マイmy巷話

マイMy巷話(かんわ)は「私にはそう見える!」ものを儘に書いているだけの話です。

丹沢・マルガヤ尾根で雪の鍋割山稜を目指してみる

2013-02-24 | 山(丹沢)
ちょうど一週間前に歩いた経ヶ岳から望む雪の丹沢の山々に引き寄せられて、またもや本日も丹沢に出かけてみました。

出発は大倉バス停。ここかなり久しぶりなのです。
…で、そこからはこれまた久しぶりの西山林道を延々歩き続けます。




今日はあの奥に見える鍋割山をめざしましょうか!

林道を歩くこと、1時間半…。


二俣を過ぎて本沢を渡った右手、植林の大きな尾根の取り付きから本日はスタート。


そう!今日は「マルガヤ尾根」で鍋割の稜線まで歩いてみますね。
前回この尾根を歩いたのが忘れもしない、ちょうどあの大震災の3日前だったのですよ。
あの日も雪が残っていたな…。






見たまんま、取り付きから急な尾根。




植林の急斜面を過ぎれば、古い標石の立つ小ピークに。




ここから先は、ブナもある自然林の気持ちのいい尾根歩きがしばらく続きます。




しばらく進むと、朽ちた赤松が横たわる広い928のピークに着きます。
今日はこの尾根歩きを楽しむ!のがお目当てなので、ここでゆっくりと休憩。。。




右手をみれば大倉尾根がかなり高く見えます。あのあたりが金冷しかな…?
どうやら、あの稜線沿いへたどり着くのはまだまだ先のようです…。




馬酔木の下を抜けてしばらくは痩せた尾根を辿ります。
ここまでは思ったほど雪はありません。




痩せ尾根を過ぎたあたりから、なんだか滑りやすくて歩きにくい斜面がひたすら続くのですが、左手のガレ場に引き寄せられないように気を使いながら歩いていきます。
おまけにめちゃくちゃ!急なので、人間四駆状態にここでシフトチェンジしました。




その先は…いきなり開けます。
結構、このあたりがこのマルガヤ尾根のハイライトといえるのでは??




一見穏やかな平地のように見えますが、横から見ればこんなに斜めなのですね!
マルガヤ尾根は全体的に傾斜がきついため、登っている時はこのあたり緩~く感じるのですが…こう見ると全くそんなことないのですね!
そして、向こうに見える尾根は後沢乗越から鍋割山へ続く登山道ですよ~。




んで、その後ろからやっと富士山もお顔を出して下さいました。
この先、鍋割山までずっとこの富士山が道のお供になるのですが…ホントいつ来てもこの尾根は贅沢ですね。。。あの、悲惨な鍋割山の泥だらけ~!の登山道がウソのようですよ!




…とはいうものの、この先鍋割山稜までの道のりも本当に長~い!




疲れたら富士山!




「松に不二」!




尾根歩きから約2時間経ちました。。。やっと目指す稜線が見えて来ましたね!




そして、鍋割山稜から見下ろす相模湾も今日は春のようにキラキラしています。




振り返れば目の前に蛭ヶ岳も見えます。丹沢サイコ~!って感じですな。








鍋割山へと続く冬の登山道に木立。。。。




今日は富士山の手前に見えるあの鍋割山までにしようかな…?




…最後、鍋割山からのドロドロの下山道はやっぱり最悪~!!なのでした。あと、林道歩きも泣けてきますよ…花粉が酷くてずっとマスクを付けっ放しでした。。。。



*この尾根は一般登山道ではありません。充分な装備なしでの歩きはお薦め出来ません。



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華厳山と高取山に経ヶ岳を歩いてみる(の続き)~丹沢歩き~

2013-02-18 | 山(丹沢)

三等三角点と地元「西山を守る会」の皆さんの手で作られた高取山の標識。


麓のゴルフ場から華厳山へと上がり、ここ高取山まで足を伸ばしたら、Uターンを。


途中、有刺鉄線柵とともに、ここから先へヒトは立ち入りできません!の高取山採石場の看板が…。
これじゃケモノでさえ二度と入ることはできないでしょうね。




よくみると稜線沿いの木には、麓へと下る尾根を示すマーキングテープが所々に見られます。
ゴルフ場方向にこの尾根を下った先にはどうやらたくさんの石仏が山の裾野に点在しているとか…。
石仏は幕末、麓の松石寺が建立したそうで、「新四国八十八箇所石仏群」と呼ばれているそうです。
機会があればいま尚残る石仏を巡る山歩き!もなんだか楽しそうですね。


その先、煤ヶ谷高取山へと続く稜線分岐あたりで焚火で休憩中の7名程のハンターの方々と出会います。
鹿はあっちの山の方に現在逃走中かな…?





そして華厳山に戻ってきました。ここは頂上から少し先を入った「ヒオウギ広場」。
この明地も「西山を守る会」の方々が大切に手入れをしていらっしゃるんですって。




見晴らしのいい明るいヒオウギ広場。。。




ついつい下へと足は向いてしまい…。




アレヨアレヨと急な下りの植林地帯に突入…。




急斜面、わずかに判るケモノ道を頼りに斜め右方向へ進路を変えて谷間に入り…。




川底が凍結気味の谷間をそのまま下っちゃいました。




んで、最後はえん堤から脱出!
下のアスファルト道は半原越に続く法論堂林道。

結局、華厳山から北北東に続く尾根を使い、途中谷間の左岸を辿りここに着地したわけなのです。
本来なら華厳山から稜線沿いに経ヶ岳までいくはずが、ヒオウギ広場の広くて素敵!な感じに押し流されてそのまま一気に高度差200Mを落ちちゃいました。。。




んで、またまた230M登り返してあの正面に見える山のあたりまでいく羽目に。。。

当然、こんなとこ歩く人などいやしないし!
法論堂林道で聞こえてくるのは私のズルッズルッと引きずるような足音のみ…。
だってワタシ、、、実は。。。




今日もシーラックスライトなのよ~!

これって土どころかアスファルトの上、しかも上り坂だとライトとはいえやっぱり重くてさ~、まるでひとり強化合宿やってるようなんですよぉ~!
マジで後ろから車が来たら半原越までヒッチハイクプリーズしよう!と思ったくらいですから。。。


しかし、救いの手は誰からも差し向けられず無情にも半原越までひとり強化合宿の羽目に…。このあたり、雪は残り道路も凍結状態でしたね。

半原越から先は…言わずと知れたあのキツイ階段。
これを上がらなければ経ヶ岳へはたどり着けません。。。




そして、やっと頂上手前の見晴らしがいいベンチでお昼ごはんに。



ここから向かって右手に見えるは華厳山。いままさにあの頂上から真ん中にスジのように見える谷間の左岸沿いあたりをワタシ転げ落ちてきたのかな…?
そして、かなり遠回りをして、やっとここまで辿りついたってわけ。

そして、左手に見える幾分高いのがこれから登る経ヶ岳なのです。
見てのとおり本来なら華厳山のあの稜線沿いを下り、大たるみ(鞍部)をまた上がればよかったのですね…エヘヘ…(=^ェ^=)





最後の経ヶ岳北面には、まだ残雪がありましたよ。
でも私のシーラックスライトには物足りなかったですけどね。。。







と、いうわけで今回巡った約6時間のルートをあらためて…。


本厚木駅~上荻野バス停下車~大厚木カントリークラブ~大沢登山口~華厳山~高取山~華厳山(ヒオウギ広場)~法論堂林道~半原越~経ヶ岳~関東ふれあいの道~半僧坊バス停



追記:
その後わかったのですが、どうやら私が華厳山から尾根を下降して途中、法論堂林道に出た沢沿い近くの道は、古くは「荻野越」と呼ばれる生活道だったようで、私がお気に入りのHP「峠のむこうへ」にこの道が紹介されていました。華厳山と経ヶ岳間の大くだりを経てあっち側のヒトとこっち側のヒトが交流した、花嫁さんも通った路があったとは…。。。ちょっとした古道発見!なのでした(*^◯^)

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華厳山と高取山に経ヶ岳を歩いてみる(丹沢歩き)

2013-02-17 | 山(丹沢)
今日歩いた「山道」のほとんどは一応登山地図には載ってはいないものの、道中20人の団体さんにまで会っちゃった!くらいですから、マイナー道といえるかどうか…?
それでは出発なのです(。・_・。)ノ




まずは本厚木駅から半原行きバスで「上荻野」バス停下車。ちなみに降りたのは快晴の日曜日とはいえ、私ひとり…。



バス停前の浅間神社の鐘楼下でスパッツを履かせていただきふと上を見上げれば…。




ありゃ。こんなところに狛犬さんが!しかも、欄間とともにこれ相当なモノとお見受けしました!
…よくよく見ればこの神社、石の狛犬さんが社前に無いのですね。
だから代わりに鐘楼の柱上に…しかも4匹も!睨みをきかせていらっしゃったのでした。。。



その後登山口を目指してウダウダと民家を抜けていき、その先の細い裏路地を突きあたれば…。。。




いきなり、北海道かっ!
(…ゴルフ場です)




その先、ゴルフコースの突き当たりに高取山、華厳山、そして経ヶ岳への登山口(大沢登山口)はありまして、今回私は華厳山方面の登山道を歩くことにしました。





いきものや物もそうですが、人から常に愛情もって大切にされている道というのは、直接触れるとすぐにわかりますよね。
この道も地元有志の方々の手入れのおかげでとてもきれいにされていまして、歩きながら本当にありがたい気持ちになります。




華厳山へと続く尾根は自然林が続く明るい道。。。




あんな下の方にさっきの北海道も見えます…。




尾根が明るく楽しいと苦しさも半減されちゃいますよね。




いつの間にか華厳山から高取山への稜線レベル近くまで上がってきました。
この先、右手に植林を見ながらの急登に。




登りはじめて1時間。。。標高差400Mを上りきり、華厳山の頂上が見えてきました。




明るい華厳山山頂。
ここでバウムクーヘンとホットのコーヒーを頂いてから高取山へと足を延ばします。

…と、突然近くでパーン!!と銃声が。

登山口でも数人会いましたが、今日もこのあたりはオレンジ服着たたくさんのハンターの皆さんがビーグルくんたちと鹿を探して回っているのです。






アブラチャンの群生する道。。。





それにしても華厳山~高取山の稜線歩きはいつきても気持ちがいいですね!
このあたりで20名の団体さんらとすれ違いました。




遠くに雪の大山を望みながら…。



あっという間に三等三角点のある高取山に到着。
ここでまたまた、なんにも持たない普通のおじさんと、フツウにすれ違います。。。。が、


「すみません、大沢のゴルフ場ってどこのことですか?ゴルフ場に行きたいんですけど…」



('◇')?



「ゴルフ場?あの…じゃ、どうやってこの頂上までやって来たんですか?」

と一応聞き返すワタシ。。。



「桜ゴルフ場から車停めて道なりにやってきた」…と。


…(-_-)


桜ゴルフコースといえば…忘れもしない。。。
私、以前高取山から下山途中、入り込んだまさにこのコースから出られなくなり迷いに迷い~!挙句、キャディーさんのカートでクラブハウスまで保護されたイタイ思い出があるのですよ~!


これ、証拠写真ね↑



だから、ヘタなことは当然言えず、「来た道をまんま引き返したほうがいいですよ~」とだけ。。。


…しかし、車停めて道なりにって…まさかゴルフやりにきたのに迷ってここまで?なわけないですよね???



そんなこんなで、なんだか?モヤモヤしたまま私は再度、来た道を引き返して華厳山へと戻ることに。。。
そこから、今日は経ヶ岳まで上がりきりますよ~。




次回、(無駄に)続く。。。
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フクロウの換羽

2013-02-07 | いきもの(その他のケモノ)
先日、野生動物救護施設にいたフクロウくんのはなしの続きなんですけどね。。。



どうやらこのフクロウは網に引っかかって羽を傷めていたところを保護されたらしいのですが、骨折はしていなかったので狭いカゴから広い鳥獣小屋へと単身移したところ、自分の羽先を食いちぎってしまい本当に飛べなくなってしまったんですって。

獣医の先生がおっしゃるには、原因は不明で個体差によるのでは…?とのことでした。



じつは…今回このフクロウを見にいったきっかけは、うちの近所のお宅にお住まいのアフリカワシミミズクのくまちゃんが一時的に食欲が落ち、しかも風切羽が換羽の時期でもないのにたくさん抜けて飛べなくなっているからなんです…。


換羽異常の原因ははっきりしないようですが、かかりつけの獣医の先生から言われたようでして、ホルモンバランスを整えるために現在のような人間と同じ光環境下にいる放し飼いをやめて、くまちゃん専用の小さなおうちに入れることで、本来が夜行性の「森の王者」に体内サイクルを戻すようにしているんですって。

古今、史上に残る君主には神経質が多い…なんていわれるけれど、見た目風格漂うフクロウも気難しくて実はそれとどこか似てるのかもしれませんね。







暴れて羽を傷めないようにタオルでくるんで(保定)おすわりするくまちゃん。






ご主人からピンセットでエサを食べさせてもらうくまちゃん。。。






なんちゅう…つぶらなおめめなんだよぉ~。。。


早く羽が生えてちゃんと飛べるようになるんだよぉ~!くまちゃ~ん!!





…つか、これだけ愛くるしくて興味深いいきものと暮らしているならば、ご自身でブログを書くほうがよいのではないでしょうか…ご主人(・ω・)?



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野生動物レスキューの現場にて

2013-02-04 | いきもの(その他のケモノ)

久しぶりに山のなかの動物救護施設にてボランティア活動をしてきました。





私がキレイに掃除をしたプール際で誇らしげに直立する、食い意地のはったカワウ。





人懐こくて足下にまとわりつくハクビシンの子ども。






しゃがみ込むと膝に乗ってスリスリ甘えてくるハクビシンの子ども…。
でも、可愛がりは禁物なのです。だってこの子も野生動物なのですから…。






私の目の前でギヤ~ギヤ~と歌いながら踊るアオサギ…。
この子はびっくりするほど、ヒトが大好き!なのです。
…で、このあとも踊り続けていましたよ。いったいなんなんだろね…コイツはさ。。。



そして…。




ストレスからか大切な風切羽を自ら抜いてしまったフクロウもいました。






ちなみにこれ、私のご近所のお宅に住むワシミミズクのくまちゃん…。

こうやって比べてみると、くまちゃんにはピンッとたった耳(羽角)があるのに、フクロウにはないのですね。
はっきりいってドラえもんみたいにデカイです、フクロウのカオってさ。。。





…そんなわけで、今日はワタシ動物たちと山のなか、一日楽しく過ごしてきました(マル)


続きはこちら!






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