小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

身なりを整えない子への攻略法

2009-08-23 14:16:57 | 「教師-子ども」関係の攻略法

いつもシャツを出している子

かかとを踏んでいる子

タオルを首にかけてプラプラさせている子

小学校では年中見られる光景だ。

ふと見るとかわいいものである。(と,私は思う。)

しかし,やはり学校では身なり指導をしなければならない。

「ちゃんとシャツを入れなさい!おかしいですよ!」

「また,かかと踏んでー かっこ悪いよ!」

「タオルは持って歩かない!下級生が真似するでしょうが!」

どんな言葉が一番効くだろうかと,いろいろ試してみた結果・・・

こんなときの攻略法はこれだ!

その身なりに恥ずかしいネーミングをつける!

である。

身なりの乱れは,下学年では無意識のうちになってしまっている子もいるし,高学年では意図的にしている子もいる。

いずれにせよ,「あ,これはいけない。身なりを正そう」と,本人に自覚させる指導をしたい。

上のような言葉かけで正す子もいるが,聞かない子もいる。

「ちゃんとシャツを入れなさい!おかしいですよ!」(別におかしくないもん。いつもこうだし。)

「また,かかと踏んでー かっこ悪いよ!」(お兄ちゃんたちも踏んでるじゃないか。)

「タオルは持って歩かない!下級生が真似するでしょうが!」(真似したところで,私には関係ないし)

こんな子たちには,恥ずかしいネーミングをつけてしまおう。

シャツを出している子 → 妖怪ベロベロ

かかとを踏んでいる子 → 怪獣フーミン

タオルをプラプラする子 → 30年前のヤンキーくん   など(笑)

これは,子どもたちは恥ずかしい。この「恥ずかしい」というのが,とても子どもにとっては嫌なものである。だから効果がある。

そして,こう言われるのが嫌だからすぐに身なりを正したときは,思いきりほめてあげよう。「さすが○年生だね。やっぱりそのほうがかっこいいよ。もう妖怪ベロベロは現れないな!」

小学生のうちは,元気に走り回るから身なりも乱れがちだし,継続して指導していかなければならないことである。

だから教師も,少しの遊び心をもって,楽しみながら指導できればストレスにならない。

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