小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

「小学生攻略法」リニューアル!!!

2010-05-16 11:19:26 | 雑談

「小学生攻略法」いつも応援していただきありがとうございます!

このたび,このブログをリニューアルしました!

1.デザインをより明るく!

2.イラスト入りでより分かりやすく!より楽しく!

小学校の先生や,小学生の保護者の方はもちろんですが,学校関係の方々でなくとも,多くの方に楽しんでいただけるブログになっていけばと期待しています。

しばらく,いろいろと思考錯誤すると思いますが…

みなさんにもご意見をいただきながら,私自身も楽しんでいきたいと思います。

早速,過去の記事から一つ。 

「うざい」「キモイ」「KY」・・・

テレビの影響が一番大きいのでしょうね。

子どもたちは,学校でも競うように間違った日本語を乱発したがります。

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教師としてこれを野放しにしておきたくはないですよね。

面とむかって「そんな言葉使わないの!間違っているよ!」なんて叱っても,流行語を使いたがる子どもたちには通用しにくいです。

そんなときは,「流行」を逆手にとって

その言葉はすでに時代遅れであることを教える!

といいでしょう。

そのような言葉を得意気に使う子がいたら,こう教えてあげましょう。

「今言った言葉,けっこう前にテレビで流行ってたよね。でも最近は,もう古いから使わなくなってるらしいけど,先生,久しぶりに聞いたなぁ。」

実は今でも若者が多く使っていたとしても,こう言うのです。

さらに,少し鼻で笑うような感じで

「ねえ,○○さん。だよね。」

などと,つられて「はい。」と言ってくれそうな子に,あいづちを求めます。

今どきの子どもたちは,何よりも「時代遅れ」であることを嫌がります。情報化社会の影響です。そこを利用するのです。

ふさわしくない言葉や態度は,「時代遅れである」と指摘してあげることが,一番効果的。

そして,「今はだんだん若い人たちの間でも,正しい日本語を使う方がかっこいいって,言われ出してるんだよ。」ぐらい,諭してもいいでしょうね。


連絡帳,先生ちゃんと見てくれてるの!?

2010-05-15 08:47:57 | 学級生活の攻略法

連絡帳にはうれしいこともそうでないことも書かれてきます。

驚かされることも悩まされることも書かれてきます。

朝一番に目を通す連絡帳ですから,そこでどんなコメントを見ることができるかによって,先生のその日のテンションも変わってしまいそうですね。

また,とても重要なコメントが書かれている日には,その日一日の学級経営についても,影響することもあります。

ある意味,クラスがいい状態にあるかどうか,連絡帳はそれを見るためのバロメーターの一つとも言えるかもしれません。

少し離れたところから,ある子の,ある家庭の視点からコメントをいただけるわけですから。

クラスがいいときは,コメントもいい。

クラスが悪いときは,コメントも荒れている。

そんな貴重なツールとしての連絡帳ですから,取扱いには慎重になりたいものです。

最近心掛けていることは,

コメントが書かれている子には,朝一番にその話題で声をかける!

ということです。

うれしいコメント,悲しいコメント,単なる連絡事項など,どんなコメントでも,必ずその子に朝一番に声をかけます。

それは,このような事態を防ぎたいからです。例えば

連絡帳「きのう,隣の席の子とけんかをしてしまったみたいで,家でも暗い顔をしていました。少し心配です。」

それに対して先生もすぐに返答「ご連絡ありがとうございます。二人の様子を注意深く見ておきたいと思います。そして必要な場面では,積極的に声をかけていきたいと思います。」

としたとします。

そして,実際に先生はその日一日,きちんと二人の様子を注意深くみていました。

その日は,二人とも落ち着いた様子でしたので,少し先生もほっとしました。

そして,その子が家に帰り…

お母さん「今日,先生はけんかの話してくれた?」

子ども「いや,何にも。」

お母さん「先生,本当にちゃんと見てくれているのかしら…」

という事態です。

先生は,連絡帳のコメントにきちんと目を通し,返答し,必要な対処をしているわけですが,それが必ずしも子どもや保護者に伝わるというわけではありません。

コメントをよせた保護者の方としては,先生の直接的な言葉や指導が届いているという確信がほしいのは当然でしょう。

だから,朝一番に,子どもと直接話すべきです。

連絡帳にコメントを見つけたら,それに対する返答のコメントを書きながら,「ゆうたくん,ちょっと来てごらん!」と,そばに呼び出し「昨日けんかしちゃったの?大変だったねぇ」と,すぐに話をしましょう。

「消しゴムなくしちゃったの?いろんなとこ探してみようか。」

「おうちでお手伝いしてるんだって?えらいじゃないか。」

「購買部でぼうしを買うためにお金をもってきたんだね。」

これで,子どもも保護者の方も一安心でしょう。

「朝一番に」がポイントです。朝のバタバタが落ち着いてから… なんて思っていたら,あっという間に一日が過ぎて,「話ができなかった!」なんてこともありますからね。


「連絡帳,こっちとこっちに分けて…」「やだ!」

2010-05-13 19:09:58 | 学級生活の攻略法

ちょっと色気づいて,←ブログパーツを入れてみました。

以前,先輩先生に教えていただいたことがあります。

「連絡帳は,家の人がコメントを書いてきたのと,書いてきてないのと,分けて提出させるといいよ。書いてきた方だけ見ればいいんだから。」

なるほど。結構手間が省けます。

基本的に,コメントを書いてきた連絡帳に,お返事をするのが仕事ですから,それは効率的なやり方かもしれません。

でも,すぐに「!?」と思いました。

これは,かわいそうなやり方だと。

なぜなら,子どもにとっては

コメントをもらっていない連絡帳を提出する→先生は見もしない→子どもは,先生からも気遣ってもらえていない気がしだす→家の人にコメントを書いてほしいけど,書かれることはない→そんな日が繰り返される→なんのために連絡帳を提出しているのか分からなくなる→・・・

子どもは,先生が連絡帳を見る様子も,きちんと見ているものです。

先生が熱心に読んで書いている連絡帳が気になるし,中を開きもしない連絡帳をかわいそうだと思うでしょう。

子どもにとって,連絡帳は先生とおうちがつながる道具であって,実は先生が自分ちにだけ書いてくれる特別なメッセージ帳なのです。

だから,

時には,ずっと何も書かれていない連絡帳にコメントする!

忙しい中に,これは先生にとってはかなりやりにくいことかもしれませんが,努めてみたいと思います。

まず,必ず提出されたすべての連絡帳を開き目を通すこと。

もちろん,コメントあり・なしで提出場所を区別せずに。

そして,「先生はちゃんとぼくの連絡帳も見てくれている」という安心感を与えたいですね。

さらに,その開いた連絡帳を見て,前に書かれたコメントからずいぶん空白があると気付いた場合には,先生の方から何らかのコメントを書いてみましょう。

子どもをほめることや,保護者への感謝のコメントだったら,なんでもいいと思います。

「消しゴムを忘れた友だちに,自分のを一つ貸してあげていました。優しい一面が育ってきていますよ。」

「跳び箱で初めて8段が跳べました!今日はお祝いです!」

「忘れ物がとても少ないようです。ご家庭での毎日のご協力に感謝します。」

それだけで,子どもは連絡帳を毎日やり取りすることに喜びを感じられるようになるでしょうし,もちろん保護者の方も喜んでもらえるでしょう。

先生は,「ちょっと今日はゆとりがあるかな?」と思える日に,山積みになってる連絡帳から,サッと取り出してみましょう。

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朝から連絡帳とにらめっこ

2010-05-12 18:18:19 | 学級生活の攻略法
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また低学年ネタになってしまって申し訳ありません。

低学年独特のツール「連絡帳」

おうちの保護者との毎日のやりとりをしている低学年の先生は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

この「れんらくちょう」とうい言葉の響きに,なんとも言えない,懐かしいような,「古きよき」的な感覚を覚えるのは私だけでしょうか。

高学年担任が多かったころ,低学年の先生方が毎日必死に連絡帳を読んで,書いている姿を見て,正直,「あれって今でもやってるんだ…」「やっぱり必要なの?」なんて思っていました。

今年,我が身がその連絡帳とにらめっこしています。

以前,このブログへのコメントで,貴重なご意見をいただきました。

「保護者のコメントへの返答が『分かりました』のみ。お忙しいのは分かりますが…」

それはさびしいですよね。

連絡帳というのが,いかに小さい子たちをもつ保護者の方々にとっては重要なものであるかを,私も気付かされたような気がします。

毎日クラス人数分見て,どうしてもマンネリとしてしまいそうな作業ですが,やはり,連絡帳についても,先生は高い意識をもっておくべきです。

気をつけなければならないことがいくつかあると思います。

まず

朝のうちにすべてに目を通せるようにするためのシステムをつくる!

これは,当り前でしょうね。

だって,朝からその日一日の,その子の学校生活がスタートするのです。

例えば連絡帳に「席替えをして,一番後ろになってしまって,黒板が見えないと言っています。対処していただけないでしょうか。」と書いてあったとします。

その連絡帳を昼休みにチェックしてしまった場合,その子は1時間目から4時間目まで黒板が見えない状態で授業を受けることになりますよね。

保護者の方がわざわざ連絡してくださることというのは,緊急に対応しなくてはいけないものも多いです。

だから,忙しくても,時間がなくても,なんとか朝のうちにすべてに目を通したい。

「朝は無理だ」という先生も,朝に見られるようなシステムをつくるべきです。

・先生が連絡帳を見ている間は,子どもたちは先生の机に来ない約束をする

・朝の活動を,自分たちで進められるようなシステムをつくる

・朝の会の中で,「連絡帳にコメントを書いてきた子」を立たせ,その場で内容を確認する。

などでしょうか。

私は,始業前に早めにクラスに入り,子どもが提出した連絡帳をその場ですぐに見ています。

低学年担任ならではの忙しさですが,いつも保護者とつながっていられるという貴重なツールです。

朝のうちに,しっかりと目を通しましょう。

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連休明けのフニャフニャ感は先生にも

2010-05-10 20:10:03 | 教師の仕事術の攻略法
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5連休明けでついに本格的な一週間がスタートしてしまった今日。

カーペンターズの歌にこんなのがありました。

「Rainy days and Mondays always get me down ~ ♪」

今日は雨で月曜日(笑)

世界的な歌手が歌にまでして共感してくれるくらいだから,多くの人が「get me down」させられているのでしょう。

連休明けで子どもたちにフニャフニャ感があるのは当然でしょうが,もちろんそれは子どもだけのことではないのですね。

私たち教師,大人もそうです。

そのフニャフニャ感はきっと,表情や声のトーンになって表れて,子どもたちにも伝わっているのかもしれません。

連休明けだから,やらなきゃいけないことはたくさんあるのに…!

気持ちばかりが焦ります。

ここは一発,自分に厳しく喝を入れることも必要かもしれませんが,スイッチが入り切らない自分も認めてあげながら,仕事の仕方に工夫をしてもいいのかもしれません。

連休明けは,チェック物を少なくする!

これだけでも,ずいぶん楽になります。

授業に関しては,やはり教師の裁量で量や質を加減するわけにはいきません。

(いくのかもしれませんが,そこは妥協したくない)

だから,別のところで仕事量を調整してみるといいでしょう。

そこで,単純作業で時間と労力を要する「チェック物」が挙げられます。

・日記のチェック

・プリント類のチェック

・音読カードのチェック

・各授業のノートのチェック

・係活動や一人一役のチェック

・テストの丸つけ

・連休中に出した特別な宿題のチェック

こういったものは,先生が課題として出す,その出し方によって多くもなるし少なくもなります。

たくさんすることで,子どもたちの学習を活性化したい気持ちは,もちろんいつでもそうですが,連休明けは,少しこれらの量を減らすよう心掛けてはどうでしょうか。

最初から子どもたちに課す量を減らしてもいいし,チェックの仕方を「子ども自身にさせる」「子どもどうしでさせる」など工夫してもいいし。

このチェックの作業に追われなくなると,もちろん他の仕事が進みますし,一番肝心な「授業」に身が入ります。

そして,数日がたって,仕事のリズムも戻ってきたら,いつもどおりの課題を課すようにするといいでしょう。

連休明け,気持ちをリフレッシュしてこれからのために勢いをつけたい自分のために,ちょっと仕事の仕方を工夫してあげましょう。

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