マイmy巷話

マイMy巷話(かんわ)は「私にはそう見える!」ものを儘に書いているだけの話です。

かたつむりの大晦日

2023-12-31 | いきもの(かたつむり)


いつまでも多動が止まないチビの貝も、一昨日あたりからケースの蓋にくっついたままで、とうとう動かなくなった💤



が、1匹がおとなしくなると何故か❓別のが動き出すっ笑



顔だけ出すとすぐに戻っていくようだ。

キミは貝ぬしのところに暮れの挨拶にわざわざ来てくれたのかな。。


相変わらずアタマの横から生殖管は出たまんま👀
これじゃ、冬籠もなかなか大変そうだけど、、仕方がない。

🐌

🐌

今年もブログを見ていただきまして、ありがとうございました。
もうしばらくは続けたいと思ってます。

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かたつむりの真冬の過ごし方

2023-12-21 | いきもの(かたつむり)


冬の貝はよく寝る💤
アタマの横の生殖管がずーっと収まらないこの貝の寝相は、まるで毛が一本生えてるような❓ユニークさがありますな👀


一番のご長老はシェルター籠りで冬場を乗り切るようだ。やはり、年の功といえよう。


一方、寝るひまを忘れてせっせと動き回る貝もいるんだなっ😆
炊き立てごはん🍚を食べてるチビくんは、ここで一番の若輩もの。

いつまで経っても大きくならないばかりか大人になることも忘れたままだが、身体に反して近ごろはやけに食い意地が張りまくっているのです。


お腹いっぱいになったあとはいつものようにケースをぐるりとお散歩中。。。🐌
途中出会った相手には必ずマウントをとるのは欠かさないのが、チビくん流儀のようだ。


そして、上昇⤴️


落ち着けそうな枝の陰で止まったようだ。
で、上方を警戒中📡くくく。。


今度は両横を確認中📡くくく。。
まったく抜かりのないチビくんなのです。
ま、キミを付け狙う刺客がいったい誰だかこっちが知りたいが😆


そしてここがひとまず安全だと判断をしたようですな。。

そんなわけで、なかなか忙しいチビくんなのです。

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世田谷・震災とガンタ積みの壁

2023-12-18 | 街歩き・歴史散歩
前回は戦争中に使われた民間用の防火水槽をいくつか周りで探してみましたが、それより昔の災害痕が、町の一風景として残っているはなしを、今回してみたいとおもいます。


下北沢の町はずれで見つけたレンガ造りのこちらの擁壁。


レンガばかりかいろんな石も入っているらしく、見ればみるほどなかなか面白い顔の壁なんですよ。。👀

広く整然とした住宅地に、ここだけ時間が止まったままのような雰囲気を感じて、立ち止まって見ていると、偶然に近所の方から、お祖父さんのはなしとして、この壁は大正時代の大震災で崩壊した近くの工場のレンガ材を使った擁壁の一部分だと教えてもらいました。
震災後に裏の山を切り崩して住宅地にした際、このレンガの擁壁はずっと上にまで続いていたのだとも。

山」だったという言葉が印象的でしたが、以前に書いたブログ記事のなかで2.26事件の栗原中尉一家が駒場で罹災したあとに移り住んだ松見坂一帯はそれまでただの「田んぼ」だったわけですよね。。

改めて、100年も前の震災をきっかけに、山や田んぼの広がるのどかな村の風情が人の移住で一気に都市化したことを窺い知るエピソードだな、と思いました。


で、こういう造りはガンタ積みと呼ばれているそうですが、このガンタ積みの壁は下北沢あたりにまだまだありそうな気がしたので、探してみるとやはりありましたっ❗️

こちらはアパートの外壁として今も現役のようですが、草に覆われたレンガの古さが建物と似合ってました。


よく見ると、コンクリートで固められたレンガの塊は完成したパズルのようで、陶器製の排水管がきちんと通っているところにも、壁としての本気度が感じられます。



また、レンガと大谷石が重なったこちらの壁は、狭い道筋の駐車場で発見しました。焼けたように黒ずんでいるのがなんだか印象的ですね。



池の上駅近くの住宅街の庭先には小さな壁がありました。
ここ、花の季節は隠れてしまって、なかなかわかりにくいのですが、、。


少し離れた松見坂近くのビルの外壁は、コケが生えていて、見るから盆栽のようになっているのが面白いですね❗️

…と、もう少し足を伸ばしてみると、まだまだありそうな古びたレンガの壁ですが、どれもが100年前の災害の瓦礫で造られたかどうかは不明ですが、この土地を歴史的にみた時間枠と地理的な根拠に加えて、そこに住む人の確かな証言からも、なんだかありえそうな気がしてきます。

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世田谷目黒・古い防火水槽を見つけてみる

2023-12-08 | 街歩き・歴史散歩


ここは世田谷代田の住宅地👀
お庭のなかに建っている昭和元年の古い鉄塔下に逆さで置かれたコンクリートの箱は、おそらくむかしの防火水槽でしょうか。。

で、こーいうモノはいつ頃出来たのかな、、🤔と、昭和16年に内閣府情報局が各家庭向けに発行した「家庭防空の手引」という冊子を読んでみました。

《一死奉公、団結を強くし退却を考えずに敵弾と戦えば被害は殆どないのです》

《爆弾は一度落ちたところに2度と落ちることは絶対ないため、勇敢に飛び出して防空に活動すること》

《空襲は受けるものだと覚悟を決めて、全国民が敵機の空襲を待ち構えてをれば、空襲の惨禍は未然に防止され、なんだこんなものかと軽微で済む

いやいや💦逃げずにひたすら気合いを入れれば、敵機の爆弾を防げるわけでも火は消えたりもしないからっ💦まずは逃げてくださいよっ❗️
改めて、これ👆政府が国民向けに出しているんですからねっ。

ウソみたいなホントの話とはこーいうことを言うんでしょうね。。。


また、手引き書では、各家庭の平時からの準備として、消火のために防火水槽、井戸、砂、土、ムシロなどを便利な場所に置くことや、燈火管制などを挙げています。

上の写真の陶管は、かつての陸軍の駒沢練兵場に隣接する池尻のお宅の軒先にあったもので、おそらく防火水槽かと思われますが、つい先日取り壊されて、いまはすっかり更地になっています。


また、池尻近くにかつてあった陸軍獣医学校並びのお宅には、正面玄関の植木と並んで古井戸が残っていました。
大きな道路に面したここなら、確かに消火に便利そうですね。


池尻から渋谷方向に上がった大橋の国道246号線沿いにも、防火水槽がポツリと残されています。


高速道路下の都会の喧騒のなかで、コンクリート造の古びた水槽はなかなかの存在感を放っていますね❗️

戦時中、三宿や三軒茶屋周辺の国道や沿線に沿った住宅や商店は、火災の延焼を防ぐために多くが取り壊されたそうですが、こういった建物疎開も、国の防火対策として、防火水槽や井戸での消火とともに、平然と行われていたようです。


昨日からの雨で溜まった水槽の水面には高層ビルが青く映っていました。。



また、松見坂交差点から少し下がった住宅の横にも、陶器ものとコンクリート製の防火水槽が仲良く並んでいたりします。

松見坂周辺もかつては三宿、池尻と並ぶ軍都の地。
だから、余計に町は戦争の災禍に遭っているんですね。。。


大橋とともにこの防火水槽も、過去の様々な惨禍を乗り越えて、いまは人知れず草木を育てる受け皿として生まれ変わっていました。。


そんなわけで、普段なら通り過ぎてしまう見慣れた場所も、目線次第でちょっとした宝物を発見したような気分になることがたまーにあるのです。

また、散歩や買い物ついでや仕事の合間に、新しいなにかが見つかるといいのですが。。


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季節ハズレのかたつむりの交尾

2023-12-01 | いきもの(かたつむり)
いよいよ師走。
歩いていると北風がマジ辛い季節だな。。➰🍂🍂



《北風ってなに⁉️それ美味しいのかっ⁉️》

、、ま、温室育ちのウチの貝にとっちゃ、冬も夏もそう大して変わりはないに違いない。何故なら今まさに交尾をしてるしっ😅
もいちど言うが、今日から師走なんですけど、、💧💧



とはいえ、ちょっと観察することにした貝ぬし👀
かたつむりは両性具有で身体のしくみはなかなか複雑そうなのに、見た目はとてもコンパクトにできていて、男性機能を果たす生殖菅を、同じ場所に備わる女性器に互いに差し込むスタイルなのです。
だから、アタマの横から2本の生殖管が見えてるってわけね。


と、一方の生殖管が抜けて、あっという間に短くなりました😶


どうやら、渦巻き模様がキレイな若い貝の交尾は終了したらしく、あとは年寄り側の管だけが、残った状態になったようです。



自分の管をしきりに舐める年寄り貝👀



結局、先に終わった側も一緒になって舐めはじめました。
デリケートな生殖管は普段は体内に収まっているだけに、いくら粘液で保護されていても、長時間を外気に触れたままでは、かたつむりに大敵の乾燥はやっぱり免れませんよねぇ。。



とはいえ、とうとう若い貝はシビレを切らしたらしいぞ🤭

《おいオマエ、腹減ったしっ💢眠いしっ💢はやくしろっ》
、、そんな風かなっ笑



結局、あまりにもヒマを持て余しすぎて、枝をガリガリと齧りはじめる若い貝なのでした。。

それでも無理に引き離すこともなく、その場に大人しく待っているのはすごいな、、と毎度、思う貝ぬしなのです。


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