蔵の街・喜多方から、会津坂下町です。昨日の上宇内薬師堂の先をしばらく行くと立木観音・恵隆寺にでます。(真言宗豊山派)ご本尊は千手観音立像です。身の丈8mを超える国内最大級の像で、国重要文化財です。会津まほろば街道の旗が数本立っていました。
本日の画像は境内の三重の塔・小金塔です。
寺の由来について、以下は境内の案内板によります。恵隆寺は欽明天皇元年(540)に高寺として創建され大同3年(808)弘法大師によって本尊立木観音その他の像が彫刻されました。石塔山恵隆寺と称し七堂伽藍・三六の坊舎・三千有余の子院をもち会津の西半分を支配し現在地は当時の境内の一角であり、村の地名ともなった小金塔が在った、ところが建久元年の(1190)の源平合戦の禍にまきこまれ負け戦となり高い山頂から現在地に「高寺おろし」となって移転されました。と記してあります。会津では高寺おろしは伝承として引き継がれ今も広く伝わっています。事実である事を願っています。・・歴史は本当に面白いです。
540年高寺・創建となればこの会津はわが国で最も早く仏教が伝来した地の一つとなる可能性があるわけです。仏教は大陸からこの会津へ直接伝来しました。??
現在では仏教伝来は538年と言われています。私が学生のころは、語呂合わせで、・・ほとけは午後に・552・と覚えました。皆さんも覚えがあるとおもいます。552年仏教伝来とおそわりました。高寺おろしについては郷土の歴史研究の方々がいろいろと調べております。
千手観音立像は観音堂に在り拝顔料は300円です。ぜひ一度はお参りして下さい。カメラはだめだとおもい本日の画像は三重の塔にしました。
恵隆寺の向かい側に心清水八幡神社が在ります。この神社も千年の歴史ある社です。明日は八幡神社について書きます。会津まほろば街道はまだまだ続ますが坂下町から会津美里町へそして大内宿まで繋がっています。私は何処まで行けば好いのでしょうか?
会津まほろば街道については、きたかた観光ネットワーク2008秋号に会津まほろば里人の会・事務局の斉藤百合子さんが、「会津まほろば街道を歩く」と書いております街道にたいする熱い想いを記してますので、ぜひ読んでください、そして素晴らしい絵地図があります。会津を一望できる絵です。私も何時も活用させていただいてます。