小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

保護者と電話連絡をするときの攻略法

2009-08-16 10:12:04 | 保護者への攻略法

私は電話が苦手である。電話となると、どうもうまく話ができない。これは、誰と話そうとも、どんな電話も、昔からそうである。

こんな私だから、教師という立場から保護者と電話連絡するときは、けっこう気が引ける。

単なる連絡のための電話でもそうだし、何か悪い報告をしなければならないときなどは、かなり厳しい。

きっと、私がこんな状態だから、電話越しに話をしている保護者の方にも、いやな感じをさせてしまっていたのではないだろうか。

私は考えた。

どうにか気持ちよく保護者と電話連絡ができないだろうか。

そして、ある攻略法を見つけた!これだ!

どんな電話の際も、その日にその子の印象に残ったことを、具体的に一つ伝える!

である。

「こうすけくん、今日の給食も楽しそうに全部食べていましたよ。気持ちがいいですね。」

「はるみさん、初めて2ケタのわり算が、自分の力で解けたんですよ。」

「なおゆきくん、ろうかで1年生の子に、走ったらだめだよと注意してくれましたよ。」

こういった、印象に残った姿を(できればよかった点を)一つ準備して電話するのである。

こういったことをしゃべるときは、教師としては当然うれしいことだし、テンションがあがる。学校での活躍を少し自慢気に、堂々と話せるものだ。(こんなわたしでも。)

そして、これを聞く保護者としても「突然なんですか!?」と思うかもしれないが、そのあとに必ずうれしくなる。自分の子の活躍を喜ばないはずがない。

そして、お互いに気持のよい電話となる。

コツとしては、

★必ず「その日」のことを「具体的」に、リアルで新鮮な情報を教えてあげる。

★電話の本件と全く無関係でも構わない。正確に伝えられるように、電話をかける前にその情報を準備しておく。

★単なる連絡のための電話なら、本件の前に伝える。

★何か悪い報告のための電話なら、本件の後に伝える。

「先生から電話」というと、普通は保護者の方も「何か悪いことかしら」とドキッとするものだ。

しかし、この電話の仕方を繰り返していると、保護者の方も、「あ、今日はどんなことを教えてくれるかしら」と、楽しみになるものだ。

本件とは全く関係のない情報だから、少しわざとらしい感じがするかもしれないが、それでもやはり子どものうれしい話題というのは、双方に気持がよいものだ。

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