生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

システム的分析 systemic analysis

2010年12月15日 11時04分23秒 | 生命生物生活哲学
2010年12月15日-3
システム的分析 systemic analysis

 一つの全体として捉えること。その方法と方法論。
 一つの全体を分析すること。
 一つの全体へと総合すること。

 八卦(二進)と七色(手頃な分類カテゴリーの数。あるいは、記憶の限界、あるいは存在論)。色即是空・空即是色、と、不即不離。
 
1. 構成分析〔組成分析〕 composition analysis
2. 構造分析 structure analysis
 構成要素間の研究
  →編制学〔編成学〕 organization study
  →全体学
3. 環境分析 environment analysis
  →法則性と条件
  →システム成立条件〔要件〕
5. 機構分析 mechanism analysis
  →メカニズム的アプローチ mechanismic approach
6. 一多性 university
  →universification 森羅化、一多化、ありとあらゆる化、……
7. システム全体の分析とシステム全体への総合
  網羅すること。分類すること。

 魔術数は7である、と今日まで伝えられている。
 4=中間点は、転換点であり、ゆえに隠されている(起源なるもの、または起源なること、の不可知性)。探究者は、それ、または、そこ、をひっぺがすことを試みる。
 分析は(物体の前では)不毛である、がゆえに、その行為は美しく、尊い。よって、何無網拿物(なむあみだぶつ=無という網で何でも物として捉えること)。

 結局、計算すること(って、結局のところ、何をしていることなのか?)、とどのつまりは降ろされた算法は、物(物体)と出会わなければならない。つまり、システム実装 implimentation。
 しかし、その前にシステムは成立していなければならない。




岡本光博 バッタもん 関連

2010年12月15日 01時48分26秒 | 美術/絵画
2010年12月15日-2
岡本光博 バッタもん 関連

 〔要入力〕
 
 
岡本光博氏のwebsite:
http://okamotomitsuhiro.com/

深萱真穂.2010.11.撤収された「バッタもん」.視覚の現場?四季の綻び 7: 16-17.

Makarova, Irina. 2010?.?. Louis Vuitton’s discriminating support for contemporary art. ArtAsiaPacific news.
http://www.aapmag.com/70news1.html

朝日新聞記事

カロンズネット編集.2010.11.岡本光博:BATTA MON returns.
http://www.kalons.net/index.php?option=com_content&view=article&id=4151%3A2010-07-21-02-22-48&catid=339%3Aexhibitions&lang=ja

〔CASで入手した文書〕

松井みどり.2002.2.アート:“芸術”が終わった後の“アート”.4+246pp.朝日出版社.[ISBN 9784255001326 / 1,400円+税].

小川雪.2010.10.4.ヴィトン社抗議で撤去 「バッタもん」再展示
http://www.asahi.com/fashion/article/TKY201010040112.html


油絵製作手順の分類

2010年12月15日 01時27分48秒 | 美術/絵画
2010年12月15日-1
油絵製作手順の分類

 フォーラム11(1999)『油絵アート 上達編:色』では、油絵製作の手順を、いくつかの(行為の?)段階に分けて説明しているが、作例によって異なっている。なお、いずれも静物画である。

A(ミル) B(骨) C(薔薇) D(ヴァイオリン) E(葡萄)  
下塗り   下塗り  下塗り   下塗り       下塗り
描き出し  描き出し 描き出し  描き出し      描き出し
描き込み  描き込み 描き込み  描き込み      描き込み
                 グレーズ          
           仕上げ   仕上げ       仕上げ


 描き出しと描き込みは、どういう意味なのだろうと思ったら、110頁に用語解説があった。
  「描き出し 絵の構図を決めて大まかな明暗を塗り分け、全体に固有色を置いた段階。」
  「描き込み 個々のモチーフの色合いを強めて明暗の幅を拡げ、立体感や質感を出す段階。」

 (なんか、描、の字が、猫が手を、つまり招き猫の姿に見えてきた……)

 「下塗り」と「仕上げ」は、無かった。
 グレーズは、その絵に特徴的な段階を設けたということになるだろう。描き込みのなかに入ると言えるかもしれない。
 明暗の塗り分けの大まかな段階と細かい段階ということが、描き出しと描き込みの区分であろうか。あるいは、固有色を置くことが描き出し段階の特徴で、立体感や質感を出すことが描き込み段階の特徴なのだろうか。立体感の無い絵画もあるから、質感のほうが本質的だと考えると、明暗と色と質感を問題とした分類ということになるのか。しかし、描き出しと描き込みという語感からは、完成へと向かうという視点からの分類のようにも受け取れる。
 
 絵はいつ完成するのか、あるいは絵画作者は完成とするのか、をアンケート調査して論じた本もある(要引用)。
 削ったり、ときには、あほらしと思って全面塗りつぶす場合もあるだろう。そのような段階も含めた動態的分類カテゴリーを構築するとしたら、どうなるか。

 大きく地と図(図柄)に分けると、
  地:地塗り→下塗り
  図:描き出し→描き込み→仕上げ

とできよう。ここで、「→」は進行方向を示す。
 なんでもありの抽象絵画では、地と図を曖昧にしたり(たとえばgessoと墨を偶然的にないまぜにする)、(一部ないし全部を)反転させたりする場合もあるだろう。

 
[F]
フォーラム11(編)〔斎藤一郎総括/赤塚美知子・小木曽誠・白川公康 作画など〕.1999.10.油絵アート 上達編:色.110pp.遊友出版.[1,890円] [Ab]