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このままで行くと、ホントに、日本経済、行き詰まりになってしまいそうだなあ。
サブプライムと言う言葉、プライム(至高)でないので、サブが付いている。中古の住宅とは言っても、日本の住宅とは違う。
ニュージーランドに行った時に親しくしていた日本人から直に聞いた実話、・・・その日本人、家の庭の手入れの手伝いをしてくれとニュージーランド人から言われ、親しくしているそのニュージーランド人の家に行って、日曜をまる1日を潰す感じで庭の手入れをかなり時間を掛けてして、大変喜ばれた。
で、数日してそのニュージーランド人に会うと、意外な答えが返って来た。
・・・「早く売りたかったんだ。いい買い手が付いてホント助かったよ、君のお陰だよ、ありがとう・・・」
日本人、「エッ、あの手入れした家は売る為にした訳?」
・・・「そうだよ、出来るだけ高く売りたいからね・・・」
ニュージーランドだけでなく、欧米の多くの箇所では、どうも、家と言うのは、実際にそこに住み始めた時点よりも、そこに住んでいろんな不都合を感じて、いろいろ手直ししてしばらく経った家ほど高価になる様だが(日本の家は、外国の人から、ウサギ小屋と言われていたなあ)。
英会話を教わっていた時のアメリカ人の話で、「以前も佐伯に来たけど、5年以上経っているのに、同じ人が同じ所に住んでいる。何故?、アメリカでは、同じ土地で1年で約2割の人が入れ替わるケースが多い」と。
で、驚いたのは、そのアメリカ人の母親が、(いつもアチコチ移住しているので)今はどこに住んでいるのか、知らないとのこと。
又、税制面でも日本の大きく違っていて、そんな家に対しての相続税は、殆ど掛からないみたいだ。だから、投資の意味もあって、家を大切に扱っている。
日本では、家の価値は、時間が経てば経つ程、多くのケースでは下がって行く。それで、出来れば土地付きの家を買おうとする。
サブプライムローンの裏には、そんな日本人との意識のズレがある。日本では、若者が新車を買って乗り回しているケースが多いが、米国の若者の殆どは、中古だ。自分で金を稼ぎ、自分のお金でローンを組んで買っている。日本の様に、親が買ってあげる例は、まずないし、ちょっとでも車に傷が付いたら目くじら立てることなんて、多くの東南アジアの国では、考えられないことかな。