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喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・裏磐梯の紅葉-3

2008-10-24 18:15:06 | Weblog
蔵の街・喜多方から、本日の画像も裏磐梯の紅葉です。一昨日の福島からの帰り道車窓からです。裏磐梯も本日の雨で色合いが変わったとおもいます。街なかではさほど寒さを感じないのですが、標高の高い所では落葉になるのではないでしょうか。土曜日と日曜日までが裏磐梯の紅葉は見納めと言う事でしょう。おそらく車が渋滞するぐらい混雑すると思いますので、今週末にお出でになる方は時間の余裕を十分に計算に入れてお出で下さい。

本日の会津地方は朝から強い雨が降ってました。午後には小降りになったのですが弱い雨が降ってます。この雨の中を本日もお客様を案内してきました。神奈川県のある町の文化財保護委員の方々です。蔵の街喜多方ですが、蔵は昨日農家の蔵を案内しました。歴史、文化と言う事で、神社仏閣を主に巡りました。やはり喜多方では新宮熊野神社・長床です。(国重要文化財)千年の歴史があります。樹齢800年の境内の大銀杏はまだ緑です。右側の実が生る銀杏は半分ぐらい黄色になりました。大銀杏は気象現象の変化が無ければ例年どおり11月20日頃に黄色くなり境内を黄一色に染めると思います。

次いで坂下町(ばんげまち)の立木千手観音・恵隆寺です。(国重要文化財)観音堂共に(国重文)です。身の丈8・5Mの一木彫りは我が国最大級の千手観音です。千手とは全ての人の願いごとをかなえ、救いをとるために千本の手があるとされたことに由来します。立木観音は36~40
本です、ふつうは16~42本ぐらいなそうです。我が国で実際に千本の手を持つのは唐招提寺の観音像と葛井寺(ふじいてら)と言われてます、私は拝顔していませんが千本の手とはこれは壮観だと思います。全ての手が光背のように扇型に広がっているようです。千手観音の正式名は千手千眼自在菩薩です。

次に巡ったのが、隣りの湯川村の勝常寺(しょうじょうじ)です。本尊は国宝の薬師如来坐像で、日光菩薩立像・月光菩薩立像・共に国宝です。さらに多くの国重文の仏像が在ります。勝常寺は(807)徳一上人によって開かれた東北を代表する古刹です。1200年前平安初期の仏像がこれだけ多く保存されている所は我が国では珍しいことです。

本日は何処を巡っても観光バスが数台停まっていて大勢の観光客で賑わっていました。・・週末を神社仏閣巡りもお勧めですどうか心を込めて拝顔ください。