黒鉄重工

プラモ製作、旅行記執筆をやっています
同人誌通販始めましたhttps://603kurogane.booth.pm/

北米project 5 ~How do you like Canada? その31【2016/6/15~22】

2023-08-03 21:53:52 | 海外旅行記
2016年6月18日(土)7時23分
オンタリオ州ナイアガラフォールズ ナイアガラフォールズ・トランジット・ターミナル
カナダ旅行の3日目の始まりです。今日は移動日となりまして、カナダの首都オワタ・・・もといオタワまで移動します。その道中、トロントで少し寄り道をします。
朝7時には2泊世話になったホステルを出発し、すぐそこのバスターミナルで路線バスを待ちます。
乗るバスは、7:27発のGOトランジット#12系統バーリントン駅行です。終点バーリントン駅でトロント行のGOトレインと接続します。1度の乗り換えでトロントへ行けるわけです。車両は二階建てバスのAD Enviro500 Go-Anywhere (#8168)です。


嬉しいことに二階の最前列の席に座ることが出来ました。ここからの前面展望は実に眺めが良いのです。初めて通る道路の前面展望なのでうきうきです。最高のオタ席でしょう。ちなみに、カナダのバスの場合、ノンステップバスにはオタ席がありません。あしからず。


ハミルトン市の北、オンタリオ湖西端のバーリントン湾を短絡する橋を渡っている時に興味深い可動橋を見つけました。これは「バーリントン運河可動橋」(Burlington Canal Lift Bridge)と言います。両側に鉄塔を設けた設計なので、昇開橋に分類される可動橋です。長さ116m、上昇時の海面高さは最大36.5m、下降時は約5mです。
1826年の開通以来現役を続けている可動橋です。運河自体も通行量が多いので、頻繁に橋が可動しています。開通時から数えた運用回数は20万回を超え、年間4000回も上げ下げしているのです。
詳しくは下記リンクから。




バスはというと「バーリントン湾・ジェームズ・N・アラン・スカイウェイ (Burlington Bay James N. Allan Skyway)」という橋を走ります。片側4車線ぞ!


バーリントン湾を横切れば、バーリントンの街に着きます。


8:52。バスがバーリントン駅に着きました。鉄道とバスの結節点の駅なので規模が大きめですが、駅の看板が小さかったのが少し寂しいですかね。
前述の通りここからGOトレインに乗り換えます。


9:07発のレイクショア・ウェスト線(湖西線!)ユニオン行 (Lakeshore West to Union) に乗ります。ユニオン行とはすなわちトロント行ということです。
GOトレインは通勤路線という性格から大半の路線は土日は運休となってしまうんですが、レイクショア・ウェスト線は全日運行です。運休してしまう他の路線は路線バスが代行運転します。ただしこれは当時の話で、執筆時現在は全日運行の路線が増えてきたようです。
列車はMPI MP40PH-3C形609号機とバイレベル客車です。どちらも旧塗装のコンビでした。これに1時間弱揺られてユニオン駅まで乗り通します。到着は10:10です。ナイアガラフォールズから2時間40分の移動であり、結構時間がかかるものですね。



同日10時10分
オンタリオ州トロント トロント・ユニオン駅
ユニオン駅に着いたら、駅を発着する列車を駅撮りします!これがまず今日1つ目の目的です。ユニオン駅には、GOトレイン、VIA鉄道、UPエクスプレス(空港連絡鉄道)が乗り入れています。貨物列車はここを通らないみたいです。あとは地下になりますが、地下鉄と路面電車も乗り入れてきています。
事前の下調べで、VIA鉄道が何本か撮影できそうなことは把握していたので、それを待ち構えることにします。
何と言っても今日はバンクーバーから遠路はるばる走り通してきた大陸横断列車「カナディアン」がユニオン駅へ終着する日です。これが撮影できたら花丸満点です。といっても大陸横断列車だと時間単位の遅延が当たり前なので、見かけたらラッキーくらいの心構えでいます。
まずは到着迫るVIAの「コリドー」を迎撃します。ユニオン駅はこんなに必要なのかというくらいホームが乱立していますが、VIAの発着番線は見たところ決まっているようなので、その中から撮影に適した位置を見つけて待ち構えます。
それが上写真のところなわけです。場所を見つけるというか、列車を降りたところが好適そうだったからっていう。ホームが線路の両側にありますし、高さも低いので簡単に線路を横切れそうですが、やっちゃだめですよ~。


構図を決めかねているうちに早速VIAの列車がやってきました!はいはい、これですよこれ!これを見たかった!
列車はVIA鉄道の稼ぎ頭、都市間特急「コリドー」です。これはウィンザー発のコリドー70号だと思います。
ディーゼル機関車に客車数台を連結した列車です。二階建て客車とか制御客車とかがない、正統派の客車列車なのが魅力の列車なのです。


先頭の機関車はGE P42DC形913号機。ジェネシスの愛称のあるディーゼル機関車です。車体を見れば気づくかも知れませんが、アムトラックの主力機関車と同一形式です。基本性能も同じです。細かい点は違うようですが。塗装は独自のルネサンス色で、これがおしゃれで秀逸なんですよね。


「コリドー」の客車は主に2種類で構成されています。ひとつは骨董品のバッド・オールステンレス客車。もうひとつはこのLRC客車です。
LRC客車はもともとその名も「LRC」という専用の列車に連結されていました。高速性を追求した列車で、専用の機関車と客車で構成されていました。後にLRC機関車は廃車されてしまいましたが客車は続投が決まり、現在まで運行されています。機関車の屋根高さとの違いが凸凹っぷりを出していて客車列車っぽいですよね~。
写真の客車は3472号で、1等車(ビジネスクラス)です。1等車は専用のルネサンス塗装に塗られています。左右非対称の躍動感ある塗り分けと機関車と合わせられた黄帯の高さが美しいです。


これはLRCの2等車3307号です。LRC原色塗装と塗り分けは同じですが、裾部分がルネサンスの青緑色に塗り替えられています。


最後は2等車3325号。これはLRC原色の旧塗装車です。ルネサンス塗装が出てきてから日が浅いわけじゃないんですが、塗替えそんなに熱心じゃないんすね・・・。


「コリドー」を見送ったら陣地転換して、GOトレインの撮影に移ります。
GOトレインの乗り場は両側ホームなので停車中の編成写真を撮るには向いていませんわね。26番線ってなんやねん。
写真の制御客車は305号。


ホームを変えてGOトレインの後追い撮影。機関車はMPI MP40PH-3C形653号機(旧塗装)。


望遠でうねうね~。2階建て客車が10両編成くらいになっているので、215系みたいな感じなんですよね。


奥の留置線にはバッド車2両と機関車がいました。あれがまだ現役やってるんだよなあ。


UPエクスプレスの1000形(仮称)1008号がユニオン駅に到着しました。ここからだとよく見えますね。以前も書きましたが1000形は日本車両製です。


貫通型車両が先頭に出ているけど、向きが逆だ~。


VIAの見えるGOトレインの番線に行くと、F40PH-2D形6446号機と骨董品がいました。ちなみに、VIAのホームへは改札を通らないと入場できませぬ。

というところで今日はここまで。


その32へ→


 
 
 


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (えど)
2023-09-22 06:55:26
ミャンマーは日本製の電車が走ってるのは知ってますがアメリカも存在するのは知らなかったです。外国の電車は全長が長いですか?
返信する
Unknown (六丸三)
2023-09-29 06:33:12
数社がアメリカでも鉄道車両を販売しています。車体の大きさは日本よりも大きい傾向のようです。
返信する
Unknown (えど)
2023-10-09 20:23:07
アメリカのバスは飛ばす運転手さんが多いですか?海外は凄いですか?
返信する
Unknown (603duda1)
2023-10-20 19:34:34
荒いバス運転手には遭遇したことないです。乗降時に乗客と軽く話すなどフレンドリーな印象がありました。
返信する

コメントを投稿