貝ぬしが貝どもを飼いはじめて、かれこれ17年。。
実はそれより遥かに昔、一度飼ったことがあるのです。
あれは小学3年の秋の頃かな。。🤔
朝、教室の席に座ってランドセルを開けた貝ぬしに向かって、いきなり隣の席の男の子がランドセルのほうに指を指してきたのです。
男の子の名前はニシくん。
今でもはっきり覚えています。
ニシくんは当時の子にしては長めの黒髪を額いっぱいに被せた、黒目が大きく、色黒で、背が高い子でした。
それも不思議と今でも覚えているのです。
そして、ニシくんはしゃべらない。
それまで、クラスのみんなはニシくんの声を一度も聞いたことはなかったのです。
もちろん、それを不思議だな?と気にする子もいない。
そんなものだろう、、とみんな深く物事を考えたりもしなかった。
きっと今だったら「かんもく症」という狭い枠の中にニシくんは収められて、窮屈な毎日を過ごしたのかもしれないが、あの時代はそんなワクなんてものもなかったのです。
そんなニシくんがしきりに貝ぬしに向かって、指を指してアーウーとかなんとか言っていたのです。
なんだなんだ⁉️ニシくん、喋ってるよっ😳❓
…とよく見ると、大きなかたつむりが貝ぬしのランドセルのなかに何故かいたのでした。
すかさずニシくんはかたつむりを捕まえて、再び、貝ぬしに向かってアーウーとかなんとか言っていました。
…と残念ながら、貝ぬしの記憶はそこまでなのですが、、💧、結局そのかたつむりは家に持ち帰って、しばらくは飼っていたのでした。
そして、3年生が終わって、東京に引っ越しをすることになったため、かたつむりは近くの森に放すことに。。
それが、貝ぬしがかたつむりを知る最初のきっかけなのですね。
それから先、長い間全く貝など気にすることもない暮らしを続けてきたはずが、ここで再びかたつむりに捕まってしまったってわけだっ😅
ニシくん。。
今ごろどうしているのかな。。。