前回の「口ぐせ」に続き、経験を重ねだした教師へ。
今回話題にしたいのは、教師の「ボディランゲージ」。身振りや手振り、身なりについてである。
これらにも、前回の口ぐせと一緒で、必ず教師には「くせ」がある。
身振りについて、私は初任者のときの初めての研究授業で、早速先輩の先生にご指摘いただいた。
私には授業中にしてしまうくせがあった。それは、子どもたちの前に立った際に、両手を腰に当てて(ウルトラマンがいばるように)立つくせがあった。
「男で背の高い先生がいつもそうしてると、子どもたちはちょっと委縮してしまうかもよ。」と教えられた。
なるほど、その通りだった。
身なりについて、私は妻から指摘されたことがある。
ちょっとした地域との会合のときに、いつものようにジャージで行こうとしていると「その格好でいいの?」と言われた。「いいよ、そんなかしこまった会じゃないし、いつもこれだよ。」「でも、年配の人との話し合いでしょ。社会人として、どうかな。」
なるほど、その通りだった。
前置きが長くなったが、今回の攻略法はこれだ!
自分の普段のボディランゲージを見直す!
である。
教師とは、人前に立つ仕事である。
ボディランゲージが重要であることは言うまでもない。子どもたちが、保護者がいい印象を受けるよう心掛けたいものだ。
~教師として望ましくないボディランゲージ~
×陰気で硬い表情 ×人を見下したような目線 ×落ち着きのない態度
×猫背 ×不衛生な髪型 ×ワンパターンの服装
~教師として望ましいボディランゲージ~
◎にこやかで穏やかな表情 ◎温かい目線 ◎ピンとした姿勢
◎清潔感のある髪型 ◎TPOに応じた服装
◎話すときの適当な身振り手振り ◎堂々とした態度 ◎落ち着いた雰囲気
こういった視点から、ぜひ自分を振り返ってみたいものだ。
ビデオカメラで自分の授業を撮影してもいいし、同僚先生に聞くのもいい。
※服装について
教師は学校が職場であり、町に出ない(普段は)。だから、服装のはやりに鈍感である。
そして、やっかいなことに教師に多いのは「自分はこの服装が似合っている」「この服装がオレ流だ。」などという、勝手な決め付けをしていることだ。
自分が好きな服ばかりを着ている先生、意外と周囲の人は、前からいい印象をもっていないかもしれない。
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