貝どもの貝ぬしになり十余年。。
まずは、交尾してまもない二匹の画像から。。
交尾してまもなく、一匹の個体の生殖口あたりから、シュッとカメラに収められない速さで何かが飛び出してきたっ。
それは紛れもなく、かたつむりの恋矢なのですが、どうやら1匹だけが恋矢を落としたようだ。
改めてよく見ると、、🔎
しばらくすると、恋矢が出てきた管は生殖口に収まっていきました。
改めて見てみると、下側の貝の方が交尾はしたものの、なんらかの事情で自分の生殖器が出てこなかったようですね。
さすがに最近は、かたつむりの交尾を目撃しても、あまり気に留めなくなっていましたが、昨日交尾の瞬間からしばらく見ていて、考えざるをえないことがあったのです🤔
実をいえば、、
これまでここに書いてきた生殖がらみのはなしって、ぶっちゃけ聞きかじった他所の知恵を転用していたところが大いにあったかもしれないな、、と😅
でも今回は違う‼️
見たまま思ったままを、マニアで変わりものの皆さんにお伝えしたくなった貝ぬしなのです😤
まずは、交尾してまもない二匹の画像から。。
当然ながら、最初からガチに構えていたわけではないため、カメラ記録はここからになります。
交尾してまもなく、一匹の個体の生殖口あたりから、シュッとカメラに収められない速さで何かが飛び出してきたっ。
で、落ちたものを見てみると、、👀
それは紛れもなく、かたつむりの恋矢なのですが、どうやら1匹だけが恋矢を落としたようだ。
改めてよく見ると、、🔎
恋矢がいきなり飛び出てきた部分が赤い矢で示した箇所。
そして、同じ生殖口には相手貝からの生殖器の管が挿入されています。
かたつむりは雌雄同体なので、ひとつの生殖口に交尾に伴う、全ての機能がパッケージ化されているんですねー。
しばらくすると、恋矢が出てきた管は生殖口に収まっていきました。
そして、交尾はそのまましばらく続きます。
が、、
これ見て、あれ?っと思った方は、なかなかの貝通ですなっ😆
まず、不思議だな🤔❓
と貝ぬしが思ったのは、アタマとアタマを突き合わせて2匹が交尾をしたあと、生殖器の管が出てきたのは一匹のみでした。
雌雄同体のかたつむりは、通常どちらもが自分の生殖器を出して、相手の生殖口に挿入させるため、見た目は2本の管で繋がっているはずなんですよね。。
でも、必ずしもそうではなく、1匹のみが挿入することもあるのが、今回わかりました🕵️♂️
改めて見てみると、下側の貝の方が交尾はしたものの、なんらかの事情で自分の生殖器が出てこなかったようですね。
そればかりか、交尾前に相手を刺して刺激を与える恋矢も生殖器から出なかったために、交尾が終わると無駄になった自分の恋矢を捨て去ったのかもしれません。
つまり今回に限れば、この貝は完全に受け身のメス♀化だったわけか。。🤔
一方、正常の交尾を済ませた片一方の貝は相手に精子を送り込むことに成功したため、恋矢を捨てずに再び体内に収めたようです。
実はかたつむりって、毎回の交尾ごとには恋矢を使い捨てにしないこともあるのです。
…そんなわけで、時々こうしてプラケースにカルシウムの矢がポツンと落ちているのを見つけると👀、いつ、どんなときに貝たちは捨て去るのかな❓
と不思議に思っていたため、こーいう一例もあるということがわかった貝ぬしなのでした。
改めて、雌雄同体のいきものには、性がハッキリと分かれた我々とは違って、学者の理屈では割り切れないような、曖昧模糊な生き様があるようです。