「犬firstではなく、愛」 「愛の囁きも怪しい語呂も 良い呪文」 「ブラりすが確立させる存在」より
すっかり延び延びになってしまっていたけれど、
表紙の絵がワンコに似ていると思い読み始めた本の話の最終回だよ ワンコ
「ハリネズミの願い」(トーン・テヘレン 訳・長山さき 装幀・祖敷大輔)
ハリネズミは、せっかく書いた招待状を出せないまま、あれこれ想像し、思い悩み苦しみ疲れ果て、最後には手紙を破り捨ててしまうのだけど、そこへ「ただなんとなく」りすが遊びに来てくれたところまで書いていたね
ちょっとストーリーを復習するよ ワンコ
ハリネズミは、皆が自分を嫌うのはトゲトゲのハリのせいだと思っているし、自分自身も不便なハリを疎ましく思っているのだけれど、ハリがあるからハリネズミだと分かっているんだよ
ハリさえなければ皆に好かれると思いながら、ハリがある自分を愛して欲しいとも願っているんだよ
自分(ハリネズミ)を自分(ハリネズミ)たらしめるものを受け入れられないハリネズミは、
’’存在’’するということへの自信や実感に乏しかったのかもしれないさ ワンコ
ある夜、『僕は誰なんだろう?』 いや 『皆も誰なんだろう?』と悩み、
『僕は誰にも訪ねて来てほしくないんだ』と思い、手紙を破いてしまうのだけど、
そこに「ただなんとなく」りすが訪ねて来るんだよ
もう、延々うじうじと悩み のたうち苦しんでいるハリネズミの空想(妄想)に付き合ってきただけに、
「ただなんとなく」ハリネズミを訪ねたリスと一緒に楽しい時間を過ごす場面は嬉しかったし、
紅茶を飲みながらリスと過す時間を『一秒を一時間に、一日を一年に変えれればいいのに』と思うハリネズミに安堵し、愛おしくなってしまったよ
楽しい時間を過ごした その夜、安心しながら眠りについたハリネズミは、ふと思うんだよ
『自分のハリは支えであり、頼みの綱だった。<頼みの綱>が何なのか、分からなくてもそうなのだ。』
これは深いね ワンコ
「ただなんとなく」ブラリと訪ねてくれたリスと、「ただなんとなく(ありのままの姿 ※私的解釈)」過したことによる安心感
「ただなんとなく」が、それまで不安や劣等感の元だったハリを、<頼みの綱>と感じさせるほど変化させたのだから
「ただなんとなく」はスゴイね ワンコ
ここで思ったんだよ ワンコ
私にとってワンコは、もちろん特別な存在だったけど、
究極の「ただなんとなく」の存在だったのかもしれないな ワンコ
ワンコの前ではいつでも、「ただなんとなく」の自分に戻れたのかもしれないな
家族の中での自分、職場での自分、友人との関係性における自分、
過去を悔む自分、将来に期待しつつ不安を抱く自分、
でも、ワンコの前ではいつも、今の気持ちに正直な「ただなんとなく」な自分でいられたのかもしれないな
ワンコ、ワンコ
心で、そう叫びながら次のページをめくったら、ワンコ
君からのメッセージが届いていたよ
リスの手紙に記されていた『また会おうね!』の言葉・・・・・
『また会おうね・・・・・それはハリネズミの知るもっとも素敵な言葉だった』
ハリネズミが知るもっとも素敵な言葉である『また会おうね』が私には、ワンコからのメッセージに思えたよ
そうして リスとハリネズミがお茶している挿絵を見ると、ナント!
リスの顔がワンコそっくりなんだよ ワンコ
よくよく見ると、ハリネズミは私に似ているんだよ ワンコ
図書館で本書を見つけた時にはね ワンコ
表紙の少し不安そうなハリネズミの顔が、ワンコに似ていると思ったのだけど・・・
うじうじ悩んでいるハリネズミに少しイライラしたのだけど・・・
考えてみると、ハリネズミの不安そうな顔も、うじうじ悩む性格も、石橋を叩いても叩いてもなかなか渡ろうとしない私自身だったのかもしれないよ
それが、りすワンコのおかげで、安心した表情のハリネズミ私になれたような気がするよ ワンコ
ありがとうね ワンコ
最後のメッセージ、しっかと心に刻んでいるから
帰ってくるんだよ ワンコ
すっかり延び延びになってしまっていたけれど、
表紙の絵がワンコに似ていると思い読み始めた本の話の最終回だよ ワンコ
「ハリネズミの願い」(トーン・テヘレン 訳・長山さき 装幀・祖敷大輔)
ハリネズミは、せっかく書いた招待状を出せないまま、あれこれ想像し、思い悩み苦しみ疲れ果て、最後には手紙を破り捨ててしまうのだけど、そこへ「ただなんとなく」りすが遊びに来てくれたところまで書いていたね
ちょっとストーリーを復習するよ ワンコ
ハリネズミは、皆が自分を嫌うのはトゲトゲのハリのせいだと思っているし、自分自身も不便なハリを疎ましく思っているのだけれど、ハリがあるからハリネズミだと分かっているんだよ
ハリさえなければ皆に好かれると思いながら、ハリがある自分を愛して欲しいとも願っているんだよ
自分(ハリネズミ)を自分(ハリネズミ)たらしめるものを受け入れられないハリネズミは、
’’存在’’するということへの自信や実感に乏しかったのかもしれないさ ワンコ
ある夜、『僕は誰なんだろう?』 いや 『皆も誰なんだろう?』と悩み、
『僕は誰にも訪ねて来てほしくないんだ』と思い、手紙を破いてしまうのだけど、
そこに「ただなんとなく」りすが訪ねて来るんだよ
もう、延々うじうじと悩み のたうち苦しんでいるハリネズミの空想(妄想)に付き合ってきただけに、
「ただなんとなく」ハリネズミを訪ねたリスと一緒に楽しい時間を過ごす場面は嬉しかったし、
紅茶を飲みながらリスと過す時間を『一秒を一時間に、一日を一年に変えれればいいのに』と思うハリネズミに安堵し、愛おしくなってしまったよ
楽しい時間を過ごした その夜、安心しながら眠りについたハリネズミは、ふと思うんだよ
『自分のハリは支えであり、頼みの綱だった。<頼みの綱>が何なのか、分からなくてもそうなのだ。』
これは深いね ワンコ
「ただなんとなく」ブラリと訪ねてくれたリスと、「ただなんとなく(ありのままの姿 ※私的解釈)」過したことによる安心感
「ただなんとなく」が、それまで不安や劣等感の元だったハリを、<頼みの綱>と感じさせるほど変化させたのだから
「ただなんとなく」はスゴイね ワンコ
ここで思ったんだよ ワンコ
私にとってワンコは、もちろん特別な存在だったけど、
究極の「ただなんとなく」の存在だったのかもしれないな ワンコ
ワンコの前ではいつでも、「ただなんとなく」の自分に戻れたのかもしれないな
家族の中での自分、職場での自分、友人との関係性における自分、
過去を悔む自分、将来に期待しつつ不安を抱く自分、
でも、ワンコの前ではいつも、今の気持ちに正直な「ただなんとなく」な自分でいられたのかもしれないな
ワンコ、ワンコ
心で、そう叫びながら次のページをめくったら、ワンコ
君からのメッセージが届いていたよ
リスの手紙に記されていた『また会おうね!』の言葉・・・・・
『また会おうね・・・・・それはハリネズミの知るもっとも素敵な言葉だった』
ハリネズミが知るもっとも素敵な言葉である『また会おうね』が私には、ワンコからのメッセージに思えたよ
そうして リスとハリネズミがお茶している挿絵を見ると、ナント!
リスの顔がワンコそっくりなんだよ ワンコ
よくよく見ると、ハリネズミは私に似ているんだよ ワンコ
図書館で本書を見つけた時にはね ワンコ
表紙の少し不安そうなハリネズミの顔が、ワンコに似ていると思ったのだけど・・・
うじうじ悩んでいるハリネズミに少しイライラしたのだけど・・・
考えてみると、ハリネズミの不安そうな顔も、うじうじ悩む性格も、石橋を叩いても叩いてもなかなか渡ろうとしない私自身だったのかもしれないよ
それが、りすワンコのおかげで、安心した表情のハリネズミ私になれたような気がするよ ワンコ
ありがとうね ワンコ
最後のメッセージ、しっかと心に刻んでいるから
帰ってくるんだよ ワンコ