黒鉄重工

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舞鶴project ~The Soul of Maizuru Navy Base. その4 【2014/05/04~05】

2014-09-21 23:31:39 | 旅行・イベント記

周遊バスに乗って次にやってきたのは、海上自衛隊舞鶴地方隊の北吸桟橋です。
土休日にこの桟橋の一般開放を行っていて、桟橋から護衛艦を眺めたり甲板上の見学もできたりします。
この日の広報艦はこの通り。先の遊覧船で予習済みですね。



はやぶさ型ミサイル艇「うみたか」。小さいですけど単装砲とミサイル4基を装備した強そうなやつ。



ミサイル発射筒。1基無いですけど整備中かなんかですかね。



はつゆき型護衛艦「まつゆき」のおしり。ごちゃごちゃしているの。
艦尾甲板にはMk29 8連装ミサイル発射機が装備されています。



まつゆきの艦橋構造物。れーだーがひしめいています。右にはミサイル発射筒もありますね。
現用艦は大戦期の戦闘艦と比べるとあっさりしすぎているきらいがありますが、こうやって近くで見てみると現用艦もなかなか。



「まつゆき」の艦首側。
はつゆき型は老朽化に伴い順次退役および練習艦への変更が進んでいます。次に舞鶴に来る頃には「まつゆき」も護衛艦の役目を終えているかも知れません。



桟橋の地面にはレールが敷設されていました。カーブの半径が小さすぎることから、鉄道用の専用線である可能性は低そうです。
近隣にあるレンガ倉庫から物資を運搬する小さなトロッコ用の線路であると推察されます。



さて、この日の甲板見学が出来る護衛艦はしらね型ヘリ搭載護衛艦「しらね」です。はじめは「あたご」や「みょうこう」といったイージス艦じゃないのかとぶーたれていましたが、よく考えてみれば今建造しているヘリ護衛艦「いずも」が来年に就役すれば、置き換えられるのは「しらね」なわけで、これは却って貴重な見学ということになるのでは。
しらね型は背負式の単装砲2門が力強くていいですよね。大戦期の秋月型を彷彿とさせます。



というわけで乗艦します。
68式三連装短魚雷発射管です。このMk46短魚雷の射程は長くて15kmほど。大戦期の酸素魚雷には及ばない射程です。そこまでの射程に魚雷は活躍しないってことですかね。



そしてこれがかの有名なアスロックランチャーです。アスロックは対潜魚雷を目標まで打ち上げたのちパラシュートで着水させ、着水後は誘導魚雷として敵潜水艦を沈めるというもの。


【ジパング】みんな大好きアスロック米倉

まあ、アスロックといえばこれですよね。いやまあ、ランチャーは違ってるんですけどね。



73式54口径5インチ単装速射砲。先述の通り2門を背負式に装備しているのでかっこいいのです。



左から「しらね」「ふゆづき」「あたご」の艦橋。



「あたご」のSPY-1レーダー。イージスシステムの要といえるレーダーです。



127mm単装砲。たった一門の砲で何が出来る!とか言うと撃墜されますんで。



20mmCIWS。弾幕とか張るやつ。白い筒はコンピューターかなにかだったはず。



艦尾のヘリ甲板。大型ヘリ3機を収容できます。今の「ひゅうが」や「いせ」といったヘリ護衛艦が空母のような全通甲板なのと比べると艦種こそ同じDDHとはいえ別物ですね。



トンボ釣り用のクレーンなのかなというにわか提督並みの想像力。



「しらね」「ふゆづき」「あたご」の並び。
思えば「しらね」は少し昔に清水港に広報展示しに来た時に乗艦したことがあり、それ以来の再会ということになります。少しですが見知った艦があと少しで退役というのは寂しいですね。
最後まで立派にその任務を遂行していって欲しいです。



補給艦「ましゅう」のおしり。大きすぎです。これより大きなのが「いずも」なわけですからいやはや・・・。


次の目的地へと急がなければなりませんのでこの辺で撤退。
護衛艦を間近で見学することができた貴重な経験でした。他の地方隊の護衛艦も見に行きたくなりました。


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