生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

案内:ティモシー・ムソー名古屋講演会 フクシマにおける動植物の変異とチェルノブイリとの比較

2013年07月01日 22時50分41秒 | 放射能
2013年7月1日-4
案内:ティモシー・ムソー名古屋講演会 フクシマにおける動植物の変異とチェルノブイリとの比較

ティモシー・ムソー名古屋講演会ー春を呼ぶフォーラムー
講演題目:フクシマにおける動植物の変異とチェルノブイリとの比較
     ツハ?メか?教えてくれたこと。    
講演者: Timothy Mousseau 教授(サウスカロライナ大学教授)

日時:2013年7月27日(土曜)
   13:30 開場
   14:00~14:30 ムソー教授の紹介
   14:30~15:00 ムソー教授講演:
    放射能の生物への影響、チェルノブイリとフクシマの比較
   (休憩)
   15:20 質疑応答(約1時間)(通訳有り)

  「チェルノフ?イリて? 14 年間、福島て? 2 年間、動植物を調査してきた世界的に有名な アメリカの研究者ティモシー・ムソー教授か?名古屋にやってきます。代表的な研究は ツハ?メの放射能影響調査て?、斑点のて?ているもの、腫瘍のあるもの... 異常はチェルノフ?イリた?けて?はなく、福島て?もて?ています。 原発事故による生物界の異変について学ひ?、これからの日本の環境を考えましょう !
 チェルノフ?イリて? 14 年余り鳥類の個体群調査を続けた結果、 高度汚染地域に生息するツハ?メの異常発生率か?、かなり高い ことか?わかった。部分的な色素欠乏・クチハ?シの奇形・ 曲か?った尾や左右不均等な尾なと?か?発見されている。 最近の統計結果て?は汚染地域の多様性か?低下しており、 鳥類の種は非汚染地域の約半分に減り、個体数は約 40%まて? 減少し、脳のサイス?も小さい。」

場所:中部大学名古屋キャンパス(6階大ホール 三浦記念会館)
   JR中央本線「鶴舞」駅名大病院口(北口)下車すぐ
   地下鉄「鶴舞」駅下車北へ約100m
入場無料
定員:150名
申し込みは下記から
http://kokucheese.com/event/index/99828/
    
主催:春を呼ぶフォ-ラム、3.11 ing
共催:日本陸水学会東海支部会、中部ESD拠点
http://kokucheese.com/event/index/99828/


風間虹樹:本日2013年7月1日の絵画2丁

2013年07月01日 20時00分56秒 | 美術/絵画
2013年7月1日-2
風間虹樹:本日2013年7月1日の絵画2丁

 

                     energy rainbow
 図1:〈いのち。いのち、、[水ほとばしり、精氣虹]〉の全体画像。振出し法の製作例。
  S30菱形展示。一対の茶金的画布を立体的にして貼り付けた【盛り貼り絵画】。根元部分は下地画布を切り裂いて貫入させた。つまり、どちらも【芽生え絵画】でもある。

 
  

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 図2:〈いのち。いのち、、[水ほとばしり、精氣虹]〉の部分画像。
  図を地として、画布を浮き舟的ないし立体的に盛りつけたまたは盛り貼りした絵画である【盛り貼り絵画】。
 
  


                     energy rainbow
 図3:〈いのち。いのち、、[水ほとばしり、精氣虹]〉の部分画像。
  虹色の輝きは、数層の油絵具のゆえであろう。その上にグロスポリマーメディウムを全体にかけた。グロスポリマーメディウムを乾燥させた上には水彩も乗る、と数年前に或る美術文化協会会員の方に教えてもらった。ここではグロスポリマーメディウム面の上に乗っているのは膠で溶かれた胡粉である。さらに保護のためにグロスポリマーメディウムを塗ったのは失敗であった。胡粉線が滲み、その明瞭さと虹色の輝きがくすんでしまった。異なる画布を盛りつけたのは、一部失敗面を地とする複層的な誤摩化し策である。
 
  

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 図4:〈いのち。いのち、、[水ほとばしり、精氣虹]〉の初期段階。左上が天。
  水性絵具のうえに油絵具を滴下するという【異種類絵具滴下法】の適用である。油絵具が周りに広がって花びら的模様ができる場合がある(【花びら形成法】。色によって、つまりは顔料の性質によって結果は異なる)。上に数層を重ねているのでほとんど隠れているが、虹色の輝きに寄与しているのかもしれない。
  なお、地の面をギザギザ形のステンレス鉄板で梳っている。水路を作って、絵具を流すのである。
 
 
  
 

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 図5:〈いのち。いのち、、[水ほとばしり、精氣虹]〉の部分画像。
  
 
  


 図6:〈いのち。いのち、、[電氣生誕]〉の全体画像。振出し法と叩きつけ法と異種類絵具滴下法の製作例。S30菱形展示。
  電氣性 electricity の一括して呼ぶものまたはことの種類とは何だろうか。生命を活動させているのは、何らかの電氣性であろう。磁氣性との関係はどうなのか。
  むしろ、生命体とは様々な電氣が錯綜するシステム体ではないのか。あるいはその活動または機能を電氣性が担っているのか。
 
 

 図6:〈いのち。いのち、、[電氣生誕]〉の部分画像。
  叩きつけ法で作った物体の上に、【異種類絵具滴下法】を適用した。すると、円形に縁が盛り上がり内部が凹む模様となり、さらに油絵具が外側に花開く模様となった。つまり、油絵具の色を適切に選べば、【花びら形成法】の適用である。細い線と太い線はどちらも、【振出し法】による。





風間虹樹:いのち絵画の技法(有機的抽象絵画の技法)2 滴下法

2013年07月01日 11時26分55秒 | 美術/絵画原論、絵画理論、絵画技法
2013年7月1日-1
風間虹樹:いのち絵画の技法(有機的抽象絵画の技法)2 滴下法

 いのち絵画、または、有機的抽象絵画、の重要な技法の一つは、【滴下法】(または滴り法)である。
 滴下法とは、或る粘度の絵具を、絵画表面に対して零度から180度まで(方向性を問わなければ90度まで)の或る角度で、或る距離から或る速度で滴り落とす方法である。或る速度のうちには、天に高く向かって投げて落下させることも含むこととする。最小速度としては、絵画表面にそっと置くことであるかもしれない。逆に、最大速度的には例えば空高くの気球から滴下することが考えられる。(短い距離から人技での最大速度的には叩き付けることが一方法であるが、これは【叩きつけ法】という分類カテゴリーに入れることにする。)
 その結果は、放射状に跳ね散った模様から、細いまたは太い楕円形ないし円形の模様ができる。厚さも様々にできる。
 円形や楕円の場合は、個体的生命体に見えるかもしれない。たとえば1~2mの高さからやや粘性のある絵具を滴下すると個体性が高いように感じられる。なお、やぐらを組んで、数mの高さから絵具を落下またはたたきつけたらどうなるだろうか。

 絵画表面を凸凹にすると、それへの滴下法の適用によって面白い効果が得られるかもしれない。
 さらに応用として、たとえば地平面に60度に傾けた木製やプラスチック製の板に跳ね散るような絵具を滴下して、板に跳ね返った絵具の配置を模様とすることができる。

 滴下法も振出し法も、狙いは、自然な存在の仕方をさせれば、自然な存在性となって、自然的に存在する生命体らしさを感じさせるように物体 material body を製作すること making である。

 下図は、滴下法による製作例である。


 ↑図1。油絵具を、ルソルヴァンまたはテルペンとポビー油を合わせたものにゆるく溶いて、滴下すると、生乾きの下地に円形状に中心が凹んで刻印される。ここではジェッソの滴下(結果は凸)と生乾き地への油絵具の滴下(結果は円形状の縁が凸でその内側は凹)の両方が適用されている。

 

 ↑図2。盛り上がった円形状のなかに、油絵具を滴下した。落とした中心は凹む。乾燥すると罅割れる。
   地は数層のアクリル絵具の滴下によって製作した。

 

 ↑図3。図2と同一の絵画物体(部分)。
 
 

 ↑図4。滴下によって盛り上がった生命体を養生テープで覆って(マスキング)、振出し法による銀線がかかるのを避けている。

 

 ↑図5。和紙に、「日本画」(膠彩絵画)用絵具を使用した場合。垂らし込みで縞模様を作った。周囲が少し散る円形班。

 

 ↑図6。湿けた状態の上に、蝋を溶かして滴下した場合。下層の桃色で縁取られる。上部の粒粒は塩である。

 

 ↑図7。いくつかの色の蝋を溶かして熱いうちに、ほとんど零度または180度(逆方向での零度)近くの角度で(滴下というより)投げつけ走らせたもの。

 

 ↑図8。楕円形のものが、滴下による製作。緑色の画布上にも、同様にして作った滴下体が分布する。
   緑色の画布は、地の画布を切り裂き、一部を差し込んで貼りつけた。【芽生え絵画】である。画布裏に接着剤(この場合はグロスポリマーメディウム)をつけると、盛り上がる場合が多い。その場合、立体感、したがって物体感、したがって存在感が増すかもしれない。

 


 ↑図9。1m強の高さからほぼ垂直に、ゆるゆるの油絵具を滴下して、円状の縁の盛り上がりと内部の凹みを実現したもの。その後、画布を傾けて、油絵具を伝い滴らせた。右上に位置する貼つけた画布は、表面近くに油絵具を置くような感じで滴らせた。絵具どうしが相互作用して(実は、画布をあちこち傾かせて相互交流させた)入り組んだ模様ができた。これはむしろ、油絵具による【垂らし込み】である。つまり、たとえば黄色絵具の生地に直ちに茶色をあちこちに垂らし込むのである。ここでは数色の【逐次垂らし込み】である。そして、画布を傾けることで、模様を制御する。
   筆で塗ること painting は、なんらかの自然性を出したい、いのち絵画または有機的抽象絵画の製作法としては避けるのが賢明である。ヴィンチ村のレオナルド Leonardo da Vinci は、(具象絵画だが、あるいはむしろそれゆえに)スフマートしたわけである。
   なお、絵画 picture を、線描絵画 drawing と塗布絵画(または塗り絵画)painting に分ける場合があるが、人工的に過ぎる。

 

 ↑図10。閑話休題。10は完全数である。10=1+2+3+4 である。陰体と陽体は、創造のさなか、または忘却の水を飲む前は、結界のなかで至福の状態だったのである。白い円は、押版法 (または印判 stamp 法)の適用である。胡粉をペタペタと押しつけた。なお、中央の一対は、水干絵具と岩絵具と水晶末を使用した。