してくれたとか。





よかったねっ (=^ェ^=)











ここ新潟 十日町の棚田は、星峠をはじめ、たびたび観光ポスターにもなるほどに、
現在、とても貴重な風景資産だといえるでしょう。
そんな景色を保つには地元の方々ばかりでなく、他所からたくさんのボランティアや、
私らのような微力ながらも里親としての力が必要だと、実際田んぼの中で汗をかきかき、
働くたびに感じます。

この町の風景、そして田んぼをもすこし見てみたいな!と思う方、
越後妻有 大地の芸術祭の里のサイトを是非ご覧になって下さい。




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峰谷から鷹ノ巣山へ(奥多摩歩き)

2014-12-23 | 山(その他)
いやいや。。。
今回は、久しぶりのがっつり歩きをしてきました🐾
行き帰りともに、標高差1100mもある急勾配で、雪も途中から出てきちゃうし……。
帰りの稲村岩尾根は誰もいませんでした💧




というわけで、お久しぶりの奥多摩駅からスタート。

今日はこのバスに乗って、まずは東京で一番高~い!集落を目指します🐾



終点からは林道をひたすら歩き、小さな橋を越えればいよいよその集落入り口に辿り着きました。



案内板に従い、左に入ると、、、




いきなり、急斜面に現れる家々は、まるでこちらに被さってくるようです。



積み上げた石垣の上には風格のあるお宅が軒を並べていました。
いったい何代くらい続いているのかな?



このあたりの標高がだいたい650m。。

でも、今日はまだこれよりもっと高所に建つ山間集落を目指して、舗装路を外れて、畦道をどんどん上がっていきます。
なんだか、ここまででかなりの疲労感がありますが💧



畦道から、普通の山道を登ること20分ほどで、やっと、留浦の奥地区までやってきました。
あの一番上のお宅なんて、とっても空が近いですね❗️

そして、あのお宅の標高が950mくらい、、
ってことは、ちょっとご近所さんへ野菜のお裾分けに……が、標高差300m❗️
しかも果てしない急斜面をひたすら上がんなくちゃいけないなんて。。。

そんなウチを一歩出れば、厳しい斜面がまるまる日常の暮らしに感服です。

それでもここの住所は東京都。。
改めて、東京も広いですね❗️



よく見るとこちらの家のトタン屋根は大きく剥がれていますね。




こちらのお宅は、もうかなりの年月人が住んでいない様子です👀



そんな住居をつなぐ道を上から見れば、まるでサーキットのようですねっ。



この奥地区は、昨冬の大雪の際、最後まで孤立していたと新聞記事で読みました。

こうして、眺めているだけで、たくさんのジョウビタキやコガラ、おまけにサルの群れまで出会えてしまうので、ひまになんてなりません。
そして、気がつけば、時刻は10時。。

今日は先がかなり長いことを思い出して、急ぎ足でいきましょう❗️



奥集落を過ぎて、石尾根へと続く、浅間尾根の登山口が、この浅間神社。

どうやら、お社はすっかり朽ちてしまい、ご神体はどちらかに移っていらっしゃるようですね。。



明るい冬日に照らされた木立のなかを歩きます。



大きな木もあちらこちらに佇んでいて、浅間尾根はとてもいい尾根ですね❗️



やっと石尾根が真近に見えてきました。



神社からほとんどぶっ通しで歩き続けて、なんとか鷹ノ巣山の稜線まで出てきました💧



……にしても、この鷹ノ巣山避難小屋のあたりって広すぎます💦
奥多摩って山奥でもいきなりあるんですよね~こんな開けた場所が❗️




鷹ノ巣山へのアプローチも広い‼️
遠くに南アルプスの雪嶺まで見ることができました。



最後は、数日前に降った雪が凍る急斜面を頂上までがんばります💦💦



ここが、1736m❗️
鷹ノ巣山のてっぺんですね‼️




今日は富士山がとってもキレイに見えています。
がんばったご褒美かな。。



大菩薩嶺の向こうに、この夏頑張って登った北岳や仙丈ヶ岳があるのかな。。。


時刻は12時半。。。


下りはここから最短で下山できると踏んだ、東日原のバス停を選ぶことにしました。
でも、かなりキツそうですね💧




案の定、山の北側はかなり積雪が残っているようです。
この冬、初の雪山歩きがいきなりここで、体験できちゃいましたっ。



多い箇所で、5センチくらいはあったかな。。。



どうやら、この稲村岩尾根はかなりの急斜面で、おまけに一部が凍っているため、足元が不安なので、ここでワタシの自慢の山の冬靴シーラックスライトに軽アイゼンをつけることにしました。



お気に入りのシーラックスライト。
別名「ゴム長」笑。
これでバッチリですね❗️




雪がなくなると、大きな岩が立ち塞がり、その経路がかなりの悪路になっているようです。
一部落葉の下が凍結していて、危うくコケました💦



後半、沢まで下りて、前方に六ッ石山が明るく見える場所から、ひたすら谷間を巻いて行けども行けどもなかなかバス停まで辿りつきません。

やはり、この尾根は恐るべし❗️


まっ、それでもなんとか、2時台のバスに乗ることができましたが、結局、尾根を下る人にはまったく会うことはありませんでした。

奥多摩の奥地はやはり、秘境ですね。。。


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初秋の仙丈ヶ岳へ出かける

2014-09-11 | 山(その他)
先月、北岳に赴いたばかりだというのにまたもや南アルプスへと出かけてきましたよ~(^ω^)




まずは、甲府から夜叉神峠経由の広河原行きバスに乗り込めば、、、


かなりの崖っぷちを走るバスの車窓から「ホウオウシャジン」という、鳳凰三山周辺でしか見ることのできない貴重な花が咲いているのを乗務員の女性から教えていただきました。

他にも「あそこにウリ坊がいた~!」と、今日はたった5人のお客さんのせいか?かなりゆとりがあるらしく、乗務員さんもまるでツアーバスのように楽しそうでしたよ~。





そして、広河原からまたもやバスに揺られてなんとか北沢峠に辿り着く( ̄(工) ̄)

時刻はすでに午後1時なり。。。
平日はやっぱここってかなりアクセス悪いんだよなっ。




休む間も無くとっとと森に入れば、辺り一面深い緑のフワフワ~なコケだらけ。




う~ん。。。こんな森の景色は日帰りなんかじゃ決して見られないって!


時刻も遅いことから未知な沢沿いのコースは避けて、樹林帯のなか大滝ノ頭五合目経由で今日のお宿に行くことに。




ところで、仙丈ヶ岳頂上に至るまでのこのコースには一合目~ニ合目~と標識が立っているのです。
やはり信仰の山なのね。。。
で、キツイ登りを抜けて栗沢山が見渡せる三合目あたりでは、ホシガラスがとまっているのを見つけました~(=゜ω゜)ノ

前回の北岳ではお目にかかれなかったのでホント!嬉しかったですっ。
あとは、ライチョウかっ!?




その先歩きにくいガレ場の続く四合目をこなして、やっと大滝ノ頭五合目に到着します。
その後、この分岐を右折してトラバース経路で本日の目的地、馬ノ背ヒュッテを目指しますよ~( ̄Д ̄)ノ



で、このトラバース経路は仙丈ヶ岳~小仙丈ヶ岳を源流とする沢がいくつも横切っていて、これまでの鬱蒼とした樹林帯から一変、あたりも開けてなかなか変化に富んでましたね。



甲斐駒ケ岳から続く鋸岳の大キレットもバッチリ見えたし!すごいよな~アレ!





そして、おもしろいのは横切る沢ごとに違う植物が見られるってことなのだっよ(・ω・)ノ
これはホソバトリカブトかな。。。




この沢には清々しいミヤマカラマツ。




そして、最後の藪沢あたりでは、鮮やかなヤマトリカブトの群生を見ることができましたね。

因みにどこでも目についたのは、赤い実の成るナナカマドとミヤマアキノキリンソウとバイケイソウの枯れた葉…そうそう、ミヤマゼンコって面白いネーミングのレーシーなお花も頂上近くまでしっかり咲いていたな。。。




にしても、、、。
北沢峠から南アルプスの深い森のなかを歩きはじめて約2時間経つものの、上ってるひとがまったくいませ~ん。なんかふぁ~ん( ̄Д ̄)ノ






で、やっとまともにヒトに会ったのはこの馬ノ背ヒュッテに着いてからねっ。
ちょっと飛ばして4時前に着いちゃいまして、夕飯の5時まであたりをお散歩ね(=^ェ^=)





なかなかステキなこの山小屋の後ろには立派な小仙丈ヶ岳がそびえて、、、




左を見れば威風堂々とした甲斐駒ケ岳とその横には栗沢山を望むことができました。
う~ん。。。黒戸尾根でカイコマをいつかは上がってみようかな?


そして、晩ご飯にカレーをいただき七時半には就寝。。。





その翌朝。天気は一転。。。
昨晩かなりの雨が降りまして、小仙丈はこんな感じ?( ̄(工) ̄)





当然、本日目指す仙丈ヶ岳も雲のなかだし(´・_・`)。。。まわりにだれもいないし。。。




まっ、気にせず!ひたすらハイマツにナナカマドで埋められた稜線を辿っていきまして、、、




真っ白で先の見えない頂上を目指します。





そんななか、ワタシが好きなトウヤクリンドウを見つけて、にわか気分が上がりますっ!




うわっ。まだチシマギキョウまで岩場でがんばっていました(=゜ω゜)ノ



これ、チングルマですよね。
先月は白に黄色の明るいお花だったのがすっかり様変わりして、まるで綿毛をつけた赤いかざぐるま。おまけに綿毛にはびっしりと露がついていてとても魅力的でした。




先月の北岳で、ま~くんが感心していたミヤマダイコンソウの葉もすっかり色づいています。

普段ならかなりキツイ上りも、このように山の小さな宝物が所々散りばめられているので、あまり苦にはなりませんでした。
今年はじめて南アルプスに出かけて高山植物っていうものを、少しかじってみましたが、なかなか楽しいものですなっ。



そんななか、霞んだ岩場の登山道をなにやら動くケモノがいるぞ?




ライチョウだ!ライチョウだっ!!
足に白い識別をつけていますよ~!




おまけに後ろからも、2羽もくるじゃん( ゜д゜)!?




登山道の横で人の気配を伺う親鳥らしきライチョウ。

……で、ワタシよくよく観察していると、どうやら親鳥は、お食事中の2羽の幼鳥ライチョウの行く先をあらかじめ警戒して見回っているのですよ~!




いや~~いいもんを見た見た(^ω^)
…と思う先、いよいよ標高3033m仙丈ヶ岳のてっぺんが姿を見せてくれました。



しかし、あたりは真っ白。。。
しばらく、頂上手前のピークに座ってガスが晴れるのを待つことに。



時々ガスが晴れるとこれまで辿った稜線をきれいに見渡せるんですけどね、、、




残念ながら30分ほど待ちましたがガスは消えず。



狭い仙丈ヶ岳の頂上を足早に過ぎて下ることに。




晴れていればもっと「カール」ってやつが見渡せたのにな。。。




北岳もこんな感じ?




しかし、仙丈ヶ岳ってわかりやすくていい姿だ。。。安心感っていうのかな?
ちなみに、丹沢でワタシが一番好きな山は大室山ですっ。




そうそう!帰りの小仙丈ヶ岳へと続くこの稜線あたりで、ワタシの目の前をホシガラスが飛んでいき、ハイマツの茂みに入っていったのでした!






∧( 'Θ' )∧


∧( 'Θ' )∧





そんなこんなで、行きも帰りも所々に立つ、このお手製標識にひとり励まされながら、足早に北沢峠までおりていき、11時過ぎの広河原へのバスに間にあいました。


長谷中学校のみなさんありがとうございました。仙丈ヶ岳楽しかったですよ~(=^ェ^=)




コメント
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